安倍晋三首相の場合は、(お馬鹿な)オバマが「失望した」などと言う横槍を入れた来た事が、一つ小泉純一郎の場合と異なっている。アメリカに日本を守ってもらうことになっているから、いくら(お馬鹿な)オバマでもこれは一寸厄介である。
しかしこれも「心の問題」であり、日本人としてどうしても譲る事は出来ないものである。と言うことを手を変え品を変え主張してゆく事である。そしておおっぴらに「核武装」の研究を開始する事を、あらゆるチャンスを通じて、ほのめかして行けば良いのです。
さてもう一つ小泉純一郎元総理の暴露話を紹介しよう。是非次のyoutubeを見て頂きたい。
2004.11月のチリでのAPECに際して、中国は小泉が来年靖国神社に参拝しなければ日中首脳会談を行うと、言ってきた。小泉総理は、来年必ず靖国神社に参拝します、と回答した。しかし日中首脳会談を、中国はOKしてきた・・・と言うものだ。
中国外交の手口を小泉純一郎が暴露!靖国参拝がただの外交カードである事が発言される!
2014/01/08に公開(2004年11月、チリでのAPEC開催に際しての出来事)
小泉元首相が総理時代の中国外交の手口を暴露します。
彼らにとって靖国参拝などどうでもいいのです。
安倍首相は靖国参拝を行いましたが、そもそも中国の外交姿勢を考慮してと言う事自体がナンセンスである事が、十分判ります。
http://www.youtube.com/watch?v=f-LsvvkAP2M
さてこの話は非常に参考となるが、これ位にしておいて本題に戻ろう。
果たして習近平は安倍晋三首相との首脳会談を行うのか。
小生の感じでは、応えは「NO」である。今まで紹介した様な事実からの見立てでは、日中首脳会談が持たれると言う可能性は無い。・・・と思っても間違いではないであろう。もちろん立ち話的な会談はあるであろうが、いわゆる安倍・習の会談は持たれる事は無い、と言ってもよいであろう。
それから中国が嫌がっているものを、日本から日中首脳会談をやりたいなどと言う必要も無い、と思うのだが。
もともと中国は、特に習近平も、「反日政策」を掲げて人民の不満を外に向けさせて、中国国内を取りまとめようとしてきているからには、早々に靖国問題を手放すわけにはいかないのだ。それほど習近平の政治基盤は強固でもないようだ。
だから「虎もハエも叩く」などと大それた事を言い出したのだ。
「虎もハエも叩く」とは、米国も日本も叩く、ということと同意義なのであるのだが。
次の論考も参考にすると良い。
【水内茂幸の外交コンフィデンシャル】日中に楽観は禁物 首脳会談実現は「習政権の基盤次第」
2014.8.24 18:00
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/b6/d8bf9758ca6243e8f616d513658880a0.jpg)
中国の習近平国家主席(AP=共同)
中国の対日姿勢は本当に軟化したのかー。先月、中国の習近平国家主席が福田康夫元首相との会談に応じたことで、日本政府内では11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議での日中首脳会談の実現に期待感が高まっている。ただ忘れてならないのは、日中の距離感は、習氏の権力の掌握具合と関係が深いということ。習氏は対日批判を国民の不満のはけ口として使ってきたからだが、安倍晋三首相と握手できるだけの政治基盤を身につけたのだろうか。
福田氏は7月27~29日に北京を訪問。習氏との会談は、外務省など正規のルートを介さずに調整されたという。
関係者によると、習氏は福田氏との会談で、安倍首相が集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更の閣議決定に踏み切ったことについて「行使できるようにして何がしたいのか」と批判。「安倍首相は中国とどういう付き合いをしたいのかが見えてこない」などと不信感も示した。
とはいえ、習氏がAPECを数カ月先に控えたこの時期に福田氏との会談を受け入れたのは「極めて重要な意味を持つ」(外務省幹部)とされる。首相による昨年12月の靖国神社参拝以降、習氏は日本の要人との接触を断ってきたからだ。
中国は最近、日本側との対話に柔軟な姿勢をみせている。王毅外相は9日夜(日本時間10日未明)、ミャンマーの首都ネピドーで岸田文雄外相と会談。日中の外相会談は約2年ぶりで、第2次安倍政権発足後初めてのことだ。外務省幹部によると、日中事務レベルの非公式な接触も6月頃から増えているという。
中国から日本を訪れる観光客も、昨年の急減から一転、今年春頃から増え始めている。厳冬期の日中関係に、日差しが差し始めたのだろうか。
「まず習氏が権力を確立しない限り、日中関係は駄目だろうな。確立したからといって良くなるかは分からないが、確立しない限りはスタートラインにすら立てないのだから」
中国に太いパイプを持つ自民党幹部は、都内の小さな居酒屋で、ビールをあおりながらため息をついた。
この幹部は昨年来、何度も訪中し「チャイナ・セブン」と呼ばれる中国共産党政治局常務委員と会談を重ねてきた。「懸案があるからこそ日中には対話が必要だ」という首相のメッセージの伝達役を務め、そのたびに中国側から手厳しい言葉も浴びてきた。
「今の中国では、江沢民元国家出席ですら必死だと思う。みずから逮捕されるような事態になるかは別にして、名誉を守れるかどうか、人生をかけたギリギリの状況だと思うよ」
この幹部が注目しているのは、習氏による共産党幹部への粛清だ。習政権は7月、中国共産党の前政治局常務委員、周永康氏の取り調べを発表。弊社の矢板明夫北京支局長の報告では、これまでに周氏の歴代6人の秘書のうち、すでに5人が失脚しており、弟夫婦や、息子の妻の家族からも複数の逮捕者が出ているという。捜査のため、周氏周辺で拘束されたのは、実に約350人にのぼるとされる。
習氏は「腐敗撲滅」を権力掌握のための重要政策に掲げ、「トラもたたく」と大物政治家への摘発も躊(ちゅう)躇(ちょ)なく手がけてきた。ただ政敵本人だけでなく、一族郎党を根こそぎ摘発する手法や、対象が胡錦濤前国家主席が率いる共産主義青年団派や、江沢民元国家主席の上海閥に偏っていることも国内で批判を浴びている。
今回の周氏摘発にあたり、習政権は江氏の事前了解を得たといわれる。ただ江氏は、同じ上海閥の周氏が血祭りに上げられていることに、内心穏やかではないはずだ。習氏を中心とした「太子党グループ」と江氏の上海閥による権力争いはまだ続いているのが実情といえる。
「冷静に振り返れば、中国は首相が靖国参拝した後で、日本に対する態度を硬化した形跡はありません。もともと参拝前でも、日中韓首脳会談の開催を拒否し続けていましたし…。対日批判というのは、中国政府が政権基盤の強化策にずっと使い続けてきたのですから。日中を見続けてきた立場からいえば、首相の靖国参拝の影響はゼロではありませんが、要は首脳会談ができる中国国内の環境が整うかかが最も大切です」
中国問題に精通する外務省幹部はこう解説する。幹部氏は、APECでの日中首脳会談の可能性について「難しい」と指摘する。
「今月の日中外相会談でも、王毅氏は岸田氏にかなり厳しい言葉をぶつけたと聞きました。元駐日大使の王氏でさえ、日本に対しまだ生やさしい態度を示すわけにいかないのでしょう。裏返すと、習政権がいまだ国内で権力掌握の過程にあるということですよ」
今年のAPECでホストを務める習氏は、訪中した各国首脳を差別するような言動はできないのでないかー。一部の日本政府関係者は、日中首脳会談の実現に淡い期待を込める。ただし、自民党幹部氏は、やわらかいヒレカツにソースをかけながら、こうした甘い見方を戒める。
「ホストだからこそ、日本を仲間はずれにできる日程も組めるのでないか。首脳会談は『望みなきにしもあらず』という程度だ」
日本政府内には別の冷めた見方もある。長期政権が見込まれる安倍政権の地の利を生かし、関係改善を急ぐなという声だ。首相周辺は、会談実現のため、日本側からカードを切る可能性を否定する。
「日本にとって、急いで日中関係を改善しなければならない案件っていうのは正直少ないんだよね。APECで総理をばかにするのならしたらいい。世界がどう評価するか。長期的にみたら、そちらの方が日本にとって利益になるかもね」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140824/plc14082418000011-n1.htm
(続く)