Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

値決め食堂にて

2011-04-30 13:07:37 | 消費生活アドバイザー的に
ゴールデンウィークの幕開け。皆さんいかがお過ごしでしょうか?
私は、もろもろの計画に従って1つづつ毎日を「楽しみ切る」予定です。

昨日は、『値決め食堂』⇒詳しくはコチラコチラへ!

誘ってくださったのは、野菜ジャーナリストの篠原久仁子。さん。
毎回、毎回、私の知らない野菜の世界をディープに教えてくれる仲間です。

そして今回のシェフは料理家のたかはしよしこさん。
テーマは「芽吹く季節のオージャスごはん」



メニューは、東北・茨城の食材で
一品、一品が愛おしくあり、シェフのよしこさんの魂が物語とともに伝わってきます。

どれも、しみじみおいしかったのですが、一夜明けても忘れらぬ

ふきのとうやタラの芽の滋味
会津の馬肉のまろやかさ
岩手からきた脂の乗ったキンキン(キンメ)
到着したての元気爆発のコゴミ(←個人的にはコレに感動!)
凛としたイチゴ

こんな素敵な食材が、風評被害によって被災地に埋没してしまうのはモッタイナイ!

しかし、値決めは難しかった。。。

本来の値決め食堂はもう少しガチンコな値決めになるようなのですが、厳密にお金に換算できない、よしこさんと食材に感謝と希望を込めての値決めとなりました。

さて、

オージャスというのは、アーユルベーダ用語で生命のエネルギーのこと。

これは正しい食事で高められ、その結果、自分自身が元気でイキイキした感じになり行動にも活力がみなぎる感じになるってことらしいです。

お客様は、イベントの主旨に共感し、自分の意思で、集まってこられました。
このひと時に、この大地の恵みを受け、その恵みを最大限に引き出す料理人から「オージャス」を受け取ることができる偶然。

店内は、お客さんの笑顔に溢れ、オージャス度がすこぶる高くなっているのがわかります。

食べることへの価値観はそれぞれ違いはあるかと思うのですが、私たちは、自分の活力につながる食が、ただ単に空腹を満たすだけのものでないことがわかっているように思います。

誰がどんな思いで育て、どんなルートで調達され、誰が、どのように、どんな思いで創ったのか。
そして誰と食べたのか。

忘れられない「おいしかったーーー」という感動体験には、何かしらストーリーがあったかと思うのです。

安全宣言が出ている中で、福島県産だから、茨城県産だからなどといった認知のゆがみで、生産と調達が分断されることで、私たちはそういう経験の一部を手放すことになるとも考えられます。

しかし、こうして食材を人と人のつながりで埋没させることなく生かし切る人がいて、恩恵を受けることができる。

ホントのところ、野菜や人体への放射能汚染の有無について安全宣言については、私は懐疑的なんです。

いつまでも終息しない原発のことを考えれば、私自身も震災直後よりも今の方が目に見えない放射能についての恐怖はかすかに高まってきているように思うのです。

しかしながら、そんな中でも、
遠く離れた被災地と、共に生き、経済を動かして行く。

どうせ売れないと産地や市場で埋没していく野菜たち。
なのに、被災地応援フェアで完売する野菜たち。

・皆んな応援したくて購入している訳だよね?
・でも、いつまでもイベント用にそれなりの価格で卸す農家さんでいいはずないよね?
・そしてその応援プライスは持続可能なのでしょうか?
・被災地の方は、安全と宣言された地元の野菜を食べているのですよね?
・被災地の消費者と被災地以外の消費者の違いは何なのか?
・消費者は本当に買ってくれないのでしょうか?
・消費者こそが産地から信頼を失っているのではないのでしょうか?

自分の中に、様々な問いが溢れてきます。

「被災地のために、私たちに何ができるか」

被災県でありながらも大きなダメージを受けていない農家さん達が「以前のように本来の仕事を当たり前のようにできるようにする」のも間違いない支援です。

先日ラジオで、物資が一通り行き届き始めた避難場所の一部からは「私たちはモノもらいじゃない、自分でできることは自分でやりたいんだ」という声があるということを聴き、その活力に頭が下がりました。

「そんな気になれない」とか言う理由で、我々がボヤボヤしている場合ではない時期がきています。

よしこさんの魂のお料理で、私もいっそうのオージャスを高めることができました。
つないでくれた、野菜ジャーナリストの篠原久仁子。さん、いつもありがとう。

まだまだ若い2人の仕事からますます元気になった1日でした。


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あの元気なCM

2011-04-29 12:14:15 | ちょっと感動
今日、東北新幹線が全線復旧しました。

私も、5月は仕事で福島・青森・山形と東北に向かうことになっており、またつながれることをうれしく思っています。

皆さんは、もうご覧になりましたか?
あの元気なCMを。



九州新幹線開業のCMです。

大震災の翌日に開通した九州新幹線、おめでたいのにお祝いができていませんでしたネ。

幾分は、東日本でも放映の予定があったのかもしれませんが、何しろ開業当時はAC(日本広告機構)の映像ばかりでしたし、何よりも今以上に緊迫した日が続いていましたので。

国をあげて、地域を超えてという状況ではありませんでしたネ。
それこそ、本当に自粛しないとヒンシュクみたいな雰囲気になっていましたし。

この動画はmixiで紹介されていたので知っていたのですが、九州のお客様が1日に20回・30回と見たくなるとメールに書いていらっしゃり、本当に大好きな理由がわかります。

脳内から元気になれる物質出てきます・・・

聴いているFM放送から
「僕たちの元気を2倍にしよう、そして半分を被災地に送ろう」とCMが流れていました。
私は、震災直後、被災地から力を分けてもらいました⇒コチラ
だからこれからは倍返しです。

被災地に送る前に、もしかしたら「身近な人」にアリガタメイワクでも送る接点があるかもしれません。

テレビやラジオから流れてくる『頑張ろう、日本!』という掛け声。

皆さんは、今、何で頑張っていますか?

私は、自らが健康であり、自分の仕事の中で、今まで以上に研修が及ぼす影響(研修効果)を上げていくことで頑張っています。

間接的かもしれませんが、自分らしさで頑張りたい。

そして、これからの復興の小さな1歩1歩を一緒に喜んでいきたいです。

このCMのように熱狂的に。

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上を向いて咲く花

2011-04-29 00:28:48 | 他愛もないこと

八重桜の季節も終わりつつあります。

今年は、例年よりも季節の花々を目で追う日が続きます。

ハナミズキも元気です。
空を押し上げて、例年と変わりなく、上を向いて咲いています。

研修の時に、『上を向いて』『前向きに』とは、震災後、受講者の方から頻繁に聞かれるフレーズです。

まだ、元気になれていないとも聞きます。

個人の気持ちの問題ですから、しょうがないですが、
私には下を向く理由もありませんし、むしろ元気倍増計画を拡散する役割りと認識しています。

東北を生産拠点としたメーカーの生産の停滞や、消費生活の縮小が経済へ影響を及ぼしてきました。
無用な自粛行動になっていないかは、理性で判断していこうと思うのです。

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データが導く節電行動

2011-04-27 23:08:18 | 消費生活アドバイザー的に
先日、最少新記録を出したわが家の電力消費事情でございますが、
2008年に遡ってもう少しデータを詳しく見てみました。

消費量を記した明細書はもう処分してしまったため、通帳から請求金額を拾って知ったのですが、

2008年1月からの請求金額の平均が2,759円/月だったこと。

5年ぐらい前には、考えられない金額。

特記すべきことは、
・3ドアの冷蔵庫を単身者用の小さい冷蔵庫に変えてからの減少幅は特に大きい。
・1・7・8・9月が平均比10%~15%増となります。

この4カ月はエアコン使用が増える時期です。

1月は灯油が切れていた為に、エアコンに頼ることがなんだかんだ言ってあったんでしょうね。

実は、ワタシは今以上特殊な節電行動ってできんのかなぁ・・・って思えているんです

問題は、ことしの夏をどう乗り切るか。
中東から、化石燃料が無償で提供されていますが。

仕事の特性上、外回りが少なく外気や紫外線に触れることは比較的少ないので何とかやっていますが、夏が極度に苦手な私に高温と強烈な日差しは何よりもストレスの要因です。

8月は登壇が少なめになり、在宅での仕事が中心になるのでエアコンは必要になります。

冷やしすぎると必ず腰に来るので、通常28℃、夜も途中でタイマーがOFFになるように切って寝ています。

暑くても爆睡できる体質なのが幸い。

もし、夏場に計画停電が実施される状況になったとしても、我が家のササヤカで慎ましい電力消費事情に鑑み、これ以上の節電の努力ができるのかが微妙です。

家庭の消費電力の6%に相当する家電製品の待機電力は徹底して削減しますが、エアコンの使用を減らすには、日中コーヒーショップをはしごして仕事するとか、山に籠るとか、暑くても寝れる強みを生かして昼夜反対の生活を送るか・・・

カルト的になりそうです・・・

あんまりマニアックなのはズボラな自分には向いておらず、「節電の為に何をするか」よりも「節電のために何をやらないか」を考えていきたいです。

そうは言っても、現実的なのは、継続課題である「薄着に耐えられる体型作り」と「暑さに負けない身体作り」をつくることぐらいなんじゃないかと思っていますケドね。

この50日ほどは行動を定着させるには必要な時間でしたが、私にとって節電は、もはや努力すべき課題ではなく、もう当たり前のことを当たり前にやるだけです。

取り組みの優先順位を、上げていただく必要のある方は他にいるのだと思います。
生命や安全が脅かされる人がいない夏に一緒にしていきましょう。

そして、長期的には、原発に頼らない低炭素社会を。

一日も早く福島の皆さんが安心して暮らせる状態になることを願って48日経ちました。

来月、福島県で登壇します。
与えられた機会の意味を問い、心を整えて臨みます。

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節電女子、現る

2011-04-24 12:00:18 | 消費生活アドバイザー的に
先日、自宅の郵便受けに入っていた東京電力の「電気使用量のお知らせ」なんですが、
とんでもない数字を叩き出してしまいました・・・。



ちなみに、40代女性単身世帯(SOHOで仕事)、20Aで契約。
請求予定額:1,628円(前月比▲544円)
使用量:70kWh(前月比▲35kWh)

さらに驚愕したのは、昨年同月の電力使用量は147kWhでしたから、ナント!前年比50%以下になっていました。

えーーっと、ちなみにロウソクで過ごした日はありませんからね
ちゃんと明るい部屋にいますよーーー。

やったことは、

・洗濯物の室内干しの際に使っていた除湿機の利用頻度が減ったこと。
・炊飯を圧力鍋に変えたこと。
・仕事の時もアイロン不要の服やハンカチとしたこと。
・白熱電球の一部を蛍光灯電球にしたこと。
・モデムはインターネットを利用する時のみ電源ONするようになったこと。
・テレビが何となく点いていることがなくなったこと。
・待機電力は徹底してカットしたこと。
・床の掃除の際には、ホウキとチリトリを駆使したこと(←これホントいい!)。
・暖房器具は、この期間は使わなかったこと(←もともと寒さに強いので)。

まあ、この程度のことは消費生活アドバイザーとしては、知識としてあって然るべしなのですが、

「知ってる」を、いかに「実践する」し、「習慣化する」かはまた別なんですよね。

まあ、ブレーンストーミング的に、アイデア出しをし、持続可能なことだけ無理なくやってきたつもりなのです。

中には、「共同生活を営むこと=結婚」なんていうオプションも用意されていたのですが、それ自体は明確な行動にはつながっていません・・・。

何か我慢したとか、不自由になったことが特段ないからビックリなんですヨ。
まあ、共同生活者がいない分、かなりのマイペースであることは否めませんケドね

「使わなさすぎても東京電力の売上が・・・」そんなことを言いかけた人がいましたが、
「えっ、別に、使わなさ過ぎてる訳じゃないから」

電気料金の値上げや、東京電力への公的資金の投入の賛否が炸裂していますが⇒コチラにコメントあり

「上げる・上げない」「投入する・しない」という2つに1つの答え探しにアツくなるのは、自分の暮らしを客観的に数値で見直してからでも遅くないような気がします。

コメントを読みながら「認知のゆがみ」の例題探しに困らない。

民間企業な訳だし、普通に考えれば、事態を収束させることに全力を尽くしながら、リストラも断行するのが、民意への配慮にもなりましょうし、何でも段階的にって感じがしますが、

公的資金を投入するならこちらも客観的なデータをしっかり示していただくことなくして国民の同意は得られんでしょ?

当面は、

「その電気、本当に必要?」って問うだけでも、私たちの家庭用の使用電力を減らすことができます。

また、自分がどれだけ電気を使っているかわからない、どこに節電の余地があるのか知らずして、値上げ分が生活経済・経営に及ぼす影響は予測できないでしょう。

生活の潤いや健康維持のために、ストイックになりすぎる必要はありませんが、必要ないのに使う理由はありませんしね。

20年前から、家庭用電力の使用量は2割増に対し、

ISO14000シリーズの認証取得をしているような大口事業者って、過去に勤務した経験から徹底的にやってるという印象でしたが、ホントどうやって15%の電力消費に挑戦するのでしょうか?

もともと24時間操業のところであれば、シフト勤務は特別なことではないかと思いますが、長年シフト勤務で働いてきた立場で言えば、夏の体力が落ちる時期に不規則な生産ラインでの勤務はしんどいでしょう?

家庭用電力は、まだ絞れるはずです。

照明を落とした個人営業の飲食店などの何とも言えない物さびしさ。
こういうところが、倒れないでいてほしいと思います。

震災後、結婚指輪が売れているとのこと。

もともとお付き合いしていた方々は、結婚に弾みがついたり、そうでない方は、心細さに端を発し、パートナーを探しが加速化したことが一因とのことです。

私自身は、心細いという気持ちはあまりなかったのですが、この時期にパートナーがいたら、また異なった見方や行動ができただろうなぁとは思いましたし、

特定の誰かを大事にしてきたという実感がないのは、隠さずに言えば、さみしいことでありますよ。

カカッテコイ キタレ、セツデンダンシ!?

節電女子、余剰エネルギーの配分先、考えるべし。

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2次被害を防ぐ

2011-04-24 01:23:24 | TA(交流分析)
ジョギング中に、迷っている「いわき」ナンバーの車に出会ったのは4月2日のことでした。

『どちらまで行かれますか?』と尋ねた5人乗りの車の中には、高齢の方を含む5人と布団が一組後部座席に乗っていて、声をかけると近くの都営住宅まで移動されるとのことでした。

運転手のお父さんと思しき方の表情は硬く、憔悴しきった様子であることは間違いありませんでした。

まだ桜の蕾の固い頃でした。

たまたま通りかかった見知らぬおばあちゃんと一緒に道をご案内し、車が見えなくなるまで見送りました。

はる:「あの方たちは、福島からいらっしゃったようですよ」
おばあちゃん:「あー、そうだったのぉ。怖かっただろうね、寒かっただろうね」
はる:(同感)

しかし

福島から来たってことで、子供が中傷されたり。
転入にあたって、被爆していないという証明書の提出を求められたり。

正直、ビックリするようなことが連日ニュースになっていて、心が痛いです。

自分がそうだったように、子供も大人もミスをしながら成長するものだと思う。
しかし、致命的なミスは少ないに越したことはない。
(今回はあえてミスと書く)

私たちの理性は時として曇る。

そういう時というのは、えてして我々の中の司令塔部分が個人の強すぎる価値観や根拠のない推論や妄想で機能を失っている状態ではないかと感じています。

(交流分析では、『成人(A)の親(P)または子(C)による汚染』という表現が近い)

司令塔部分は、収集した情報を分析したり、吟味したりして、次の行動を決めている。

収集している情報は足りているか?偏りはないか?
分析や吟味の結果、選んだ行動は、現場で起きていることに効果的に対応できるか?

私は、温度差はそれぞれあっても、「日本が一つになって」とか「団結」という言葉は、決して絵空事ではないと思っています。

福島からの転入者への心ないニュースに対しては、驚くことにSNSのmixiでは毎回4桁の件数で日記が寄せられていて、部分的に見てみると、「我が事」として「怒り」や「冷静な評価」が大量に連なります。

表現は、いろいろあれど、少なからず共鳴・共震して響き合っているのを感じます。

枝野官房長官は、一部の事件を「過剰反応」だという言葉でお纏めになりましたが、私は「諸々の欠如反応やろ?」と感じました。

今日も、福島県出身の方から

「福島のせいでいろいろお騒がせして申し訳ない」と言われました。

これが2人目です。

私は、東京の次に研修の仕事で多く訪れているのが福島県です。
「全ての福島県人がそう言う」と言うつもりはありませんが、いかにも福島県人らしい表現だと感じます。

フクシマノセイッテ、ナンモワルイコトシトランヤロ・・・

すでに、各地で被災者の方をお迎えになっている地域もあると思いますが、
読者の皆さんだったら、福島から避難して来られた方と接することになった時、どう迎え、場合によってはどんな言葉をかけますか?

また子供がいる方は、どのように子供に接し方を教えますか?

ほんの極端な事例であったと信じたいのですが、このような2次被害を減らすためにも、少しでもわかちあい、必要な人に情報として届けたいのです。

私は、悲しみや不安がいかほどか知ることはできなくとも、気持ちには沿えるようでありたい。
まずはゆっくり休んでいただき、私は長く支援できるようにまずは自分の仕事で頑張ります。

そう自分の意思を伝えたいと思っています。

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100,000年後の安全

2011-04-17 02:15:54 | 消費生活アドバイザー的に
今日、Webで知った映画『100,000年後の安全』を観てまいりました。


映画『100,000年後の安全』


吉祥寺バウスシアターで、限定1週間の公開の初日。

考えさせられました・・・。

ノンフィクションのドキュメンタリー映画です。

世界で初めて、使用済み核燃料を再処理しないで、地下に埋蔵することを決めたフィンランドのプロジェクトの専門家の様々な角度からの問いに対して、繰り広げられるディスカッションが中心となります。

原発がいかに恐ろしいものなのかという、「恐怖のスタンプ集め」をしたかった人にはちょっと拍子抜けするのではないかと思います。

さて、

今、世界各国にある使用済み核燃料が生態系に対して無害となるのには100,000年かかるそうです。

それを踏まえ、

100,000年後まで、地下に使用済み核燃料が埋蔵されていて、決して掘り起こされることがないよう後世に伝えていくことが可能か?

この問いに対してのディスカッションや更なる問題提起が映像の中心になっていました。

ネアンデルタール人・クロマニョン人の時代が生きていた時代から現代人へと人類が進化してきた年月は100,000~200,000年に相当します。

100,000年後、言葉が違う可能性、高度科学技術への関心が失せた文明社会になっている可能性、使用済み核燃料が「お宝」になっている可能性・それが掘り起こされる危険性など、

正直、今のままでは100,000年後、地球あると思っていなかった私にとっては、目が点。

私が描く未来というのは、何世代ぐらいをイメージしていたのか?
人によって違えど、私が現実問題として思いが至るのは、残念ながら「3世代」ぐらいまででした。

この映画の中で紹介されたフィンランドは「30万世代」後まで、安全を保障できるかにフォーカスしているのです。
それを大真面目に検討している専門家たちの描かれようと言ったら、もはや映像表現ともどもSFの世界を観ているよう・・・

自分が考えてきた3世代先ぐらいの未来というのは、宇宙・地球誕生からの歴史からすれば、ほんの一瞬。
そして、水道水の安全性とか、野菜の安全性について右往左往しているこの一カ月は、さらにそのまた一瞬です。

そんな一瞬を共に生きていくことで精いっぱいの私に、100,000年スパンで原子力を考えることは新鮮極まりない体験・・・

さて、

キュリー夫人が、放射性物質を発見し、このお宝により電気というパワフルなツールで文明を発達させてきていながら、使用済みの核燃料の廃棄方法は各国が今なおも手探りであります。

フランスやイギリスに使用済み核燃料の処理を断られた日本だって、六ヶ所村の再処理工場はいまだ安定稼働に至っていません。

そして、福島の原発は、未だ制御不能です。

我々の暮らしが、このような「コントロール不可能なエネルギー」によって支えられている危うさ。

この映画の訴求ポイントは、原発を即時停止することとは「別に」、使用済みの核燃料の処理についてです。

私は、原発についてこれまで記事にしたことはありませんでした。

原発を推進していいのか?、即時停止するか?のような論議が活発化していますが、私は、このような論議には熱くなれませんでした。

決して無関心なのではなく、推進やむなしと諦めている訳ではありません。

代替エネルギーとして再生可能な太陽光・太陽熱・風力エネルギー・水力エネルギー他のエネルギー効率や安定性、CO2排出量を考えれば原発の即時停止を声高に叫ぶのはあまりにも乱暴ではないか?

また、原発を止めて、休眠している火力発電所を稼働させれば電力は補えると言った記事を読んだことがありますが、化石燃料だって有限ではないですか?

身近なところで原発の恐怖に怯える方のことを思えば、「今すぐ停止しろーーー」ってデモに参加したくなる気持ちはわかりますが

再生可能エネルギーのパフォーマンスを上げる技術開発・実用化を急いで実現しながら、段階的に原子力依存度を下げて行きながらなんじゃないの?

ただ、今回、この映画を見て、私自身が原発に反対する理由が明確になりました。

地震から決して逃れられない我が国で、福島第一の危機的状態、他の原発の抱えるリスクだけでなく、

乱暴な言い方をすれば、

「未だ効果的な処理方法が確立していないこの得体の知れないエネルギーや枯渇が予測されるエネルギーによって、刹那的な悦に入り浸り切りながらも、それでも成長できるんじゃないかと思っているのはどうかと思う」

そして、例え、日本に原発が無くなったとしても、六ヶ所村の問題はまだまだ残るということ。
そして、地層の安定しない日本は埋蔵には決して適さないということ。

チェルノブイリの後に高まった反原発活動もいつしか忘れ去られ原発は推進されました。
一時の感情の高ぶりで賛成・反対するだけでは、すまない問題のように思います。

私も、本格的に目が覚めました

当たり前のようにジャバジャバ電気を使っていた時代を基準にして、エネルギー構成を操作するのではなく、大量生産・大量消費の経済社会や、大量の電力消費によって「悦に入る暮らし」は、「持続可能」なシフトチェンジが必要だと思うのです。

ウーーン、ジハンキニパチンコ・・・

この夏は、本当に個人も法人も皆が知恵を絞り、自己を統制し、本当に必要な人が電気を利用できるように力を合わせる必要がありましょう。

無関心ではいられない電気の問題でございます。

映画上映後、観客の半数がその場に残り、意見交換会を行いました。

その中で、この映画を知った人のほとんどがWebで情報収集したとのことでした。
配給会社の社長が、Webの使用頻度の低い人へもいかに告知していくかが今後の課題とおっしゃっていました。

震災後、我々の行動や発言には多少は、ITを使いこなせているか否かの格差「デジタルデバイド」が現れていると感じます。

情報の有無が別ける大きな格差は、「物質面・経済面でのリッチさ」ではなく、

無駄に情報を鵜呑みにしたり、振り回されて疲弊したり、他者のリーダーシップに任せ切るのではなく、「自分の意思や自分の信じる価値で生きること(自分勝手に生きることではない)」や、「社会に参画し関わりの中で主体的に生きている満足感」といった「精神的なリッチさ」みたいなそんな感じがしています。

その一方で、ライフライン化しているインターネットへの「つながり」が絶たれても、地域社会で人と人との「つながり」でこの苦難を乗り越えようとしている被災地の現状もあります。

わずか90分の映画ですが、大きく視点が変わった時間でした。

この映画の情報にアクセスできない方が近くにいたら、どうかお話下さい。

上映中の映画館は⇒コチラ

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会津からようこそ

2011-04-12 18:01:51 | 消費生活アドバイザー的に
震災から1カ月、地震の揺れは情け容赦ないです。
東京も震度3程度の揺れはありますが、東北・北関東の比ではありません。

久しぶりに生鮮食品の買い物に出かけました。
被害の大きかった東北地方の青果は店頭にはありません。
まだ、多く出荷できる状態にないのか、市場で止まってしまっているのか。

いつものランニングコースの少し先、中野区野方に「会津・喜多方」のアンテナショップがあるということで出かけました。



愛土゛屋 あいづや

店内には、常にお客様が入れ替わり立ち替わりでした。
会津地方の野菜が中心の品ぞろえでした。

今日は、そこで野菜と玄米を購入してきました。
伊達のいちご以来の「よくきたね~」



玄米4kg、カブ・ニラ・玉ねぎ・ニンジン・きゅうり・リンゴ・しいたけ

私が、福島で一番最初に仕事で訪れたのが「喜多方市」。
「喜多方ラーメン」で広く知られ、新潟との県境にあります。

放射能汚染は大丈夫だっただろうけど、これらの野菜も土の中で怖いを思いしただろうに。

まずは、我が家の椅子に座って休んでいただきました。

それにしても、きゅうりの爆発的な曲がり様と言ったら、「食べて!」と言わんばかりの元気さ。
しいたけの肉厚ぶりといったら、シンプルに焼いて、しょうゆをジュッとかけるしかないな・・・
(4月13日時点では、伊達市、新地町、飯舘村の露地栽培のしいたけは出荷停止・自粛状態です)

安全とされているものに安心するかは、自分で集めた情報に基づき、私は自分で決めます。

何となく買い占め、何となく買わないなんて、あまりにも悲しい消費者行動。

東京に住む私たちに電気を供給する原発が、福島にあるという現実。
風評被害から守るのは、私たちの役割と思えてしょうがないのです。

末長く、応援させていただきます。

どうか、春の種まき・田植えが無事迎えられますように。

心より願っています。

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桜の道を走る

2011-04-11 15:04:16 | ビジョガーへの道

怒涛の新入社員研修・5連続登壇は無事終了しました。
連日フレッシュな新入社員の皆さんと過ごしておりました。

人事ご担当の方からの、「厳しくしてください」のご要望に対して、やたら怖い講師を演じるのは、自分としてはちょっと違うと思っており、

毎年、新人の不安に寄り添いつつも「『厳しさ』を教える」という主義を貫いています。

例年、「叱る」という行為は、どこのクライアントでも、多少なりとも生じる訳ですが、いかに、意味を持って叱り、修正すべき行動の意味を理解しどう自分のものにしていただくか。

年は、20才ほど違うとは言え、大人のぶつかり合いです・・・。

そんな感じで仕事に集中しており、夜のランニングは控えておりましたので、週末は「お花見ラン」でした。

いつもは、西武新宿線の野方駅~井草駅の沿線を、コースを変えながら走るのですが、土曜日は、桜のスポットを押さえつつ『井の頭恩賜公園』まで往復18kmのラン。

お天気が今一つでi-phoneのカメラなので写りはイマイチですが、
さすがの井の頭公園です。



去年も、若干ですが、ブルーシートを敷いたお花見客の方がおいでになっておりました。
昨年に比べれば少ないのですが、その分、散歩客の方で賑わっておりました。
皆さん、静かにしみじみと桜を愛でいらっしゃったのが印象的でした。

日曜日は、いつもの妙正寺川沿いの遊歩道(杉並・中野区内)を中心とした10kmコースです。

中でも、その一部杉並区の妙正寺川公園と早稲田通りの間にある遊歩道は、しだれ桜がエライことになっていまして、ほぼ歩道がトンネル状態です。



こちらも多くの散歩客でにぎわっており、観光地化してました。

それにしても枝垂れ過ぎかも・・・。



我が家から1kmほどの中野区の鷺宮にある都営住宅には、福島県から被災者の方が、避難していらっしゃっているかと存じます。

慣れぬ土地での暮らしとなっているかと思いますが、少しづつ息長く応援させていただければと思って、近辺を走っています。

自宅前の花壇では、チューリップも満開の時期を迎えています。




今日で、震災から1カ月。
ソメイヨシノも雨や風に耐え、幾分、花期が長いように思います。
改めて「できることを継続して行う」と約束します。

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やめないよ

2011-04-03 16:27:00 | しごと・キャリアのこと
私は、サッカーのことをブログの記事にしたことがありません。
しかし、過去に三浦知良というサッカー人を、リスペクトしていることは書いたことがあります。

3月29日の「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ 日本代表×Jリーグ選抜」で、私は、カズのあのゴールを見て歓喜の涙を流し、震えました。

横浜FCに移籍したあたりから、今も日本経済新聞でカズの『サッカー人として』というコラムが不定期で連載されて、実はこれを読むのが私のひそかな楽しみでした。

年齢的には、少し先輩。
若い時から、何かと話題性に富み、いつも「あっ」と言わせる何かがあったけど、ここ数年のカズは、本当に大人で、選手としても模範的で、父として人として、いい意味で力が抜けているからできる陰ながらの活躍があったと思います。

以前は、この「サッカー人として」というコラムは、カズのWebサイトで見ることができていたのですが、随分前に消えてしまい、残念に思っていたところ、出版されていました。

タイトルは『やめないよ』



もうタイトルだけで、自分も老けこんでる場合じゃないなって思えてしょうがない・・・

改めて読み直すと、口語体で書かれたコラムは、自然体でさらっと読めるけど、一流選手でありつづけることができているからこその深さと愛にあふれ、自分の立場や責任、一流のセルフコントロール力について考えさせられてしまいます。

そして、飽くなき向上心や自分の選んでいる環境の中で、サッカーやそこにいる人に真摯に向き合い、いつも願望を語っているそんなカズに、私自身が、心底、憧れるているのに気づきます。

私にとって、希望や勇気は、与えたりもらったりするものではない。

カズの存在自体が希望であり、その存在に憧れ、ただ未来への勇気が湧いてくる。

『やめないよ』

私のモチベーションを維持できる大事な1冊。
カズ、ありがとう。

いつまでも、現役感を持って現場と響き合える自分でありたいと思います。

やめないよ (新潮新書)
クリエーター情報なし
新潮社




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変化を共に創る

2011-04-01 23:21:40 | しごと・キャリアのこと
今日は、多くの企業・官公庁・自治体・各種法人で新入社員・職員を迎えました。
超・就職氷河期を乗り越え、東北関東大震災から1カ月も経たずしての入社・入庁でした。

盛大な式典に変わって幾分簡素化されてはいるとは思いますが、組織トップからの歓迎と激励は、例年と遜色なくまたそれ以上だったことでしょう。

それに応える新入社員・職員の誓いの言葉。
それぞれが強い思い・強い気持ちで社会人としてのコミュニティに入ってきていると思います。

週明けから、新人研修が本格化します。
平常心で臨む予定ですが、例話に震災に絡んだ内容をいくつか用意しており、冷静に本質を太く伝えていきたいと考えています。

ショウジキナミダグマナイカガシンパイ・・・

新人研修では、「教える」ウエイトが高まります。

1年ごとに大きく変わることがない普遍的であり社会人のコミュニティが大切にしている価値、考え方、行動・所作について、それぞれの意味とともに教えること。

準備をしながら思うことは、講師としては企業側のニーズに応えることはもちろん大事な訳ですが、これから復興という使命を分かち合う彼らに教えることは、

日本の職場が、「置き去りにしてきたもの」でありながら、多くの人が、心の底では「本当はそれが大事」と思いながらも、今も声高に言うことを控え、温め続けていることについて、

いつもの年以上に明確に伝えていきたい。

ほんの一例をあげるなら

「競争」の勝ち負けではなく、お互いが貢献しあいながら「共創」すること

頑張りたいのに落ちこぼれたり、心の病に陥りそうな仲間を見て見ぬふりしたりしないこと

自分から「教えて」「助けて」と意思表示し、支えてもらいながら健全な心身を保つこと

これから遭遇することの1つ1つの意味を自分で自問自答したり、人と分かち合えること

自分あるいは自分の組織の使命や価値に基づき、問いの答えは「創るもの」であること

などなどは、例年以上に気持ちを込めたい。

1日も早く戦力にと考える事務局側からしたら、もどかしくもとも生ぬるいと思われることであっても憚らない。

理想論や精神論ではなく、事例・自らの体験談(主に失敗談)を通して、わずか7時間ほどの研修の中で、いかに相手の記憶や印象に残るように伝えていくかに集中する。

震災は、日本という国が変わらなければならない(あるいは取り戻さなければいけないものがある)ことを教えてくれました。

他者を大事に考え、助け合い、譲り合い、感謝忘れず、希望を見出す前向きさ、欲はなく、慎み深く、「地域とともに」生きるあの美しい姿と絆の力に、あらためて教えられることが多かったこの3週間。

そして、自分の価値観や経験が作り出している様々な違和感や、なかなか言葉にできない思い、電車の中や街中で静かに共鳴しあう波動・・・。

この3週間は、間違いなく私にとって忘れてはならない時間だったと思う。

そして、自分のなすべきことは、

一生活者として日本の復興の為に足並みを合わせながらも、自らが健康な心身で
この日本の大きな変化の時期に、今の仕事の中で、精一杯の持続可能な変化を共に創っていくこと

である。

このことに努力できなければ、お亡くなりになられた方々を初め、今なおも心身ともに癒えぬ傷や不安と闘う被災者の方に顔向けできません。

そして、

『後世畏るべし』

この不安定な時期に、逞しくこの世を切り拓いていこうと社会に飛び込んできた若者達に敬意を持って臨みます。


コメント (2)
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