39、中国、首相発言に反発、尖閣の領有権問題で200902262120
2009.2.26 21:20
中国外務省の馬朝旭報道局長は26日、麻生太郎首相が同日の衆院予算委員会で、中国と台湾が領有権を主張する尖閣諸島(中国名・釣魚島)が侵攻された場合に米国も共同対処することになるとの認識を示したことに対し「強い不満を表明する。釣魚島は中国固有の領土であり断固反対する」との談話を発表した。
馬氏は「中国側は一貫して話し合いによる解決を求めている」とした上で「非常に敏感な問題で、両国関係や地域の安定の観点から発言には注意すべきだ」と指摘した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090226/chn0902262121008-n1.htm
中国側は一貫して話し合いによる解決を求めている、と言いながら'08.12.8の事例では、中国調査船2隻が、日本巡視船の警告を無視し挑発するように9時間も尖閣諸島の日本領海に居座っている。こんな態度が一貫して話し合いによる解決を求めている、と言えるものか。こんな形の誑(たぶら)かしで、チベットもウイグルも侵略してしまったではないか。そして中国は再度日本を恫喝している。
41、「絶対に受け入れられぬ」中国、尖閣発言を強く非難200902280009
中国外務省の馬朝旭報道局長は27日、中曽根弘文外相が尖閣諸島(中国名・釣魚島)は日米安保条約の対象と指摘したことについて「釣魚島を条約の適用範囲とするようないかなる言行も、中国国民は絶対に受け入れられない」と、強く非難する談話を発表した。
馬氏は「日米双方がこの問題は非常に敏感であることを認識し、言行を慎み、地域の安定や中日、中米関係の大局を損なうことをしないよう希望する」と指摘。
さらに「釣魚島は中国固有の領土で、中国は争いのない主権を有している」として、日本側に厳正な交渉を申し入れたことも明らかにした。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090228/chn0902280011000-n1.htm
これに対して日本は毅然として、尖閣諸島を守ってゆかなければならない。そうしなければ日本は、無くなってしまう可能性がある。
42、【主張】尖閣諸島、いま必要な毅然たる姿勢200903010232
2009.3.1 02:32 このニュースのトピックス:領土問題
日本が固有の領土である尖閣諸島の警備強化に乗り出している。
海上保安庁は、ヘリコプター搭載の大型巡視船を常時配置する態勢に切り替えた。日米安保条約を尖閣に適用する旨の米政府の公式な立場を確認する作業も進められている。
自国の領土・領海を守るために抑止体制を強めることは当然だ。毅然(きぜん)たる姿勢がぐらつけば、つけこまれるのが世の習いである。
こうした対応に中国は執拗(しつよう)な抗議を繰り返している。ヘリ搭載巡視船について中国外務省は「強硬な反応を示さざるを得ない」と伝えた。麻生太郎首相が2月26日の衆院予算委員会で「尖閣諸島は日本固有の領土である以上、日米安保条約の対象になる」と述べたことに対しても「強い不満を表明する」(中国外務省報道官)とした。
日本の警備強化は、中国の海洋調査船2隻が昨年12月、尖閣諸島沖の日本領海を9時間半、侵犯したためだ。巡視船の退去要求に対し、中国船は「自国領海のパトロール」と無視した経緯がある。
中国は1992年の領海法で尖閣諸島を自国領土と明記した。1968年、東シナ海は有望な産油地域との国連報告書が発表されたことを踏まえた措置だ。先の領海侵犯は領海法の既成事実化を狙ったものだろう。今後、権益を拡張する行動がさらにエスカレートすることも予想される。日本は警戒を怠ってはなるまい。
尖閣諸島などを含む南西諸島の防衛については宮古島に航空自衛隊のレーダー基地があるだけだ。不安は否めない。尖閣防衛に関し自民党は5年前、ヘリポート改修や高性能監視カメラ設置に加え、海保、警察、自衛隊の連携強化による万全の体制を整えることを提言した。十分とはいえないが、必要な予算措置や人員配置を迅速に行うべきだ。
日中両国は昨年5月の共同声明で「東シナ海を平和・協力・友好の海とする」とうたった。
だが、現実はどうか。東シナ海の共同開発問題でも中国は継続協議中のガス田を一方的に開発している。
日中外相会談は尖閣諸島の問題を両国関係に影響を与えないようにすることで合意したが、これで問題は解決しない。
中国の一連の行動が日本人の対中不信感を決定的にしていることを伝えることこそが、真の互恵関係の出発点になるのだから。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090301/plc0903010232003-n1.htm
言っておくが、「東シナ海を平和・協力・友好の海とする」と言うことは、「日本は武力もないし、自分では何も出来ない。東シナ海は中国だけの海とするだけだ。そうすれば、中国は平和で何も言うことはない。日本が中国に協力し、友好的になればよい。」と言うことを意味する。こんなことでよいのか。さし当たっては日米安保に頼るしかないのが、現実だが、果たして米国は、尖閣をそして日本を守ってくれるのか。(続く)