03月11日 15時54分NHK
参照記事
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20210311/2010009712.html
東日本大震災から10年となる11日、福島県や宮城県などで被災して京都に移り住んだ人たちが上賀茂神社を訪れて、被災地の復興を祈りました。
京都市北区の上賀茂神社では、東日本大震災の2日後から毎朝、被災地の復興などを祈るとともに、3月11日には「復興祈願祭」を行ってきました。
震災から10年となる11日は、福島県や宮城県などで被災し、その後、京都に移り住んだ人たちや支援者などあわせて15人が参拝しました。
まず、神職が福島県で収穫された米などが神前に供えたあと祝詞を上げました。
このあと、集まった人たちは拝礼をして、被災地のさらなる復興を祈っていました。
福島県いわき市から幼い子ども2人と京都に避難し、現在は伏見区で暮らしている長谷川沙織さん(38)は「10年目ということで、東日本大震災と原発事故が忘れられないようにという思いで祈りました。避難してから子どもと一緒に頑張ってきましたが、この10年を振り返ると本当に大変でした。これからも震災を忘れないということを胸に生きていきたいと思います」と話していました。