512年には百済からの要請で、任那の4県を百済に割譲したため、新羅が弱体化した任那を取り込もうと動き出したために、527年継体天皇は6万の兵を派遣することになり、筑紫に向かわせた。
しかし筑紫の国造の磐井が、新羅の根回しで反乱を起こし大和の船を悉く沈めてしまった。そのため先ず磐井の乱を収めてから529年に渡海するが、新羅も百済も話し合いに応ずることは無かった。
562年には、任那は新羅の手に落ちてしまった。
日本書紀には新羅の暴虐ぶりが表現されている。「神功皇后は新羅に徳を施されたが、新羅は任那の民の肝を割き足を切り、骨を曝して屍を焚き、それでもなんとも思わなかった。・・・新羅の闘将は婦女を悉く生け捕りにして、人目もはばからずその女を犯した」と記す。これは、先の書の288頁の表現である。これは満州から逃げ延びてきた日本居留民に対する朝鮮人の仕打ちと、全く同じ状況であった。朝鮮と言う劣等民族は、時代が過ぎても進歩がないと言う事を、図らずも証明している。
589年、隋が中国を統一し、618年には唐が中国の王朝となる。
百済と高句麗は共同して新羅へ侵攻を開始する。その新羅は中国の唐へ援軍を要請していた。
そのため新羅は、唐のご機嫌とるために国中から美女を集めて唐の皇帝に貢物として贈っていた。
これを受け、高句麗討伐を画策していた唐は、その同盟国である百済への進攻を開始する。そして660年7月に百済は滅亡することになる。
その後百済再興の動きが起こり、日本は百済救援に乗り出す。かつて日本が持っていた朝鮮半島の利権を取り戻す狙いがあったものと思われる。中大兄皇子が阿倍比羅夫等を派遣するが、百済王族の内紛が発生し百済軍の士気は低下し、663年8月に白村江の戦いで、唐・新羅の連合軍に日本・百済連合軍は完敗する。以後日本は、国内政治体制の強化に専念することになる。
この結果多くの百済人が日本に亡命した、と言われているが、船もなく百済人が虐殺されたわけでもなく、日本に亡命したと言うのは単なる話してあり、そんなことは無かったものと思われる。
その後新羅は668年に、唐の援助も受けて高句麗を滅ぼして半島の統一に成功する。しかしながら統一新羅は、進んで唐の冊封を受けることになる。以後、新羅、高麗、李氏朝鮮と歴史は続くが、いずれも中国王朝の冊封を受け続け、献女外交をつづけそれは日清戦争で日本が清国を打ち破るまで続いたのである。
新羅のこのひねくれた卑劣な対応は、今の朝鮮に受け継がれている。その最たるものが、文在寅である。
このことは先の書は292頁で次のように表現している。
「彼らには、新羅、百済、高句麗の人々を助け、受け入れた優しさが通じない。良かれと思って善行を積めば侮られ、付け込まれ、毟られ、犯されることは、古代から近現代に至る歴史が証明している。これらは、歴史を紐解けば誰にでもわかる”史実”であり、私たちは先人の阿鼻叫喚を聞いておく必要がある。
シナや中国も同じであり、今、世に蔓延る歴史認識のまま、彼らと接触することはみすみす罠に嵌まりに行くようなもの、止めた方がよい。だが、何故か犠牲者が後を絶たない。」
このブログだけでも、朝鮮・新羅による日本・大和朝廷に対する非礼な行いは、多々見られている。次にそれらを、簡単に列挙しよう。
1. 新羅は、九州の熊襲は連携して、大和朝廷に敵対していた。そのため神功皇后の新羅征伐が、行われることになった。
2. 降伏した新羅王は、毎年朝貢することを神功皇后にやくそくしたため、皇后は新羅王を赦免するが、その後朝貢することは無かった。
3. 新羅王の弟は大和朝廷の人質となっていたが、新羅は嘘の理由で帰国を嘆願。新羅の使者は、だまして人質を逃がしてしまう。
4. 新羅は百済の貢物を奪い、新羅の貢物として大和朝廷に奉ったが、これが判り神功皇后は新羅懲罰派兵を行っている。
5. 新羅が朝貢しなかったため、葛城襲津彦(武内宿禰の子)を派遣するが、新羅のハニートラップに嵌(は)まり、加羅国を攻撃してしまう。応神天皇は兵を派遣し、襲津彦を攻め加羅を取り戻す。襲津彦は自殺する。
朝鮮・新羅は統一新羅となっても、中国王朝(唐、宋、元、明、清)相手に献女外交を続ける。
6. 新羅が任那を侵略しようと動き出したために、527年継体天皇は兵を派兵するが、新羅と通じていた筑紫の磐井の反乱により、船を沈められてしまう。562年、任那は新羅により滅ぼされる。
7. 百済再興のため中大兄皇子は半島へ派兵するが、663年8月に白村江の戦いで唐・新羅連合軍に完敗する。以後大和朝廷は、国内政治体制の強化に専念する。
…といったように、朝鮮・新羅は恩を仇で返すことしかしなかった。
それは丁度今の韓国政府のやり方と全く同じであった。
だから、朝鮮・馬韓国とは一切付き合う必要はない。付き合えば付き合うほど、こちらが損をするだけだ。国交断絶でもよいが、それにはそれなりの国防力を培っておく必要がある。
この言葉を安倍晋三首相に贈って、この第二部を終了することにしよう。
(第二部終了)