(11)雲南省でも暴動 警官隊と400人衝突、2人死亡
('08.07.20 01:14 asahi.com/international/update/)
中国の新華社通信によると、雲南省孟連で7月19日朝、住民約400人と警官隊が衝突し住民2人が死亡、警官13人と住民1人が負傷した。
住民はゴムを栽培する農民で、地元企業に対して抗議行動を繰り返していたと言う。北京五輪を目前に控え、当局は治安維持に全力を挙げているが、各地で住民暴動が相次いでいる。
(7/5キョウ西省府谷で、NOプレートのない車を運転していた男が警官に追いかけられて川に転落、死亡した事件をめぐり、多数の住民が暴動。
7/10~13、セッ江省玉環では一時居住の許可証の処理をめぐり警察官と口論となり出稼ぎ労働者が殴られたことをきっかけに、千人を超す労働者が暴動を起こした。など、など)
(12)四川大地震・学校倒壊で慰謝料提示 同意に至らず
('08.07.19 03:14 asahi.com/international/update/)
同地震で多くの学校が倒壊し、多数の子供や教師が犠牲となっているが、綿竹市や都紅堰市などの地元当局は、亡くなった遺族らに対し慰謝料の提示を始めた。綿竹市の富新第二小学校では、6万元(約90万円)、都紅堰市の聚源中学校では、9万4千元(約140万円)を死者一人当たり慰謝料として提示したと言う。
遺族達は、カネで口封じする当局の姿勢には断固拒否するとして、倒壊原因の責任の追及を進める、としている。
(13)中国、警察権力の乱用禁止 五輪目前、抗議頻発に対処
('08.07.26 01:53 asahi.com/international/update/)
25日付の党機関紙・人民日報などによると、党中央規律検査委員会や観察省が「陳情処理の違反に対する規律処分の暫定規定」を公布した。市民からの陳情や投書を適切に処理せず、更に問題を深刻化させて抗議の暴動を引き起こした場合などは、党や政府の責任者を懲戒免職や降格処分にする、と定めた。
市民の警察に対する信用の低下や反発は、一党支配の足元を揺るがしかねない。北京五輪を前に中国全土では警備が日増しに強化されているが、五輪後に大衆の不満が噴出することへの不安も指摘されている。
果たして中国はどこへ向かうのか。北京五輪はどんな様相を示すものか。北京五輪を契機に、一党独裁の今までの弊害が、一気に噴出しなければ良いが。
その時中国は、どこへそのはけ口を持ってゆくのか。
反日に転換、そして台湾、尖閣列島?
その備えは出来ているのか、日本政府に問いたい?!。
(終わり)