Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
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最後の始まり

2008-05-26 23:51:34 | 他愛もないこと
30代最後の1年が始まりました。

年々、誕生日を迎えると1年が経つのが早いなあと実感します。

去年は、いろいろ新しいことが始まりました。
明日からも初めてのことが目白押しです。

今の私は、昨日と同じことの繰り返しのない毎日です。退屈ではありませんが、変化に対応しつつ、自分を保つ難しさを感じます。

若い時は、年を重ねることを恐れたものですが、今のところ恐れるものは、落ちてきた基礎代謝ぐらいでしょうか(爆)

自分を歪めることなく、今のまま、自分に正直な1年にしたいと思います。

1日1回ありがとうございます。

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一流の上生菓子

2008-05-25 20:33:09 | ふるさと・石川

生臭さが伝わりそうな記事が続きましたので、話題を変えて。

2日目は、姉と金沢の卯辰山寺院群へ。

私どもが生まれたのは、このお寺の密集する中です。

歩いたのは姉おススメの「心の道」。53の寺院を結ぶ散歩道です。

加賀の一向一揆で知られる石川県地方ですが、前田家が信仰したのは日蓮宗です。したがって、この一帯は、やはり日蓮宗の寺院が多いのかな。

何人もの、通りすがりのおじさんに地名の由来や、道を教えていただきました。迷ってるとすぐに声をかけてくれるんですよね(笑)

金沢検定:中級に合格している姉もうなる新情報が満載の散策でした。

そして、散策の締めくくりは、「ひがし茶屋街」での「お茶のひととき」。

写真は、「久連波」でいただいた、「吉はし」の上生菓子。私には初耳の菓子舗でした。

姉曰く、ここは、店売りは一切せず、オーダーしなければ買えない一流の菓子舗だそうです。

茶の湯が盛んな、金沢において、大事な茶会では、お茶会の開催の背景(季節や、開催の目的など)にあわせて、その都度、お菓子をデザインしてくれるそうです。

お茶のお稽古に熱心な姉も、打ち合わせをして作ってもらっているようです。

このお菓子は「五月晴れ」という名前がついていました。

今まで、食べていた和菓子はなんだったのか・・・・
原材料の素材(豆類)と柔らかな甘みと、なんともなめらか。

金沢は茶道が盛んな街です。

千利休亡き後、千家4代仙叟宗室が、前田家に仕官し、金沢に屋敷を持ち京都との間を往来し、積極的に茶道を金沢に広め、没後も金沢の地に眠っています。

そこが、心の道の散策の際に訪れた、月心寺

仙叟宗室が河内から金沢に同行させた、大樋焼(おおひやき)の陶工:大樋長左衛門もともに眠っています。

加賀藩の伝統文化が栄華を極めたのは5代藩主、前田綱紀公の時代。

金沢の文化は、上流階級だけではなく、町民がたしなみ成熟したもの。

この街を離れ、自分のたしなみのなさが、いつも何かの後回しになっていることを、そろそろ何とかしたいと思う日々でございます。

1日1回ありがとうございます。

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酒肴:いかの丸干し

2008-05-22 23:21:57 | ふるさと・石川

こちらも、近江町市場から。

別名:もみいかとも言うそうです。

いかをまるごと、魚醤『いしる』に漬けたのち、内臓まで水分を飛ばした干物です。

表面を軽くあぶって食べます。

小さい時は、塩辛いし、内臓は苦いし、なぜこれが珍味と称されるのかが全くわからなかったワタクシですが、今、思えばこれは抜群に日本酒に合うように思います。

石川の地酒は、香りが強いです。東京でも、白山麓の美しい水で作られた「天狗舞」「菊姫」などは、かなりメジャーになってしまいましたし。

小さい頃から舐めていた石川のお酒は「芳醇馥郁」です。

「いしる」で味つけられたこのいかの丸干しには、輪島の酒蔵「能登誉」などはいかがでしょうか。能登誉は地味なお酒ですが、以前お寿司屋でいただいた時に、口から鼻に広がる芳しい香気に驚いてしまいました。

お酒は、あまり飲める方ではないのですが、香りのあるお酒には、こういう強い味わいの肴が合うようように思います。


■能登のもみいか味見セット


石川県 清水酒造辛口の軽やかで柔らかい味わいの能登誉 大吟醸 1800ml

『ふるさと・石川』カテゴリー爆増中。

1日1回ありがとうございます。




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地魚:めぎす

2008-05-22 01:20:47 | ふるさと・石川

久しぶりに近江町市場を歩きました。

鮮魚や新鮮な野菜を扱い、「かに安いよー」「甘エビどうや」という声でにぎわう『金沢の台所』でございます。

地元の人は、甘エビは買っても、この時期にはカニは買わないでしょうな・・・。

写真は、「めぎす」という地魚です。「きす」とは関係ないようです。

白身のさかなで、さっとゆでて、酢醤油でいただきます。この日帰ったら、母が用意していました。伝わるものですね。

このような、日常の食卓に上る大衆魚は、シンプルに食するのが良いと思いきや、調べてみると干物にしてもおいしいようです。

東京では、あまり流通しない魚でしょうね。

しばらく「ふるさと・石川」ネタが続きます。


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知らなかった兼六園

2008-05-22 00:15:33 | ふるさと・石川

仕事の合間を縫い、金沢に帰省しておりました。

いつも、甥や姪が休みの時に、帰っているので一緒に過ごすことが多いのですが、今回は、「大人の時間」を過ごしておりました。

3泊4日で帰っており、うち2日間は金沢の街を散策してまいりました。

1日目は、金沢駅を出発し、近江町市場、浅野川界隈、兼六園を散策し、あとは市街地へ。

写真は、日本三名園のひとつ、兼六園の徽軫灯籠(ことじとうろう)です。

金沢を旅し、兼六園を訪ねた方ならたいてい記念撮影に選ぶ場所です。

兼六園は、簡単に言えば、加賀藩:前田家の庭です。「松」の曲線美の美しい庭園です。

今回の発見ですが、幹のえぐられた松があったこと。

これは、太平洋戦争の際に、政府の指示で軍用航空機の燃料にするために松脂を採取したあととのこと。

金沢は戦禍を免れた街であり、戦争の爪痕が少ない街でしたが、こんなところで、戦争の引っかき傷に遭遇するとは思いもよらず、新しい発見でした。

旅行会社の調べによると、今年の連休の金沢は京都に次ぎ、国内旅行客が多かったとのことです。

この日、兼六園を巡る観光客は、韓国・台湾からのお客様が多いようでした。しっとりとした兼六園も、エネルギッシュな雰囲気に包まれていました。

金沢駅前には、ホテルがかなり増えていました。1年ぶりに帰省しましたが。観光インフラの整備や町並みの保存には力が注がれているように思いました。

金沢は、観光客の受け入れも十分ですし、何か尋ねても、返答は実に丁寧で親切な街だと思います。

1日1回ありがとうございます。



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忘れない上司の教え

2008-05-17 13:44:06 | ちょっと感動
今年は新入社員研修を担当したこともあり、自分が新入社員だった頃に遡って、思いをめぐらせることが多かったです。

新入社員の時に出会った上司の教えというのは、やはりその後の職業生活において、多かれ少なかれ自分なりの行動規範を形作ることになろうかと思います。

私が歩いてきている業界は、基本的には若い産業であり、人材育成のスピードが速く、私も人づくりという点では、早期に育成がしやすい規模と上司が揃った店舗に配属され、その後、転勤を繰り返すことになりました。

私が、この時期に最も強く、教えられたことは

『お客様が喜ぶことを常に考え動け』

ということです。もともと接客業ですから、基本中の基本。

それから、中途採用だけど同期入社の方からは

『熱なった方が負けやで』

これは、感情的になった方が負けということで、今風に言うと、「先にキレたら負け」ってこと。

これも、客商売なんで当然なのですが、自分よりも経験の長い小生意気なアルバイトに対して、素直に頭を下げて教えてもらうことができたことや、女性ばかりのドロドロな人間関係の中でも笑っていられたのも、この言葉のおかげ。

感情の濁流に飲まれて、合理的な判断の機会を逃したり、余計な仕事を増やさないために、救われたひとことでした。

どちらも極めてスタンダードな教えです。

番外編としては、関西人ならではの、おもろい語録

『遅いことなら牛でもできんねんて』

『能ない豚ほど爪を出す』

お客様から「ホルモン焼き」の差し入れをいただいておったあの頃(笑)

いつまでも記憶に残る「新人の頃」の上司の教えでした。

1日1回ありがとうございます。



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大地震と上司の教え

2008-05-16 19:22:33 | ちょっと感動
毎年、神戸の震災を思い出すのは、1月の寒い時期でした。

地震当日、私は、研修の為、神戸の北に向かおうと、駅に向かい近鉄電車(当時、奈良に住んでました)が走っていないことを知り、

家に引き返し、テレビに映し出される神戸の街を見て、何度も回線が不通になっている電話のプッシュボタンを押した記憶があります。

当時、私が勤めていた会社は、フィットネスクラブでした。

阪神地区には、直営・フランチャイズの店舗が非常に多く、被害の大きかった、神戸市東灘区には、開業間もないながらも優秀な店舗がひとつありました。

初年度から、会員数や売り上げ・客単価も順調に伸び、西日本の基幹店でした。

私の最初の上司が、開業時に支配人として着任した後、若手で活躍の目覚しかったG支配人にバトンタッチがなされました。

その矢先に、あの神戸の大震災が起きました。

被害が最も大きかった街に、G支配人の店舗はありました。

被害は大きく、入っていたショッピングセンター全体のダメージが大きく、プールの底は抜け、フィットネススタジオの鏡は割れ、ロッカーは倒れ、

街全体が家屋の倒壊やライフラインの切断などで、大変だった時に、家族の安否を気遣いながら、自分の店の状況を確認に行き、そして街全体の惨事を目にしながら、

いったいどんな気持ちで、街を走り、さまよい、誰のせいにもできない感情を諌めたのだろうか・・・

毎年、春に行われる、全社員が会する会社の政策発表会では、成績優秀者などが表彰されていました。

G支配人の店舗は、当然、業績も良かった訳ですが、その場で表彰されることはありませんでした。

その代わりに、G支配人個人が表彰されました。

表彰内容は

「人命救助」

ステージの上の姿は、終始うつむきがちだったことが思い出されます。

当時、年齢は30歳前後だったと記憶しています。

最初に勤務した会社の記憶と言うのは、だんだんと薄れて行きます。しかし、大切だと思うことのコアな部分は、この会社の上司から学んだと思っています。

「助け合うこと」

私も個人事業主になり、チームで動くことは以前よりも少なくなりましたが、その代わりに関ることができる方々の人数は、勤め人時代に比べて、倍々単位で増えています。

なんだかんだ言って、「助けていただくこと」は多いものです。

「弱ったなぁ」と思う時は、声を出して、助けを求め、逆に、自分ができることで相手の前進に力になれるのであれば、知恵を出し、労力を呈していく。

困った時は、お互いさま。

最近痛感することなのですが、新たに何か学び得ようと思えば思うほど気づくのは、大切なことほど、人生の早い段階で学んでいるということ。

海の向こうの中国では、五輪を前に、あのような惨事に見舞われてしまいました。

国家プロジェクトの遂行と難航する人命救助を並行して行うことは、極めて葛藤を伴なう難しいものと思います。

多くの死傷者が出ましたが、彼らの死が、「犬死」にとならないように、北京五輪が参加者・参加国にとって、平和なスポーツの祭典になることを願います。

1日1回ありがとうございます。


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燕三条系ラーメンと

2008-05-11 14:19:32 | 出張先にて

先日、研修会場を後にし、タクシーに乗り込み、しばらくしてご飯どうしよう・・・と思いながら、運転手さんに、おすすめのお店をうかがいました。

そして、送り届けていただいたのが、ご当地ラーメンの繁盛店「杭州飯店」さんでした。

すごい、満席だ!

ダイナミックな背脂の量については、事前に聞いていたものの、スープ表面は驚愕のぶ厚い脂の膜。

しばし、観察した後、

よく混ぜて食べて、下の方の醤油スープと絡ませて食べました。玉ネギのトッピングと醤油の甘みが絡む、極太の手打ち麺。

まるで、うどん・・・

さすがにメタボ傾向を食い止めるために、スープはあまり飲めませんでした。
帰宅し、wikipediaで調べてくると、なぜこんなに背脂が多く、麺が太いのか納得・・・

燕三条系ラーメン

なるほど、燕三条のパワーフーズということか・・・・

研修が終わってから、次の電車まで2時間あり、先日紹介した

管理される心―感情が商品になるとき

を読んで待ち時間を過ごしました。

企業側寄りに傾きがちな感情管理ですが、顧客の感情にフォーカスはされても、働く人の感情はあまり関心が集まらないものかと。

最近、仕事の中でも、働く人の感情コントロールの問題に対して、心理学的なことではなく、もっと広く捉える必要を感じています。

感情社会学・・・

空腹を満たした後、そんなことを、肌寒い無人駅で考えておりました。

1日1回ありがとうございます。


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新潟でへぎそば

2008-05-09 22:02:19 | 出張先にて

新潟県の燕市に来ています。

燕と言えば、日本が世界に誇る金物の街ですよね。

8時過ぎに、こちらに着いて、夕飯は「へぎそば」をいただきました。以前来た時にも、いただいた「小嶋屋総本店」にて。

そば文化で生まれ育っていないためか、そばのおいしさの感度が低い私です。

そばの香りのするそばって、そうめったにめぐり合えないように思っています。

以前、職場に木曽・開田高原出身の方がいて、そばの旨さを自慢しておられたのが印象的でいつかは食べてみたいと思っていますが。

へぎそばは、織物に使う海草でできた「ふのり」をつなぎに使っているため、独特の歯ごたえとつるつるとした喉越しを楽しむものと思っています。

今日も歯切れの良さとつるつる感を楽しんできました。

店内は、そう混んでもいなくて、接客はとても丁寧でした。

ちょっと丁寧すぎる感じもしたのですが、ひとなつっこい笑顔はこちらが微笑ましくなるほどでした。

お客様に笑顔で接するのはあたり前のことなのでしょうが、従業員間で笑顔があるのも好感が持てました。

「また食べたくて、東京から来ました」と伝えたところ、「うれしいです。ありがとうございます。」と満面の笑顔で答えてくれました。

おつりの手渡し方なども、暖かく、終始、「人柄の良さ」を感じました。

店を後にする時の「ありがとうございまーす」という挨拶に振り返って、小さく頭を下げて挨拶を交わし、気持ち良くホテルに向かいました。

ホテルの部屋ではTBSで「Around 40」が始まります。

アラフォー」真っ只中のアタクシでした。

1日1回ありがとうございます。知らないうちに急上昇・・・


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都心のエナジー・スポット

2008-05-07 18:37:45 | 自分にチャージ

先日、12年ぶりに友人に会った話の続き。

彼から電話をもらって数日後、田町方面での仕事を終え、芝公園に向かって急いで歩いていたところ、

これもまた驚いたことに12年前の恩師に再会しました。

横断歩道で信号待ちの背後から声をかけてみたらやっぱり・・・
お互いに立ち話の時間はなく、新しい名刺を渡して近況のみの報告。

先生のオフィスは、東京タワーの下にあり、何度か訪ねてはいたのですが、ここ数年はすっかり年賀状での挨拶のみでした。

しかし、それ以後も、私は何度も、全く用もないにも関わらず、東京タワーを訪れていました。

最初は「地方出身者のサガか?」とぐらいにしか、気にも留めていなかったのですが、やがて、繰り返されるおかしな習性に気づくようになりました。

それは、

エネルギーが落ちてきている時、夜、ライトが点灯した東京タワーに足が向かう

ということ。

その学校を卒業した後、私は思うように仕事ができなかった時期が長く続くのですが、その中でもいつも忘れないでおこうと思ったことが「いつかは独立する」ということでした。

その「いつか」はずっと決めきれなく、また積み重ねてきたものに自信もなかったので、組織の中で、腐りそうになったり、自分のコントロール方法も今ほど良く知らなかったので、ジグザグ運転を続けていたと思います。

今となっては、精神的には不要なエネルギーを多く使ったと思います。

そんな時に、ここに行くと、現状と本当に進みたい道の「関連」を整理し、気持ちがすっきりして、ジグザグ運転用の当面のエネルギーをチャージできるのでした。

東京タワーの下にいた自分の深いところにいる自分だけが、当時ははっきりと意識できなかった自分の進む道を知っていたのを感じます。

何も怖くなかった12年前。
その後、勇敢さを忘れ、得体の知れない恐れに苛まれた10年。
続く2年間は、自分で決断しながらの歳月。

皆さんにもそんな場所ってありませんか?

1日1回ありがとうございます。どういう訳だか急上昇で驚きっ。


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創業者と後継者

2008-05-04 12:03:32 | ちょっと感動
3月の末に、12年前に中小企業経営を共に学んだ仲間から、電話がかかってきて、先週、卒業以来初めて彼の会社を訪ね、再会が実現しました。

年賀状だけは、やりとりをしていたはものの、同期会でも会えずじまいのままでした。

彼は、最も先代から早くにバトンタッチをされた学生での1人であり、社長に就任したのは30代でした。

会社は、中小企業とて、世界の舞台で戦える最先端技術のプロダクトを開発しています。12年前に比べると、製品の需要はより一層高まり、また就職氷河期に採用できた極めて優秀な若手社員が活躍している楽しみな企業に成長していらっしゃいました。

1時間半ほど、会社の話を聴きながら、専務を交えて組織活性の為のコミュニケーション教育について相談を受け、一緒に組織の中に入って、教育に携わることになりそうです。

それは、今の私には、「ピン」と来ない話であったのですが、うれしい話には変わりはありませんでした。

帰り際に、参考資料として、先代の顧問が4年前に亡くなった時に、葬儀や1周忌・3周忌に列席者に配ったという小冊子を3冊手渡されました。

その日の帰りは遅く、読むことはできず、翌日、移動中の電車で読んでいたところ

ヤバイ、泣く・・・・・

そこには、12年前、後継者としては全く「卵」だったり「ひよこ」だった私たちが、偉大な創業者の跡をどうやって後継していくかという課題を背負い、時に憂い、時に根拠のない自信で自分を鼓舞したあの時間を一蹴する言葉が満載でした。

「最先端技術にはロマンがある」

ロマン:感情的・理想的に物事をとらえること。夢や冒険などへの強いあこがれをもつこと

私の父も、当時は良く「ロマン」という言葉を使っていました。今、私の周囲で起業している人の中で、「ロマン」という言葉はあまり聴かれないです。「ミッション」という言葉は聴かれども・・・・。

久しぶりに「ロマン」という言葉の持つ「ベンチャースピリット」を思い出し、眠っていたものに激震が走りました。

そして、「伝統」の考え方について。

伝統というのは、常に新しく何かを創出することが後に続いていくことであり、それが受け容れられるには、常に現代にふさわしい伝統の表現に努めることが必要であるということも教えていただきました。

いかに、日々言葉をまじめに捉えていないか・・・痛感。

大小問わず、創業者から後継者へのバトンタッチをいうのは、本当に難しいものと感じています。経営哲学、技術力、人的資源や資産の継承など時間をかけて計画的に準備されるべきもの。

彼の偉大な父の死は、実に急であったものの、バトンタッチのタイミングの判断や、顧問として若手の技術力の向上の為に、70を過ぎてもなお、最先端の技術開発に若手と取り組んだ日々を知るに、実に、非の打ち所がない創業者だったと思い知ります。

再会した彼は、会社を受け継いだことプレッシャーはないとは言えないまでも、迷いながらもすっかり社長でした。

良き参謀に支えられ、有能な社員の活かし方を試行錯誤し新しく創出することに不断の努力をしていることを知り、私が年初に立てた「腹八分目計画」は4ヶ月を経過した時点であっさり立て直されることになりました。

現在のレベルで体裁を整えても、進歩はない。
荒削りでも、新しく、高度で、性能の良いものにする努力が大切である。

このことも、いただいた小冊子から読み取った内容です。

この再会は、これからの1年間の過ごし方を大きく変えることになりました。

私の仕事にも迷いがなくなりました。

1日1回ありがとうございます。


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一人で抱えているお悩みをアクションラーニングで解決!

2012年の6月からアクションラーニングのコーチとして活動しています。アクションラーニングとは⇒コチラ
月に1度、アクションラーニングによって、個人が抱える問題を対話で解決する会を開催しています。
アクションラーニングでは、問題を持つ方が問題解決できるのはもちろんですが、グループメンバーも提示された問題を自分のことのように考えながら、チームビルディングや自らのコミュニケーション力向上やリーダーシップなどについて振り返り、学ぶことができます。
◆最新のスケジュール◆
確認・お申込みは、告知サイト「こくちーず」より⇒コチラ