世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

ドーハの歓喜(24)

2011-02-28 00:01:33 | Weblog

そしてエスパルスは、岡崎慎司の選手としての暫定登録に関しては、シュツットガルトの規則違反とは別次元のものであるとニュースリリースで述べている。早速その旨のニュースリリースを出している。




ニュースリリース 2011年2月18日
n岡崎慎司選手のドイツサッカー協会への暫定登録が認められた件について

 岡崎慎司選手のドイツサッカー協会への暫定登録が認められた件につきまして、下記のとおりコメントさせていただきます。

(1)岡崎慎司選手のドイツサッカー協会への暫定登録について

岡崎慎司選手のシュツットガルト移籍に関しまして、日本サッカー協会(JFA)から、2011年2月17日付で、FIFAの選手資格委員会単独裁定者により、岡崎慎司選手のドイツサッカー協会への暫定登録が認められた旨の報告を受けましたので、その旨ご報告いたします。

2011年2月16日リリースの『岡崎慎司選手のシュツットガルト移籍に関する経緯について(補足説明)』において説明させていただきましたとおり、エスパルスとしては、エスパルスと岡崎慎司選手との契約終了日について、事実と異なる報告をJFAにすることはできませんでした。一方で、今回の暫定登録は、FIFA規則に則って行われたものであり、エスパルスとしても、プレイヤー・ファーストの精神の下、異論を唱えるものではありません。

エスパルスとしましても、岡崎慎司選手には是非ドイツのピッチで活躍してもらいたいと考えております。

(2)シュツットガルトのFIFA規則違反に対する申立について

上記の岡崎慎司選手の暫定登録は、エスパルスがFIFAの紛争解決評議会に対して行っ
た、シュツットガルトのFIFA規則違反に対する申立とは別個の手続きとなります。エスパルスによる申立は、既に事件番号が付され、FIFAにより正式に受理されております。本件につきましては、エスパルスは引き続き、FIFAの手続きにおいて、エスパルスの立場を主張して参ります。
http://www.s-pulse.co.jp/news/20110218-3112.html



まあここでもエスパルスは、岡崎慎司にドイツで活躍してもらいたいと言っている様に、是非活躍をしてもらいたいものであるが、この契約はFIFA規則に違反するものでありこの申し立てには「事件番号」が付けられているとも述べている。まあ小生なりにこの件を穿(うが)ってみると、こんなことも推定できるのではないか、とも考えているのであるが。


清水エスパルスとしても、岡崎慎司とは1/31で契約が切れることは当然判っているので、契約更新の話をもっていったのではないか。しかし岡崎はヨーロッパで活躍したいとかねがね考えていたので、その話には乗らなかった。そしてVfBStuttgartからの引き合いの話が最も確度の高いものであると判断できたので、ドーハから直接ドイツに向かったものと思う。シュツットガルトも契約期間が残っていることは判っていたが、背に腹は代えられないのでどこかのクラブがチョッカイを出す前に、契約してしまった、と言うことではないか。

何が背に腹は代えられないかというと、VfBStuttgartは現在ブンデスリーガ1部の18チーム中17位と低迷している。このままでは2部に降格してしまう。ちなみに香川のボルシア・ドルトムントが首位(2/18,NO.16のブログ参照)、長谷部のVfLボルフスブルグ15位。だからだからVfBシュツットガルトとしても、何が何でも岡崎慎司に頑張って降格順位からは脱却したいのだ。1部18チーム中最下位の3チームが自動的に2部降格となる。だからVfLボルフスブルグも危ないところに位置している。
http://jp.uefa.com/teamsandplayers/teams/club=50107/domestic/index.html参照のこと。

岡崎慎司の活躍はスポーツニュースなどに譲るとしよう、と言ってもこのブログではまだ何も伝えていないが、2月17日、欧州リーグ・ベンフィカ(ポルトガル)戦で、敵地リスボンで欧州初デビューした。試合は残念ながら逆転負けだ。



h暫定登録の岡崎、いきなり先発フル出場 ゴールに迫る
2011.2.18 07:06

クリックして拡大する
ベンフィカ戦に先発出場し、試合終了までピッチに立ったシュツットガルトの岡崎慎司(左)(AP)
 サッカーの欧州リーグは17日、各地で決勝トーナメント1回戦第1戦を行い、ドイツ1部リーグのシュツットガルトへの移籍手続きが難航し、暫定的に選手登録されたばかりの日本代表FW岡崎慎司が敵地でのベンフィカ(ポルトガル)戦にフル出場した。試合は1-2で逆転負けした。
 岡崎はJ1清水からの移籍に必要な国際移籍証明書が発行されていないが、国際サッカー連盟(FIFA)が17日、暫定的に登録を認める裁定を下した。背番号31の岡崎は得点には絡まなかったが、豊富な運動量で攻守に貢献した。
 CSKAモスクワ(ロシア)の本田圭佑は故障のためアウェーのPAOK(ギリシャ)戦のベンチ入りメンバーから外れた。CSKAは1-0で先勝した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110218/scr11021807070000-n1.htm
(続く)
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ドーハの歓喜(23)

2011-02-26 10:02:39 | Weblog

しかしFIFAとしても、いくら裁定を求められたとしても「プレイヤー・ファースト」の精神で望まざるを得ず、二重契約であるからFIFA規則に違反しているので1日だけで契約は無効との裁定は出せまい。結局は仮にでも選手登録を認めることになろう。結局2月17日に認める裁定を出している。




岡崎、ドイツで出場可能=シュツットガルト移籍問題で-FIFA裁定

 Jリーグ1部の清水からドイツ1部リーグのシュツットガルトに移籍した日本代表FW岡崎慎司(24)について、国際サッカー連盟(FIFA)が17日、ドイツ協会への選手登録を暫定的に認める裁定を下し、岡崎の試合出場が可能になった。日本サッカー協会にFIFAから連絡が入った。 
 今回の移籍をめぐっては、清水がシュツットガルトと岡崎の契約はFIFAの規則に違反していると主張。このため、海外移籍に必要な国際移籍証明書日本協会から発行されず、岡崎は当初デビュー戦とみられた12日のニュルンベルク戦でベンチに入れなかった。
 清水は契約期間中の1月31日にシュツットガルトとの契約が開始され、二重契約になることや事前通告がなかったことに抗議。今後は両クラブ間で、契約問題の解決策を探ることになる。
 シュツットガルトは17日、リスボンで欧州リーグのベンフィカ戦に臨み、岡崎もチームに同行している。(2011/02/17-22:40)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201102/2011021701046



但しFIFAがVfBStuttgart への暫定登録を認める裁定を出したからと言って、規則違反を免罪されたと言うことにはならない。規則違反になってる可能性が高い(と言うよりもなっている)から、やむを得ず暫定としたものである。したがってFIFA規則違反の申し立ては、妥当なものと看做されたのではないか。今後は両クラブ間での話し合いとなるものと思われる。FIFA規則の内容は知らないが、話し合いの中心は移籍金の額になるのであろうか。

FIFA規則違反の内容は、次のエスパルスの補足説明に記載されているので、それを載せる。なお原文には、表題を除いて文字修飾はついていない。ブログの筆者が付けたものである。但しエスパルスのニュースリリースの表題は赤色であった。また、2/14には2/13のニュースリリースの英文版も発表している。



ニュースリリース
m岡崎慎司選手のシュツットガルト移籍に関する経緯について(補足説明)  2011年2月16日

「岡崎慎司選手のシュツットガルト移籍に関する経緯について」(2011年2月13日リリース)について、下記の通り補足説明をさせていただきます。


1.シュツットガルトからの事前通知(FIFA規則第18-3)について

 FIFA規則第18-3項第1文及び第2文には、下記の定めが設けられています。

「選手と契約を締結しようとするクラブは、当該選手と交渉を開始するに先立ち、当該選手の現在所属しているクラブに対し、書面による通知をせねばならない(第1文)。選手は現在のクラブとの契約が終了するか、6ヶ月以内に終了する場合に限り、他のクラブと契約する自由が認められる(第2文)。」

 本規則の文言上明らかなとおり、獲得を希望するクラブから所属クラブへの、交渉を開始する旨の書面通知の義務は、契約の残存期間が6ヶ月以内であっても適用されます(第1文)。このようなクラブからクラブへの書面による通知があることを前提にして、選手の契約期間終了後の契約機会保証のため、所属クラブとの契約期間が6ヶ月以内であれば、契約期間満了後について別のクラブと契約締結をする自由が選手に与えられています(第2文)。

 従いまして、エスパルスと岡崎慎司選手の契約が終了する2011年1月31日まで6ヶ月以内であっても、他のクラブが、エスパルスに対する事前の書面による通知を行わずに岡崎慎司選手と交渉を持つことは同規則への違反となります。

 エスパルスは、各種報道等から、シュツットガルトが岡崎慎司選手に興味を持っていた可能性は認識している一方、シュツットガルトからは、岡崎慎司選手との契約交渉を開始する旨の通知を受けておりません。


2.国際移籍証明書(ITC)の発行について

 岡崎慎司選手の国際移籍証明書(ITC)の発行は、(財)日本サッカー協会(JFA)が行う手続きとなります。

 2011年2月1日、エスパルスはJFAより、シュツットガルトがドイツサッカー協会を通じて行なった岡崎慎司選手のITC発行依頼がJFAに届いた旨の連絡を受けました。ITCの発行依頼には、「新しいクラブとの契約の開始日」が記載されています。シュツットガルトがドイツサッカー協会を通じてJFAに通知したITC発行依頼には、岡崎慎司選手とシュツットガルトとの契約開始日が「2011年1月31日」と記載されていました。エスパルスは、2011年1月31日はエスパルスと岡崎慎司選手の契約期間中であることをJFAに説明し、JFAはこれを受けて、シュツットガルトおよびドイツサッカー協会に対して、ITC発行依頼の記載内容が誤りではないかと照会し、岡崎慎司選手とシュツットガルトとの契約開始日を「2011年2月1日」に訂正すべきと指摘しました。しかしながら、ドイツサッカー協会からは、岡崎慎司選手とシュツットガルトとの契約開始日は「2011年1月31日」で間違いない旨の回答がありました。

 このドイツサッカー協会からの回答を受け、シュツットガルトによる明らかなFIFA規則の違反が確認されたため、エスパルスは本件についてシュツットガルトに直接抗議を行なうとともに、二重契約状態を解消すべく、岡崎慎司選手の移籍契約の締結をシュツットガルトに求めました。しかしながら、シュツットガルトがこれを拒否したため、やむなくシュツットガルトのFIFA規則違反についてFIFAに提訴し、その旨をJFAに報告しました。

 FIFA規則第2-6項は、ITC発行の依頼を受けた協会は、当該移籍に関して契約上の問題が無いかどうかを確認し、仮に契約上の紛争が生じている場合はITCを発行しないことを定めていますが、ITCを発行するか否かはJFAがFIFA規則に従って決定することであります。

 エスパルスとしては、エスパルスと岡崎慎司選手との契約終了日について、事実と異なる報告をJFAにすることはできなかったことと、シュツットガルトのFIFA規則違反が明確であったため、これについてFIFAに提訴せざるを得なかったことをご理解ください。
http://www.s-pulse.co.jp/news/20110216-3105.html

(続く)
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ドーハの歓喜(22)

2011-02-25 12:21:04 | Weblog

UELとは、UEFA Europe League の略。(UEFA 、Union of European Football Assosiation欧州サッカー連盟)。岡崎が契約を交わしたと思われる現地時間1月30日、16:31 CETは、日本時間で言うと1月31日の0:31となる。だから岡崎の所属先の「清水エスパルス」では、日本時間1月31日にこの話を聞くことになる。清水エスパルスとしては、1月31日であればまだ岡崎と契約をしている期間なのである。契約期間は1月31日までなので、岡崎の所属は「清水エスパルス」となる。だから岡崎が日本時間で1月31日からVfB Stuttgart と独自に契約することは、許せないのである。だからFIFAに訴えたのである。当然移籍金はゼロだ。

CETとはCentral European time 中央ヨーロッパ時間で、ある基準の時間(UTC)をもとに、UTC+1として求められる時間だと言う。そのUTCは、グリニッジ標準時(GMT)をベースに天文学的、且つ現代的に決定した時間(UT1)をもとに天文学的な誤差を解消するために設けた標準時だという。これを協定世界時(UTC、Universal Time,Coordinated)と言うのだか、小生には正確には、このからくりは理解できていない。時差と言うものを難しく(正確に)表したものなのかは、小生には詳(つまび)らかではない。ちなみに16.31CET→15.31UTC→JST=UTC+9=24.31なので、この記事は日本時間で言うと、1月31日の0:31と言うことになる。だからまだ清水エスパルスとの契約期間内のこと、なのである。ついでに時差で計算すると、今は夏時間でないから時差は-8時間なので、日本時間は16:31+8=24:31となろう。参考までに、中央ヨーロッパとはポルトガルを除くヨーロッパ大陸とスウェーデン・ノルウェイを言いUTC+1、イギリスとポルトガルはUTC+0をCETとしていると言う。



o“岡崎選手の契約 規則違反”
2月14日 15時46分

サッカーのドイツ1部リーグ、シュツットガルトが、日本代表のフォワード、岡崎慎司選手と結んだ契約について、元の所属先のJリーグ、清水エスパルスは、国際サッカー連盟=FIFAの規則に違反していて、このままでは「移籍は認められない」とする見解を明らかにしました。

清水エスパルスに所属していた岡崎選手は、先月、カタールで開かれたアジアカップに日本代表のメンバーとして出場した直後に、ドイツに渡ってシュツットガルトと契約を結び、シュツットガルトは岡崎選手を獲得したと発表しました。エスパルスは、この移籍について、シュツットガルトがエスパルスに事前に通知することなく契約交渉が始まったこと、エスパルスとの契約が先月31日までにもかかわらず、同じ31日からを契約開始日としていることがFIFAの規則に違反しているとしています。このためエスパルスは、今回の移籍手続きは認められないとして、シュツットガルトと日本サッカー協会に、この見解を説明するとともに、FIFAに裁定を求めたということです。エスパルスは「規則にのっとらない移籍は認められないが、一刻も早く問題が解消され、岡崎選手にドイツのピッチで活躍してもらいたい」とコメントしています。
http://www.nhk.or.jp/news/html/20110214/t10014042891000.html



当然「清水エスパルス」は、VfBシュツットガルトがFIFAの規則に違反していることをニュースリリースで訴えている。それを読めば、清水エスパルスの言い分がよく理解できる。これを読む限りでは、清水に理がある。VfBとは、フォアエフベーと読みVerein für Bewegungsspiele運動競技の団体と言う意味。VfLと同じことなのか。VfLについては2/4,NO.4を参照されたい。




ニュースリリース
l岡崎慎司選手のシュツットガルト移籍に関する経緯について
2011年2月13日
 清水エスパルスに在籍しておりました岡崎慎司選手(2011年1月31日付にて契約満了)のドイツ ブンデスリーガのシュツットガルトへの移籍に関する経緯を下記の通りご説明申し上げます。

 去る1月30日にドイツ ブンデスリーガのシュツットガルトより、岡崎慎司選手と契約したとの発表がされました。
 エスパルスは、岡崎慎司選手がドイツの名門クラブから高い評価を受けたことは非常に喜ばしいと考えておりますが、岡崎慎司選手の移籍の発表をシュツットガルトがエスパルスとの合意なしに一方的に行ったものであるため、エスパルスとしては困惑いたしました。

 岡崎慎司選手に限らず全ての選手の移籍は、契約とFIFAの規則に従って行なわれる必要があります。シュツットガルトの岡崎慎司選手の移籍に関する対応については、2つの重要な点でFIFA 規則の違反があると考えております。
 まず第一に、シュツットガルトは、FIFA の「選手の地位および移籍に関する規則」18-3項に従い、岡崎慎司選手との契約交渉を開始するに先立ってエスパルスに事前に通知することを全く行わずに岡崎慎司選手と契約交渉をしている点。
 第二に、エスパルスと岡崎慎司選手との契約が2011年1月31日まで効力があるにもかかわらず、シュツットガルトは2011年1月31日を契約開始日として岡崎慎司選手と契約をしている。このような契約を行う場合、FIFA の「選手の地位および移籍に関する規則」18-5項に従い、エスパルスと岡崎慎司選手の契約を期間満了前に終了させるための違約金についてシュツットガルトとエスパルスが合意しなければ、選手の移籍は認められないという点。

 エスパルスは、株主、ファン・サポーター、スポンサー、選手、スタッフなど多くの人々に支えられており、FIFA規則に則らない今回の移籍手続きを認めることは、こういった皆さまに対する責任放棄であり、できないことであると考えております。

 シュツットガルトおよび(財)日本サッカー協会には、すでにエスパルスの立場を明確に説明しており、今後はFIFA に対しても正しいルールの適用を求める機会を求めたいと考えております。

 エスパルスは、一刻も早く今回の移籍手続きに関する問題が解消され、岡崎慎司選手にドイツのピッチで活躍してもらいたいと考えております。そのために、全力で問題解決のための努力を行なっております。
http://www.s-pulse.co.jp/news/20110213-3092.html
(続く)
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ドーハの歓喜(21)

2011-02-24 10:53:43 | Weblog

次回のW杯では是非ベスト4に残って欲しいものだ。南ア大会ではベスト8には進出できたはずだ。PK戦でパラグアイに破れはしたが、90分で勝てる可能性のある試合でもあった、但し運がよければだ。日本はまだベスト8に顔を出すだけの実力はなかったのであろう。パラグアイと負けない試合は出来たが、勝てる試合は当時はまだ出来なかった、と言うところが本当なのであろう。岡田武史もそこまでの戦略は持ち合わせていなかった筈だ。ただ闇雲に「Best 4」と言っただけなのである。単なる景気づけだったのであり、我々もそれに乗せられて、夢を見せられていただけなのである。確固たる実力がなければ、「ベスト4」どころか「ベスト8」も覚束ないのだ。岡田自身でも、百姓をやろうかなどと言っていた程なので、「ベスト4」への戦略は持ち合わせていなかった筈だし、「ベスト4」どころか「ベスト8」まで実力を高めることはしなかったし、高める術も持ち合わせていなかった筈だ。もし持ち合わせており、その高みへ登らせる手段を実施しておれば、(そこまで力が伸びていなかったとしても)パラグアイにはなんとしてでも勝っていたはずである。(と小生は考察している。)なぜ岡田にはその方策がなかったと推察しているかと言うと、W杯後の反省点が一向に聞かれないことである。少なくともその気になって(ベスト4)を狙って鍛錬を重ねていれば、どこが足らなかったのか、どうすればよかったのか、今後どうしなければならないか、と言った反省が少しは聞かれてよい筈だ。いわゆる「P-D-C-A」のサイクルを回すと言うことだが、それが回っているようには、全然感じなかったからだ。決勝ラウンドに進出できただけで、日本国内も浮き上がってしまっており、冷静なマネジメントが出来ていなかった。少なくとも、今後どこを強化しなければならないのか、何を強化しなければならないのか、何が不足していたのか、どんな戦い方をしなければならなかったのか、など岡田の口からは出ていたのか。それが聞きたかったのである。ただ切羽詰って守備的に戦いを変えたと言うだけだ、まあたまたまそれが当ったのであるが。

そんな意味で、素人ながら、ザッケローニの現在の日本代表選手には、なんとなく可能性を感ずるのである。ヨーロッパで活躍する選手が増えてきている。岡崎慎司もブンデスリーガ、シュツッツガルトで活躍を始めた。アジアカップメンバー21人中8人ヨーロッパで活躍している。岡崎も入れると9人となるが、試合に出るのは11人なので、半数以上がヨーロッパのチームに所属していたことになる。と言うことは、W杯の「ベスト4」には、少なくともヨーロッパのチームで活躍できる人材で、日本代表を固められることが必要となろう、と言うことではないか。そういう人材を育成するための戦略などは、サッカー協会に任せなければならないが、その実力の要素をどのように身につけさせるかとか、そんな実力を身につける可能性のある人材をどのように探すか、と言ったところに監督などの腕の見せ所で、そのように目標を達成するための方策を立てて、それを実行に移して大会に臨むと言った「マネジメント」、PDCAを回すことを具体的にしておれば、具体的な反省が出来た筈なのである。そういう意味では、岡田監督はいま少しこのPDCAを回して欲しかったのである。今のザッケローニ監督には、チームとしての全体の実力を如何に発揮させるか、それなりの工夫を凝らしているようには見えるのである。与えられた環境で如何に選手たちの実力を発揮させるかの、短期間でのいわゆるザッケローニ流のマネジメントをしているように見えるのである。

次にAFCアジア杯時に、ヨーロッパで活躍している選手を列記する。

1.GK 川島永嗣ベルギー・リールス、
2.DF 長友佑都イタリア・チェゼーナ(現在インテルミラノ)、
3.DF 内田篤人ドイツ・シャルケ04、
4.DF 吉田麻也オランダ・VVV、
5.MF 細貝萌ドイツ・アウクスブルグ、
6.MF 長谷部誠ドイツ・ボルフスブルグ、
7.MF 本田圭佑ロシア・CSKAモスクワ、
8.MF 香川真司ドイツ・ドルトムント(途中離脱)、
9.FW 岡崎慎司ドイツ・シュツッツガルト(2011/1/31~)、
10.MF 松井大輔フランス・グルノーブル(離脱)、


さてその岡崎慎司であるが、現地時間で2011年1月30日にドイツブンデスリーガのシュツットガルトと契約している。岡崎は前日の1月29日、18:00より始まるAFCアジアカップカタール大会の決勝戦を戦っている。その翌日の30日にシュツットガルトに直接行き、契約を交わしている。これで岡崎もヨーロッパで活躍する選手の一人となったわけだ。


日本代表FW岡崎がシュツットガルトと契約
掲載: 2011年1月30日(日), 16.31CET

UEFAヨーロッパリーグで32強に進出しているVfBシュツットガルトが、日本代表FW岡崎慎司を獲得し攻撃陣を強化した。契約期間は2014年まで。

2014年までの契約でシュツットガルトに移籍した岡崎慎司(右)

清水エスパルスの日本代表FW岡崎慎司が、UEFAヨーロッパリーグで32強に進出しているVfBシュツットガルトと3年半の契約を結んだ。
この24歳のストライカーは、オーストラリアを下して優勝したAFCアジアカップ決勝の翌日にシュツットガルトと契約。30日中にメディカルチェックもパスした。UELグループHを首位で通過したシュツットガルトは、2月17、24日の決勝トーナメント1回戦でSLベンフィカと対戦する。
http://jp.uefa.com/uefaeuropaleague/news/newsid=1589872.html

(続く)
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ドーハの歓喜(20)

2011-02-23 00:57:11 | Weblog

香川真司にうらやましがられたその長友佑都は、2011年2月6日(日本時間では7日早朝)セリアA・ローマ戦で初出場している。後半30分に左サイドバックとして、インテルミラノの本拠地「ジュゼッペ・メアッツァ」(通称サンシーロ)でのデビューだ。しかしこれからが大変なのであろう。長友の成功を期待したいものである。そのうちに香川もヨーロッパの一流クラブで活躍することであろうが、両者の成功を祈りたいものである。



d【欧州サッカー】決定機2度演出の長友に絶賛の嵐 レオナルド監督「お見事」
2011.2.8 08:14

 【ミラノ7日=坂本万里雄】セリエA、インテル・ミラノの日本代表DF長友佑都(24)がホームの「ジュゼッペ・メアッツァ」(別称サンシーロ)で行われた6日(日本時間7日早朝)のローマ戦で移籍後初出場を果たした。後半30分に左サイドバック(SB)で登場し、2度の好クロスなど積極的な攻撃参加を披露。「心が震えた」と感激する長友にレオナルド監督(41)は「Complimenti(コンプリメンティ=お見事)!」と称賛するなど、上々の新天地デビューとなった。(サンケイスポーツ)

 歴史は刻まれた。創設103年、インテル初のアジア人として立ったジュゼッペ・メアッツァの夢舞台に、DF長友は興奮を隠せなかった。

 「いやあ、もう興奮しましたね。(ピッチに)入るときは、本当に心が震えた。前半から『ピッチに立ちたい、立ちたい』と思って、監督にその思いが通じるようにずっと念じていた」

 後半30分、オランダ代表MFスナイダーに熱く抱きしめられて交代でピッチに入ると、15分間で見せ場を連発した。まず34分。アルゼンチン代表FWミリトのパスから左サイドをドリブル突破。カメルーン代表FWエトーに高速クロスを上げ、いきなりホームの6万2344観衆を沸かせた。3分後にもアルゼンチン代表MFカンビアッソに好クロス。得点には結びつかなかったが、積極的な攻撃参加で1メートル70の小柄な体を大きくみせた。

 移籍後初めてベンチ入りした3日のバリ戦で左SBのライバル、ルーマニア代表DFキブが4試合の出場停止に。先発デビューも期待された。移籍間もなく、最終的にはベンチスタートとなったが、短い出場時間で首位ACミランとの勝ち点差を5に縮める5-3での勝利に貢献した。

 そんな男に賛辞が並んだ。レオナルド監督は「Complimenti!!」「Bravo(ブラーボ=素晴らしい)!!」と声をかけ、会見では「サポーターも彼のスピードに驚いただろう」と絶賛。元イタリア代表DFマテラッツィら同僚も「Complimenti!!(よくやった!)」を連発。長友も「Grazie(グラッツェ=ありがとう)!」と親指を立てた。

 明大在学中の5年前には、負傷時に応援団に混ざって太鼓をたたいていた。欧州挑戦からまだ半年。「目標」だったブラジル代表DFマイコンと両翼で同時出場も果たした。夢のようなサクセス・ストーリーに「感激? そうですね」と笑う長友だが、その言葉はどこまでも頼もしかった。

 「でも、もう憧れとはいっていられない。一緒に切磋琢磨(せっさたくま)してやれるくらいじゃないと、世界一のSBにはなれないので」

 7日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトは6点(10点満点)の合格点を与え、「15分間、左サイドを制圧した」と評価。13日の次戦・ユベントス戦(アウェー)での初先発も見えてきた。目指すは世界一。『カルチョのスカラ座』(本拠地の愛称)での“出世物語”は、まだ幕を開けたばかりだ。
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110208/scr11020808180002-n1.htm



カルチョのスカラ座(la Scala di calcio)は、ミラノ市内に有名な歌劇場「スカラ座」があることから、サンシーロのことを呼ぶ愛称である。「ジュゼッペ・メアッツァ」は、インテルとACミランの両チームに所属した名選手の名前である。彼は1980年に亡くなったのであるが、ミラノ市が彼の業績を称えて、スタジアムの正式名称を「サン・シーロ」から「ジュゼッペ・メアッツァ」に改名した、とWikipediaに書かれている。カルチョとは(イタリア語で)サッカーのこと、スカラ座といわれるほど伝統のあるサッカー競技場なのであろう。

ちなみに「サンシーロ」は”グーグルアース”で見ることが出来る。イタリアのミラノに画面を切り替えて、(N)45°28'41.20''(E)9°07'26.26''に移動すると、そこが「サンシーロ」だ。外観をはじめ内部の様子など沢山のPhotoが貼り付けられている。じっくりと長友の姿を思い浮かべて眺めるのも、一興かと思う。

さて次の2014FIFAワールドカップBrasilだ。2014年6月13日から7月13日と言う日程だ。この大会はFIFAワールドカップ第20回記念大会となる。開催都市は、マナウス、フォルタレザ、ナタール、レシフェ、サルバドル、クイアバ、ブラジリア、ベロオリゾンテ、リオデジャネイロ、サンパウロ、クリチバ、ポルトアレグレ、の12都市で行なうことが正式に発表されている。

http://www.fifa.com/worldcup/index.html  による開催都市を次に示す。



我々?にはブラジリア、リオデジャネウロ、サンパウロくらいしか馴染みがないが、2014年になれば他の都市の名前も馴染みとなるであろう。もっとも日本がW杯ブラジル大会に出場できれば、の話ではあるが、何はともあれ目標は「ベスト4」以上であるので?なんとしてでも、ブラジルで活躍する日本チームを見たいものである。



これがBrasil大会のロゴマークだ。3本の手で優勝カップを表している。歓迎している、と言ったことを意味しているそうだ。Welcome!ようこそ!と言ったところだが、小生にはとてもそんな感じは受けない。きれいごとで言うと、W杯を獲得するためにお互いに競い合って行こう、と言うことだと思う。有体に言えば、優勝カップを奪い取ろう、と言うことではないか。または奪えるものなら奪ってみよ、これはブラジルのものだ、と感ずるのだが、これは勘ぐり過ぎか。

(続く)
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ドーハの歓喜(19)

2011-02-22 11:04:12 | Weblog

怪我をしている場合には、日本代表ともなれば、報告が必要だ。しかし香川は痛みはあったが、試合は出来ると判断できたのであろう。事実、出場して輝かしい戦跡を残している。

準々決勝のカタール戦後半25分に、香川はGKと一対一となり、左の角度のないところを冷静に左足でボールを蹴り抜き、同点ゴールを決めている。このゴールは香川でなければ蹴りこめなかったゴールであると、小生は思っている。それほど技術の高いものであった(と小生は思っている)。このカタール戦では、香川は2得点を挙げている。最初の1点は、前半28分。香川からパスを受けた本田が、ワンタッチでフワッとDFの裏に浮き球、飛び込んだ岡崎がGKの頭を右足でチョコンと越させたところを、香川が飛び込んで頭で押し込む。そのままでも枠に入っていたかもしれないが、右足の負傷のかげりも感じさせない香川の飛び込みでもあった。

韓国戦前半36分の得点も香川からのパスが起点だ。左サイドで香川から本田にパスを出し、本田は長友にパスを出し長友が切り込んで前田へパス、そして前田がゴールに蹴りこんでいる。いずれもその最初の動き出しは、香川が起点となっている。だから香川がいなければカタール戦も韓国戦もどうなっていたか判ったものではない。香川は十分に動いていた。

香川はエースナンバー「10」を背負っていたから、尚更怪我をしているなどとはいえなかったであろう。痛かったとしても十分にやっていたので、やはり韓国戦の後半始めに韓国サルに足を踏まれて本格的に骨折してしまったのであろう。

サッカー日本代表・香川真司が骨折★実はドイツで負傷していた?…の巻
http://ameblo.jp/794749749/entry-10781838130.html


でも参照願いたい。「以前からいためていた」内容はここにも述べられている。

msn 産経ニュース  香川インタビュー
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110208/scr11020805010001-n1.htm


ここには香川のインタビューが載っている。「(怪我は以前と)と同じところだった。試合中に衝撃がすごかったんで『やばいな』と言うのを感じた」と言っている。だから韓国サルに踏まれるか、蹴られるかして骨折してしまったのだ。

この療養期間に「自分自身をしっかりと見つめなおすチャンス」と言っているし、「焦るのが一番良くない」とも言っている。「室内トレーニング」で体幹を鍛え体を強くすると言っている。その通りだ。

しかし、当然のことなのだが、決勝戦に出られなかったことは悔しかったと素直に述べている。当然の思いだ、悔しくなければプロではない。これまた当然のことだが、DF長友佑都の「インテルミラノ」行きには、相当の衝撃を受けている。香川本人がヨーロッパの一流チームに移籍したいと構想していたから、尚更であろう。

そんな悔しさを、公式サイトでも綴っている。


a18サッカー日本代表・香川が手術成功、優勝の喜びつづるも「正直、悔しい!」 (RBB TODAY) [ 2011年1月31日13時10分 ]

 サッカーアジア杯の準決勝・韓国戦で右足小指を骨折し、チームを離脱した香川真司が、公式サイトで手術の成功を報告している。

 日本は決勝でオーストラリアに勝利し、見事アジア杯を制した。香川は優勝の喜びをつづりながらも「怪我をした事で決勝戦に出られなかったのは正直、悔しいです!」と本音を吐露。出術は無事に成功したようで、「今はしっかりと体を休めてリハビリに専念し、一日でも早くピッチに立てることを目指して頑張ります!!」とファンにメッセージをおくっている。

 また、準決勝のPK戦勝利の立役者となったキーパーの川島永嗣、決勝戦でゴールを決めた李忠成、ヨルダン戦でヘディングを決めた吉田麻也などもブログで喜びをつづっている。本田圭祐、長谷部誠、長友佑都ら主力選手もブログを開設しているので、今後の更新に注目したい。

香川真司のオフィシャルブログの内容を次に示す。
http://news.www.infoseek.co.jp/photo/rbbtoday/full/story/rbbtoday_73872/

shiji’s voice

日本・・・優勝!                    

優勝しました!
怪我で悔しい思いもしましたが
しかし、チーム一丸となって優勝できた事が
本当に嬉しいです!

ザッケローニ監督始め
仲間一人一人が信頼し合い
最後まで諦めない気持ちが
あったからこその結果だとおもいます。

本音を言えば
怪我をした事で
決勝戦に出られなかったのは
正直、悔しいです!

と・・・
後ろ向き名気持ちにもなりましたが
手術する決断し、本日無事成功しました。

怪我をしてからも
たくさんの応援メッセージを頂きました。
感謝の気持ちでいっぱいです!

今回改めて皆さんに
支えられていることを実感しました。

今はしっかりと体を休めて
リハビリに専念し
応援してくださっているファンの皆さんのためにも、
一日でも早くピッチに
立てることを目指して頑張ります!

また、落ち着いたら
ブログで心境をお伝えします。

2011年1月30日 香川真司

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/sports/n_shinji_kagawa__20110131_13/story/rbbtoday_73872/
(続く)
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ドーハの歓喜(18)

2011-02-21 13:11:13 | Weblog
決勝戦を前にした、その時の記事を次に示す。



j香川が骨折…決勝の豪州戦は絶望/アジア杯
2011年1月27日(木)08:00

(サンケイスポーツ)
 サッカー・アジア杯日本代表合宿(26日、カタール・ドーハ)ザック・ジャパンに衝撃!! MF香川真司(21)=ドルトムント=が、右第5中足骨(右足小指)の骨折で、29日の決勝・豪州戦出場が絶望となった。26日午前、ドーハ市内の病院で精密検査を受け、骨折が判明した。全治は未公表だが、少なくとも1カ月は離脱が濃厚。韓国をPK戦の末に破り、2大会ぶり4度目の優勝にあと一歩に迫る中、攻撃の核を欠く緊急事態だ。

 激戦の代償はあまりに大きかった。不動の左MF香川が、右足小指の付け根を骨折していたことが判明。決勝・豪州戦の出場が絶望となり、日本の2大会ぶり4度目の優勝へ黄信号がともってしまった。

 前夜はPK戦の末、劇的に韓国を撃破した。香川は後半42分にMF細貝と交代。ザッケローニ監督は試合後「(香川が)疲れてきていたので」と疲労が理由と説明していた。香川は右足にテーピングはしていたものの、歩いて移動用のバスに乗り込んでいた。

 しかし、翌朝になっても右足に痛みを感じたため、午前中の練習を休み、ドーハ市内の病院で精密検査を受けた。この日の練習後、指揮官は「(打撲や疲労で別メニューの)遠藤、長谷部と同じ。大丈夫」と笑顔をみせていたが、その後に届いた知らせは衝撃的なものだった。

 ここまで5試合1失点と堅守を誇る豪州との対戦を前に、攻撃の核を失う影響は計り知れない。開幕当初はゴールから遠ざかるなど不調だった香川だが、21日のカタール戦では2ゴールを決め復活気配。同戦ではチーム最多の走破距離を記録するなど、大会最多の13得点を記録する攻撃陣への貢献度は大きかった。

 攻撃的MFのコマ不足も深刻だ。13日のシリア戦ではMF松井大輔が右太ももを肉離れし、チームを離脱。残るは藤本、柏木の2人のみ。ドイツでの公式戦で12得点を挙げ、アジア杯全5試合に先発してきた香川の代役を果たせるかは、経験値、実績からも未知数といえる。

 27日からの戦術練習で豪州戦に向けた詳細は決まるが、これまでの「4-2-3-1」布陣から、香川が交代した韓国戦の後半42分から採用した「4-3-3」布陣へ変更される可能性も。いずれにしろ、急造の感は否めない。

 全治は未公表だが、足の小指の骨折は最低でも実戦復帰まで1カ月は必要とみられ、全治2、3カ月の例も多い。長期離脱は不可避で、ブンデスリーガで築いてきた不動の先発の座に影響も心配される。

 日本協会側は、すぐドルトムント側に連絡を取り、現在は今後の日程を調整中。リハビリのため、決勝を前にチームを離れる可能性もあるという。豪州との頂上決戦を前に、ザック・ジャパンが最大のピンチに立たされた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110127-00000019-sanspo-socc



香川の無念さは思うに余りあるものであるが、ボルシア・ドルトムントもたまったものではない。せっかく今期は香川のお陰で、前半戦首位で通過したものを、小指と言えども骨折してしまっていたのでは、今期は絶望的だ。ボルシア・ドルトムントもどうすか、ユルゲン・クロップJürgen Klopp監督の腕の見せ所でもあろう。




a28香川、「手術必要」と独チーム医師 監督は「今季絶望」
2011.1.28 08:21
(Photo)
クリックして拡大する
松葉杖姿で空港に姿を現した香川。今季を絶望視される=27日午前、ドーハ国際空港(大橋純人撮影) 

 サッカーのドイツ1部リーグ、ドルトムントのブラウン医師は27日、アジア杯で右足小指の付け根を折って日本代表を離脱したMF香川真司(21)を精密検査した結果、右足の第5中足骨骨折で手術が必要となり出場は来季になる、と診断した。クラブの公式サイトが伝えた。

 クロップ監督も定例記者会見で「この負傷で3カ月以内に治った例など聞いたことがないから、今季絶望というのは決まったと言っていい」と述べた。

 香川はリーグの首位を走るドルトムントでこれまで8得点の中心選手。25日の韓国戦で負傷して、27日にドーハからドイツのデュッセルドルフ空港に到着した後に救急病院で診察を受けた。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110128/scr11012808250009-n1.htm



と言ったような状況だが、一流選手ほど怪我に泣かされる。超一流選手は怪我はしない、と言う話もあるようだが。だからアルベルト・ザッケローニ監督は「香川が疲れていたから交代させた」と言っている。そして結果的にはその交代でピッチにたった細貝萌(はじめ)が貴重な同点ゴールを上げたのであるから、この交代も見事に当っていた。しかし、香川のこの右足の小指の怪我は、以前から痛めていたものだったかも知れないのだ。

(続く)
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ドーハの歓喜(17)

2011-02-19 00:14:31 | Weblog

名将“モウ”惚れた!レアルが香川獲り調査
2010.12.25 05:00 特集 : 海外サッカー   香川真司

 スペインリーグのレアル・マドリードが、ドルトムントMF香川の獲得に向け調査を開始したことが分かった。24日付スペイン紙マルカが「モウリーニョは彼のメモ帳に『KAGAWA』の名を書き込んだ」の見出しで大々的に報道。ガルシア強化担当が先制ゴールを決めた11月7日のハノーバー戦を視察し、惚れ込んだという。香川は実家のある兵庫県内などで短いオフを満喫中。マンチェスターU、トットナムなども動き出す中、「結果にこだわりたい」と意気込むアジア杯での活躍を期す。
http://www.sanspo.com/soccer/news/101225/scb1012250501001-n1.htm



独誌で投票、香川は「今季最大の発見」
2011.1.11 01:04 特集 : 海外サッカー   香川真司

 サッカーのドイツ1部リーグ、ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司が、ドイツのサッカー専門誌「キッカー」が主催した同リーグ選手による投票で「今季最大の発見」に選ばれた。10日、AP通信が報じた。
 投票は286選手が参加。香川は29・3%の票を集めた。ドルトムントに今季加入した香川はここまで8点を挙げ、チームの首位独走に貢献している。(共同)
http://www.sanspo.com/soccer/news/110111/scb1101110106000-n1.htm



そのため、韓国サルチームは香川を潰そうと組織的に香川にぶつかった。そして半ば故意に、と思われるように、香川の足を攻め立てたものと思われる。香川は後半のはじめ頃までは、よくボールにさわり顔を出していたので、後半始めに韓国選手に足を蹴られるか、踏まれるかして右足小指の付け根を骨折したものと思われる。後半5分には左足でシュートを打っているので、この頃には右足に違和感を感じていたものと思われる。後半42分に香川は、細貝萌(はじめ)と交代する

そんな香川であるので、香川の所属するボルシア・ドルトムントも、気が気ではない。あのスペインのレアル・マドリードが香川を欲しがっているからだ。レアル・マドリードだけではない。だから「香川には手を出すな」とドルトムントはすごんでいる。



香川に手を出すな!ドルトムントがけん制
2011.1.21 22:26 特集 : 海外サッカー   香川真司

 サッカーのドイツ1部リーグ(ブンデスリーガ)ボルシア・ドルトムントが、同チーム所属で日本代表MFの香川真司(21)の獲得を狙うライバルチームを必死にけん制していると、20日付の英紙ミラー(電子版)が報じた。
 同紙によると香川の市場価値は2000万ポンド(約26億3000万円)で、イングランドの名門、マンチェスター・ユナイテッド(マンU)など複数の強豪クラブが触手を伸ばしている。
 ドルトムントはスター選手の流出を防ぐため、すでに契約の延長を提示。同チームのミヒャエル・ツォルクGM(48)は「(香川とは)複数年契約の締結を望んでいる。マンUが狙っていると報じられても、我々が慌てることはない」と“不動心”を強調した。
http://www.sanspo.com/soccer/news/110121/scb1101212230003-n1.htm



そんな訳で、香川の絶望感には全く投げかける言葉もない。今願うことと言えば、早く完治して現役復帰の一日でも早いことを祈るばかりである。そして当時は豪州との決勝戦を控えていたため、日本チームにとっては相当の痛手と感じたことであろう。まあ今となれば、李忠成の見事なボレーシュートで豪州を粉砕できたことを知っているので、「香川には残念だったなあ」程度の感じかもしれないが、相当なピンチでもあった。

(続く)
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ドーハの歓喜(16)

2011-02-18 00:12:36 | Weblog

まあ韓国にとっては、終了間際に同点に追いついた喜びもつかの間、PK戦での敗退の落胆はさぞかし大きかったことであろう。




e土壇場で涙…韓国51年ぶりVは夢と消える
2011年1月26日(水)06:00

(スポーツニッポン)
 ◇アジア杯 準決勝 韓国2―2(PK0―3)日本(2011年1月25日 カタール・ドーハ)

 韓国はPK戦までもつれ込んだ死闘に敗れた。今大会4得点を挙げてブレークした21歳のMF具滋哲(クジャチョル)を皮切りにキッカーを務めた3人全員が失敗。強い精神力で知られ、延長後半終了間際に同点に追いついた韓国だったが、土壇場で涙をのんだ。

 延長前半6分に岡崎を倒してPKを与え、日本に一時勝ち越しを許すきっかけをつくったDF黄載元(ファンジェウォン)が、終了間際にこぼれ球を左足で蹴り込んで2―2の同点。喜びが大きかっただけに敗戦後の落胆も大きかった。

 主将のMF朴智星(パクチソン)はこの日が代表100戦目。今大会限りでの代表引退が報じられている大黒柱は「優勝したい」と有終を飾る決意を示し、この日は前半22分に今野との競り合いで倒れてPKを獲得。先制点を呼び込んだものの勝利にはつながらず、51年ぶりのアジア制覇は夢と消えた。

 ▼韓国MF朴智星 後半は良いゲームができたが、前半は(中2日の)疲れもあって良くなかった。最後まで諦めずにやったという部分は満足だけど、結果には満足できない。
http://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/kfuln20110126002013.html




韓国は51年振りのアジア制覇への日韓戦だったが、日本は見事それを粉砕したが、その代償も大きかった。と言うよりもさすがサルの国だ、対戦相手の足を蹴ろうが踏もうがお構い無しだ。特に日本のキーマンである香川真司を、集中して潰しにかかっていた。韓国(朝鮮)千年属国といわれているように、古代から近隣の大国、主に中国の属国であった。特に元の属国になっていた時には、朝鮮は高麗と呼ばれていたが、高麗の忠烈王は、モンゴルのクビライにおべっかを使い日本を侵略するよう盛んに進言している。宗主国であった元に対して媚を売り、自身の政治的な立場の強化を図るために、日本進攻を進言したのである。そして高麗・蒙古連合軍として、文永・弘安の時(1274年、1281年)に日本(九州北部)を襲ったのである。元寇である。事ほど左様に、朝鮮という国はこそこそと悪巧みをする国なのであり、その根性は今も直っていない。そのため、サッカーと言うスポーツでも時折、というよりも頻繁のその悪巧みが発生している。今回のアジア杯サッカーでは、香川がその餌食になってしまった。

香川真司は、高校2年生の2006年初めにセレッソ大阪に入団している。高校在学中にプロ契約を結ぶのは、日本では史上初のことである、とWikipediaに記されている。そしてセレッソ大阪で大活躍をして、2009年から森島寛晃の背番号「8」を引き継ぐ。そして次の年2010月7月1日にドイツブンデスリーガー1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund、ボルシアとはラテン語でプロイセンの意味)に完全移籍している。そしてシーズン前半戦、ドルトムントは香川の働きにより快進撃を続け、戦半期の王者となり香川自身も前半期のMVPに選出され、2011年1月にはFIFAの「2011年期待の若手13人」に選ばれている。W杯南アフリカ大会ではサポートメンバーであったが、アジア杯カタール大会では中村俊輔の背番号「10」を引き継ぎ、大活躍をしたことはご承知のことと思う。

ドイツのプロサッカーリーグ(Fußball-Bundesligaフースバル・ブンデスリーガ、サッカー連邦リーグ)は1部、2部、が夫々18クラブ、3部が20クラブで構成されている。1部と2部はDeutsche Fußball Ligaドイツサッカーリーグ機構が運営している。ボルシア・ドルトムントは、18クラブ中~'09年6位,~'10年5位に位置している。ちなみにドイツの正式名称はドイツ連邦共和国Bundesrepublik Deutschlandである。だから'10~'11年の前半期(8-11月、後半2-5月、積雪期の12-2月は休止)でも首位ということは、如何に香川の働きがすごかったかと言うことがわかると言うものである。

だから韓国サルチームは香川をマークしたのであろう。それにしてもワザと転んでみたり、香川の足を踏んづけて小指を折ってみたり、悪賢いことこの上ない。最近では北京オリンピックの野球でのメンバー表の後出し事件や、第1回のWBCでの「日本は恥ずかしい勝ち方をした」と言ったり、何かと小ざかしいことを仕出かす全くのサルの国であることよ。

(続く)
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ドーハの歓喜(15)

2011-02-17 00:19:48 | Weblog

さてもう一度、アジア杯の日韓戦を思い起こしてみよう。キソンヨンのサルまねがあったから、余計に、日本チームは燃えたのでしょうか。そして全員がハッスルして、細貝のサポートを生み、川島のPK阻止があったのでしょうか。それもあったかもしれない。しかし韓国はサルの国だ、キソンヨンがサル真似しようが何しようが、日本チームの選手たちにはそんなことは気が付いていない。彼らは一生懸命サッカーをやっただけなのである、自分のために、そして日本のために。それを賢明に率いたのが、イタリア人のザッケローニ監督だ。そして日本チームにマッチしたコンセプトが、団結力だったのではないか。あの香川、本田、長友、前田と渡った流れからのゴールも、日本チームが融合した結果なのだ。日本が韓国を破ったのは、2005年以来だと言う。今一度韓国戦を振り返ってみよう。




c日本、決勝へ PK戦で韓国破る サッカーアジア杯
2011年1月26日1時15分

Pk戦で韓国のシュートを2本続けて阻むGK川島=25日、ドーハ、西畑志朗撮影

Pk戦の末、韓国を破り決勝進出を決めた日本の選手たち=25日、ドーハ、西畑志朗撮影

▽交代 【日】細貝=ア(後42分、香川)伊野波=鹿(延前16分、前田)本田拓=鹿(延後12分、長谷部)【韓】洪正好(後21分、池東●〈●はさんずいに元〉)孫興民(後37分、李青龍)金信●(●は火へんに日の下に立・延前13分、趙容亨)▽警告 【日】内田、長友、岩政【韓】朴智星、趙容亨、車ドゥリ〈注〉リはリールス、チはチェゼーナ、シはシャルケ、ウはウォルフスブルク、ドはドルトムント、CはCSKAモスクワ、アはアウクスブルク

延長前半、本田圭(左)のPKのこぼれ球を細貝(中央)が押し込みゴールを決める=25日、ドーハ・アルガラファ競技場、西畑志朗撮影



準決勝の日韓戦で盛り上がる日本サポーター=西畑志朗撮影

前半、同点ゴールを決め抱き合う前田(中央)と香川(左)。右はアシストの長友=25日、ドーハ・アルガラファ競技場、西畑志朗撮影

 【ドーハ=河野正樹】サッカーのアジアカップ準決勝は25日、当地のアルガラファ競技場で行われ、PK戦の末、日本(世界ランク29位)が韓国(同39位)を破り、優勝した2004年大会以来の決勝進出を果たした。29日の決勝はウズベキスタン―オーストラリアの勝者と対戦する。2―2で迎えたPK戦は3―0だった。日本が韓国を破ったのは05年の東アジア選手権以来だった。

    ◇
 試合は日本のキックオフで始まった。

 前半22分、ペナルティーエリア内で今野が朴智星を倒したと判定され、日本がPKを与えた。23分、韓国の奇誠庸がPKを決め、日本は0―1と先制された。

 36分、日本は本田圭のパスを受けた長友がドリブルで仕掛け、最後は前田が決め、1―1の同点に追いついた。

 前半は1―1で終わった。

 後半は韓国のキックオフで始まった。

 後半は韓国が主導権を握って進んだが、両チームとも得点することができず、試合は前後半15分ずつの延長戦に入った。

 延長の前半は日本のキックオフで始まった。

 6分に岡崎がペナルティーエリア内で倒され、日本がPKを得た。7分、本田圭のPKはGKにはじかれたが、こぼれ球を途中交代の細貝が決め、2―1とリードした。

 しかし延長後半15分、韓国に同点ゴールを決められ、2―2でPK戦に突入した。
日本はPK戦を3―0で制し、決勝進出を決めた。

 日本は準々決勝のカタール戦でレッドカードを受けた吉田(VVVフェンロ)に代わって岩政(鹿島)が入り、出場停止が明けた内田(シャルケ)が先発した。

 日本の先発は次の通り。

 ▽GK 川島(リールス)▽DF 内田(シャルケ)岩政(鹿島)今野(FC東京)長友(チェゼーナ)▽MF 長谷部(ウォルフスブルク)遠藤(ガ大阪)岡崎(清水)本田圭(CSKAモスクワ)香川(ドルトムント)▽FW 前田(磐田)
http://www.asahi.com/sports/update/0125/TKY201101250453.html?ref=reca
(続く)
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