世の中、まちがってる、根拠なき反日キャンペーン。

相も変わらず根拠なき反日キャンペーンで、国をまとめようとする輩が存在する。

世の中、何だこれ!(巨人ゴタゴタ、23)

2012-01-31 10:02:05 | Weblog

この日本代表の常設案こそ、WBCへの参加の隠れ蓑なのであろう。これからは常設の日本代表がスポンサー料を稼ぐ事になるので、2013年WBCが現行制度での最後の戦いとなる、とか何とか言って、スポンサー料が確保されなくても(スポンサー料全額がWBCIに入っても)、2013年のWBCへ参加するとか表明するんではないかな。きっとそんなところだろう、これで今度のWBCもMLBにがっぽがっぽともっていかれることになる。それでいいのか、NPBよ、加藤良三コミッショナーよ。



44「侍ジャパン」代表編成委員会 今月中に立ち上げ

 プロ野球12球団の代表者らによる臨時実行委員会が10日、都内で行われ、4月から常設の決まっている「侍ジャパン」の代表編成委員会を今月中にも立ち上げる方針を固めた。

 選手の状態を正確に把握するため、編成委員会には球団フロントだけでなく、現場の編成担当者も加わる見込み。ある球団首脳の一人は「現場を分かる人を入れて早急に立ち上げたい。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)など先々を見据えてやらないと」と同委員会創設の必要性を強調した。13年春に開催される第3回WBC参加問題については、選手会との合意には至っていないものの、昨年12月のオーナー会議で参加を表明している。

 ◆実行委その他の審議・決議事項 (1)プロ野球記録のデータ処理をめぐる問題は今季の安定配信を前提に日本野球機構(NPB)が業務委託している電通と交渉することを確認。並行して新システムの構築は新たな委員会を立ち上げて対応する。(2)今年のファーム日本選手権を10月6日に愛媛県松山市(坊っちゃんスタジアム)で開催することを承認。(3)今季も東日本大震災の復興支援を継続することを確認。キャンプから「がんばろう!日本」のシールをヘルメットに貼付する。 [ 2012年1月11日 06:00 ]
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/01/11/kiji/K20120111002405640.html



Wikipediaによると、

(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF)

2005年5月第1回WBCを開催することになり、MLBサイドは日本に一方的に開催を通告してきたようだ。その上、利益配分もWBCIに有利で他国には不利なために、NPB参加を保留していた。選手会は、2005/7/22の選手会総会で不参加を決議した。しかしWBCIは、「もし日本の不参加によりWBCが失敗に終わった場合、日本に経済的補償を要求する」ことを通達。そして「日本孤立するだろう」とまで警告した。そのため当時の選手会の古田敦也会長はやむを得ずNPBに参加の意向を伝え、2006/3に第1回の大会が開催された、・・・・・と言ういきさつがあったようだ。将に歴史は繰り返される。今度は腰砕けにならないように祈りたい。

まあなんと無茶苦茶な話しだこと、これが政治力と言うものか。NPBもしっかりせい。

いまだ、2013年WBCに選手会がが参加するとの意思表示は聞いていない。

さらには、国際野球連盟IBAF,International Baseball Federation と言うものがあるが、これがIBAFワールドカップと言う国際大会を開催している。Wikipediaによると、当初はアマチュアだけの大会だったが、1998年かにプロにも門戸が開かれた。しかし米国や日本のトッププロ達は参加することがほとんどなく、言ってみればアマチュアの世界一決定戦と言った試合であったらしい。それを、どうもWBCIが働きかけたかどうかは知らないが、IBAF W.cupは2011年で廃止となり、2013年からのWBCの第3回大会が正式にナショナルチームの世界一決定戦となってしまった。

これでNPBもWBCへ迂闊に不参加を表明しづらくなってしまったと、思われる。しかしながら、それならそれでスポンサー権などのルールも、サッカーのワールドカップに習って各国にゆだねることが必要となろう。NPBもしっかりと対応してもらいたいものである。出来るかな。

こんな時にこそ、読売新聞社が全社挙げて、NPBをバックアップするようなことになれば、ナベツネも男を挙げるというものであろう。



11WBCが世界一決定戦=W杯は廃止―野球
2011年12月6日(火)15:03

 国際野球連盟(IBAF)がワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を世界一決定戦に公認し、主催するワールドカップ(W杯)の廃止を決めたことが6日、分かった。米テキサス州ダラスで3日開かれたIBAF総会で承認された。

 全日本アマチュア野球連盟によると、アマチュア主体で実施されてきたW杯は今年10月のパナマでの大会で終了。W杯に代わる新たな国際大会として12カ国・地域で争う「プレミアム12」(仮称)が2015年から4年に1度開催される。

 また、男子野球と女子ソフトボールを1競技として、20年夏季五輪での競技復帰を目指すことも承認された。 
[時事通信社]
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/sports/jiji-111206F737.html


そして2012年1月26日にNPBは、東日本大震災の復興支援試合を3/1に台湾代表と行うと発表している。その日本代表は例によって「侍ジャパン」と呼ばれ、24人が選出された。
(続く)
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世の中、何だこれ!(巨人ゴタゴタ、22)

2012-01-30 10:17:10 | Weblog

なぜかしらないが、NPBは腰が砕けたのである。全くだらしがないと言ったらこの上ない。



39WBC出る!オーナー会議で参加表明へ

プロ野球12球団が12月1日オーナー会議で、2013年開催の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)参加する方針を表明することが30日、関係者の話で分かった。

 日本プロ野球選手会はWBC日本代表のスポンサー料などの権利が日本野球機構に入らなければ出場しない方針を決議しており、12月8日定期大会であらためて協議する。

 12球団側は当初、選手会と協調して主催者に権利確保を求めていた。しかし、交渉が難航したため方針を転換。WBC期間以外にも日本代表を運営し、来春から4年単位でスポンサーなどを募り、国際試合を開催することで収益を確保する構想をまとめた。

 選手会は7月の臨時大会で、権利確保ができない場合はWBCに参加しないと決めている。定期大会ではオーナー会議での参加表明を受け、12球団側から提示されている構想について検討する。

 米大リーグ機構と大リーグ選手会からなる主催者は当初、9月30日を参加の回答期限に設定していた。しかし、大きな収入をもたらす日本代表の出場を望んでおり、現在も参加を受け付けている。
 [2011年11月30日23時14分]
http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20111130-870772.html


その大きな収入の6割は日本企業のスポンサー料だ。すべてがWBCIの懐に入ってしまう。これを取り戻すために、NPBは拳を挙げたのではなかったか。何を血迷ったのか、12/1のオーナー会議で、参加を表明してしまったのである。



41WBC参加を「NPBとして」表明

 プロ野球12球団は1日(12/1)に開いたオーナー会議で、2013年に開催される第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への参加を表明した。議長を務める楽天の島田亨オーナーは「(主催者と)協調的に、友好的に話し合いができている。NPBとして参加することを表明したい」と語った。

 日本野球機構(NPB)は当初、WBC日本代表のスポンサー料などの権利を要求したが交渉の難航で方針を変え独自の日本代表の活動収益を確保する構想をまとめた。協力が必要な日本プロ野球選手会は現時点で参加表明をしていないため、島田議長は「これから誠意を持って話し合いを続けていきたい」と話した。

 選手会はNPBから示されている構想について8日(12/8)で協議する。新井貴浩会長(34=阪神)は「6日に事務折衝、8日に総会がある。それからになる」と話した。
 [2011年12月1日20時39分]
http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20111201-871190.htmla


2011/12/1に、日本プロ野球12球団は、オーナー会議で(要求が満たされていないにも拘らず)参加を表明したのだ。

2011/12/8には、日本プロ野球選手会定期大会総会が開かれ、そこでこの問題が再度討議されることになった。

選手会は、すでに2011/7/22の臨時大会WBC不参加を決めている。そしてさらに、9/22には、NPBとの会合を持ち「参加できない」ことを伝え、10/1には新井貴浩選手会会長が再度「考えは変わらない」と、意思表示している。



37選手会はWBC参加先送り

 労組日本プロ野球選手会(新井貴浩会長、34=阪神)は8日(12/8)、大阪市内のホテルで総会を開催し、13年の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加するか否かについての結論は先送りした。新井会長は「ある程度プラス材料の報告はあった。だが、選手会が主張する部分を解消できるには至っていない」と話した。

 7月の選手会臨時大会で、スポンサー権商品化権の日本野球機構(NPB)への帰属が認められなければ不参加(下記13 件の記事)の方針を決議した。それらの要求について、WBCI(WBC運営会社)から明確な答えはないという。(http://www.nikkansports.com/search/top-search.html?q=wbc%20%E4%B8%8D%E5%8F%82%E5%8A%A0&r=reflink)

 だが、WBCIとNPB間の交渉では、日本代表を常設化することで長期の代表スポンサー料を獲得し、NPBの収益を確保することで大筋合意した。選手会が求めているWBCにおける権利ではないものの、NPBの収益が上がる構想となっている。NPB側1日オーナー会議参加を表明するに至った。

 選手会の松原徹事務局長は「NPBの収益が本当に保証されればいい。WBCIと直接話していないから、確認したい」と話した。今後、WBCIと選手会が交渉し、事実確認できれば臨時会合を開き、参加を表明することになりそうだ。
 [2011年12月9日9時2分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20111209-874400.html


「日刊スポーツ」は「結論は先送り」とやや柔らかい表現しているが、「サンケイスポーツ」は「WBC不参加」再確認と、より直接的だ。


35選手会定期大会で「WBC不参加」再確認
2011.12.9 05:02

 日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)は8日、大阪市内で定期大会を開いた。日本野球機構(NPB)が1日に参加を表明した、2013年の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)について、「日本代表スポンサー権などが日本に帰属することが認められないかぎり、不参加」との臨時大会決議(7月)を改めて確認した。

 NPBは来年から日本代表常設し、WBCとは別に代表スポンサーからの収入を確保する方針で、WBC参加を表明。だが選手会は、WBCのスポンサー権が日本に帰属する確約が得られていないと判断し、不参加の決議は変更しなかった。

 新井会長は「NPBと交渉しても、選手会には直接連絡がきていない。(スポンサー権が流出する)懸念は解消されていない」と話した。主催者からの新たな連絡、提案があれば、その時点で改めて協議するという。
http://www.sanspo.com/baseball/news/111209/bsr1112090504002-n1.htm
(続く)
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世の中、何だこれ!(巨人ゴタゴタ、21)

2012-01-27 09:44:16 | Weblog

しかし選手会のほうは、あくまでもスポンサー権の確保が出来なければ「不参加も辞せず」との態度は変わっていない。是非ともその方針で突っぱねてもらいたいものである。



22【WBC】日本「不参加も辞さず」 2013年大会 収益分配で折り合わず
2011.10.9 00:43

 日本代表が2006年、09年と連覇した野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」。13年の第3回大会には28カ国・地域が出場予定だが、日本はまだ参加を表明していない。大会の収益配分を巡る主催者側との話し合いがまとまらないためで、日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)は「大会不参加も辞さない」と強気の構えだが…。(プロ野球取材班)

 選手会が要求しているのは、日本のスポンサーからの収入を丸ごと手にする権利などだ。09年大会では日本のスポンサーから約9億円の収入があったが、大会の収益約1800万ドル(金額が確定した昨秋のレートで約15億円)のうち日本野球機構(NPB)への分配はわずかに13%(2億円弱)。「選手の参稼報酬を払えばとんとんの額」(選手会)だった。一方、大リーグ機構(MLB)と大リーグ選手会には66%(約10億円)が入った。

 サッカー日本代表の場合、国際大会の日本のスポンサー収入は日本サッカー協会に全額入り、選手の強化費などに使われている。選手会は「WBCでも日本のスポンサー収入はNPBに入るのが筋」と訴える。選手会ばかりでなく、巨人の渡辺恒雄球団会長が「何でメジャーにいちいち屈服しないとならんのか。アメリカ帝国主義はいい加減にしろといいたい」と発言するなど、球界関係者の間でも反発の声が強い。

 これに対し、主催者側は「日本の要求を受け入れれば大会が成り立たなくなる」との主張だ。「WBCは野球の世界普及が目的。大きな収益のある米国と日本には他の参加国を手助けする責任がある。日本の主張を飲めば、裕福な国はより富むが参加国は激減する」とMLBアジアのジム・スモール副社長。「万が一日本が不参加を決めても、大会は成功を収めるだろう」とこちらも引く気はない。

 今月中旬にはオーナー会議議長を務める楽天・島田亨オーナーらが渡米し、改めて主催者側と協議するが、落としどころが見つかるかどうかは不透明だ。

 ただ、09年大会で日本のスポンサーは商品などに「WBC」のロゴを使っていた。つまり、「日本代表」ではなく、「WBC」をスポンサードしていたという理屈が成り立つ。スポーツビジネスに詳しい帝京大の大坪正則教授は「ロゴに関して言えば、日本のスポンサー収入をNPBへという主張は根拠に乏しい。ただCMや関連グッズに選手の映像や写真が使われていれば、肖像権に関する請求は可能」と見る。また、「『お金の問題で出られない』では3連覇を期待する日本のファン納得できない。できるだけ早く交渉を決着させ、参加を決めるべきだ」と指摘する。3連覇の名誉か、それとも収益か…。“侍”の抱える悩みは深い。
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/111009/bbl11100900500001-n1.htm



帝京大学の大坪正則教授とはどんな人(じん)かは知らないが、こいつの言っていることも片手落ちだ。

まず、「日本のファンは納得できない」対象は、将に「お金」の問題なのだ。なにも「余分によこせ」などと入っていない。日本のスポンサー収入は日本(NPB)に入れよ、と言っているだけだ。ロゴがどうかなどの技術的な問題はあると思うが、それに対する解決策を提言するのがこいつら仕事なのであろう。

日本側からすれば不公平な「お金」の配分を正したいだけである。だから将に、不公平なお金の配分に対して、「日本のファンは納得できない」のである。「参加できない」と言っていることに納得できないとは、言っていないのである。MLBに奉仕してまで参加しなくてもよい、と日本のファンは言っているものと信じたい。

だから帝京大学の大坪正則教授なる人物は、世間知らずのとろい先生なのである。本質がわかっていないか、わかろうとしていない。WBC不参加、止む無しである。




織伊友作の『時事巷談』 http://olii-yuusaku.cocolog-nifty.com/blog/
ランダムな政治・俗事の【時事巷談】、 月1の【演歌巷談】など
36日本のWBC不参加、止む無し!

2011年10月25日
(日本のWBC不参加、止む無し!)
http://blogos.com/theme/world_baseball_classic/

・何だ?収益配分の話合いが、未だついていなかったのか?例えば原辰徳監督率いる『侍ジャパン』が激闘の末勝った第2回でも、①主催するMLB(米国メジャーリーグ)が66%=10億円、②優勝したNPB(日本野球機構)が13%=2億円という、黒船来航の『日米和親条約』並みの不平等条約が罷り通っていたのだ!

・当然日本のプロ野球選手会の間にも不満が拡がり、NPBを通じてMLBと交渉が重ねられていたものだ。ところが敵は、私がいつも書く『アメリカユダヤ』である。一筋縄で行く相手ではない

・世界的にサッカー人気に押されている要因は、①サッカーがボール1個で始められる超経済的なスポーツであることと、②無学な国民にでも分かる、1ゴール=点数制も上げられる。我らはガキの頃から野球に親しみ、知らぬ間にルールにも精緻しているが、初めての国でこのルールは難解である。

・そうした意味で、2006年の第1回、2009年の第2回ともに、巨漢揃いのアメリカまでを打ち破り、日本が連続優勝して「野球人気を高めた」功績は大きい!だからいつまでもヤクザの賭場のように、胴元にあたるMLBが収益をガッポリ持って行くことに、特に日本のプロ野球選手会が異を唱えるのはアタリマエダだ。

・ところが帝王ってか貸元ってか、MLBの居丈高の態度は変わっていないのだそうな?①ならば日本は出場しなくていい!代わりの国をあたる、だとか、②若し出場しても、MLBのやり方に文句を言ったのだから、もうMLB所属の日本人選手(例えばイチローなど)は貸さないとか・・・ゴロマキしているのだそうな?

・日本NPBは、①「先ず2013年の第3回には参加しない!」との腹を括り、②アジアの強豪で韓国や台湾と足並みを揃えて粘り強い『収益配分闘争』を続けるべきである。無理無体を言っているアメリカも、「2回連続優勝の日本が出場しないわ」「日本からのスポンサー料が入らないわ」といった人気低下と興行収入低下のダブルパンチを抱えてまで、既得権の行使に拘るだろうか?ヤレーヤレー!
http://olii-yuusaku.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-7e0f.html


WBCIが、やくざの胴元の賭場とは言いえて妙である。将にその通りである。MLBやくざのてら銭稼ぎに駆り出されて汗水流すことが、ファンの期待に沿うこととも思えない。小生も先に(1/19,NO.16で)その様に例えてみたが、大袈裟に言えば、WBCは将に平成の不平等条約の一つなのである。NPBはあくまでも初志貫徹して欲しいものであるが、それも危うくなっているようだ。
(続く)
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世の中、何だこれ!(巨人ゴタゴタ、20)

2012-01-26 11:03:31 | Weblog

42WBC日本参加へ猶予「絶対的な締め切りではない」   [ 2011年10月1日 06:00 ]

報道陣の質問に応えるJ・スモール氏
Photo By スポニチ

 13年に開催予定の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への日本の参加問題について30日(9/30)、米大リーグ機構(MLB)バイスプレジデント・アジアのジム・スモール氏(50)が、回答期限後も日本の参加表明を受け付ける方針を示した。

 大会運営会社のWBCIが回答期限に指定した30日(日本時間10月1日)を前に「期限は絶対的な締め切りではない。1日をもって代替チームと開催地の準備を始めるが、それが最終決定するまで日本は参加表明していい。ドアはオープンにしておく」。これを受け日本は7日(10/7)のオーナー会議で参加へ向けて協議。島田亨オーナー会議議長(楽天オーナー)と加藤良三コミッショナーが9日(10/9)にも渡米し、WBCI幹部と会談することになった。

 ここまで日本は、選手会が代表チームのスポンサー料グッズ収入権利の日本野球機構(NPB)への譲渡を求め、要求が認められなければ参加できないと主張。12球団とNPBは選手会との最終調整がつかないとしてこの日、期限延期交渉継続を求める意向を口頭で伝えた。スモール氏は選手会の要求については「分配金はフェアに分けている。選手会の言う(権利を認めた)運営方針では3、4カ国しか参加できない」と反論。一方で「問題ある点は日本に近い立場で話し合いたい。既に参加表明した27チームは日本の参加を待っている」とした。NPBは選手会との調整も急ぐ方針で、回答期限を機に日本が参加へ向けて動きだした。

 ▼日本ハム・島田利正球団代表(選手関係委員会委員長)前向きに(米国側には)受け取ってもらえたと思う。

 【スモール氏に聞く】

 ――回答期限をどう捉えているか?

 「日本不参加を想定し、代わりの開催地やチームの模索を始める区切りの日。あと18カ月でスポンサー契約などを含めた全てを決める必要がある。準備は進めないといけない

 ――日本の選手会は主張を変えていない。

 「NPBの選手の参加報酬はMLBの選手より45%多い。なぜ、それ以上を求めるのか。日米はWBCで収益を上げるのに重要な2カ国。他の参加国を助ける責務があるのに選手会はそれを無視している」

 ――過去2大会は東京で第1ラウンドを開催。

 「東京で行うことが強い希望だ。ただ万が一、日本不参加でもWBCは成功を収められると信じている。われわれには他の27チームへの責任があるし、大会を成長させる責務もある」
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/10/01/kiji/K20111001001732510.html?feature=related


NPBが弱気なのは困る。そんな態度になるのなら、はじめから参加しないなどと言わない方がよい(とは思わないが、と言いたくもなる)。期限延長や交渉継続などは、NPB側から言うべきものではない。WBCサイドから言わせるものである。9月30日になればなったで、NPBとしては、「あくまでも主張は変わらない」と発表しておけばよいのである。強いて言えば、「WBCIから話しがあれば、話し合いには応ずる。」と付け加えておけばよいのである。

なんと言っても日本プロ野球選手会の考えは変わってないのだから。



23新井・選手会会長「スタンス変わらない」
2011.10.1 12:46

 日本プロ野球選手会の新井貴浩会長(阪神)は1日(10/1)、2013年開催の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の参加交渉について「スタンスは変わらない」と話し、日本にとっての条件改善がなければ大会不参加とする姿勢を強調した。

 9月30日には大会主催者である米大リーグ機構(MLB)アジアのジム・スモール副社長が10月以降も日本の参加表明を受け付ける意向を示した。新井会長は「最初から(回答の期限は)関係ない。一方的に言われていただけ。今まで通りNPB(日本野球機構)と連携を取ってやっていく」と話した。
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/111001/bbl11100112470003-n1.htm


しかしながらNPB側は腰が砕けている。どんなニンジンを見せられたかは知らないが、NPB交渉団が再度渡米すると言う。馬鹿でないかい。ここんところはWBCIがどう出てくるか、待ちの状況なのだ。それを飛んで火にいる夏の虫状態で渡米するとは、馬鹿を通り越して頓馬と言う他は無い。単なる参加の条件作りだけではないか。こちらの要求事項は通っているのか。


43ハム・島田代表らオーナー会議後に渡米 WBC参加でMLB訪問

 プロ野球の国際関係委員長を務める日本ハムの島田利正球団代表は1日(10/1)、2013年開催の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の参加について話し合う7日(10/7)の臨時オーナー会議後に、議長の楽天・島田亨オーナーとともに渡米することを明らかにした。米大リーグ機構(MLB)を訪問し、会議内容を報告する

 島田代表は9月30日、MLBアジアのジム・スモール副社長に交渉継続を望む意向を伝え、同副社長は今後も日本の参加を受け付ける考えを明らかにした。島田代表は「ファンあっての野球界の将来を考えて、交渉はいい方向に進んでいると思う」と話した。
[ 2011年10月1日 16:29 ] http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/10/01/kiji/K20111001001735950.html



しかも渡米する目的は交渉ではなく、10/7の臨時オーナー会議の内容を報告しに行くと言う。そんなことだったら、「こんなことを協議して、コウコウだった。」と記者発表しておけばよいことだ。

まあまとまらない交渉となるので、交渉すると言う勇気がなかったかもしれない。そうであればなおの事困るのである、NPBのやり方は完全に間違っているのであり、そんなことなら野球なんて止めてしまえ、とも言いたくなるというものである。結局こいつらには、日本の野球を代表するNPBの代表だと言う意識が無いものと思う、長いものに巻かれていればよい、とでも思っているのであろう。

(続く)
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世の中、何だこれ!(巨人ゴタゴタ、19)

2012-01-25 16:52:13 | Weblog

交渉事に長けた大リーグ機構MLBと大リーグ選手会MLBPA(Major League Baseball Players Association、かなり強い労働組合である。)が共同で設立したWBC運営会社WBCIのことである。そう易々と話し合いに応ずる筈が無い。まずは日本側の鼻息を窺(うかが)おう、と言ったところである。断られたからと言って、NPBも選手会も引っ込んでもらっては困るのである。

第二段階の交渉は、一ヵ月後NPB交渉団がニューヨークに飛んで2011/9/8と9/8に行われている。交渉団は、9/11に帰国して9/13にNPBの国際関係委員会で交渉内容を説明し、今後の対応を協議する。果たしてどんな結論となるのやら、腰砕けにならなければよいのだが。

 
 
32条件の改善求めNYで交渉 第3回大会の日本参加めぐり
2011.9.9 09:56

 日本が参加条件の改善を求めている2013年に開催予定の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の主催者と、日本野球機構(NPB)との交渉が8日(9/8)ニューヨーク市内で行われた。

 NPB側が権利を得られるよう求めている、日本代表のスポンサーとグッズ収入をめぐる話し合いが主だったとみられている。交渉の進展具合などは明らかにされなかった。9日にも引き続き交渉する予定。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110909/bbl11090909570001-n1.htm
 
 
26WBC主催者から妥協案 13日に対応を協議
2011.9.11 20:07

 プロ野球の国際関係委員長を務める日本ハムの島田利正球団代表は11日(9/11)、2013年に開催予定の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた主催者との交渉を終えて米国から帰国し、日本側が求めている参加条件の改善について新しい提案を受けたことを明らかにした。

13日に開く国際関係委で対応を協議する。

 交渉は8日にニューヨークで行われた。日本側は日本代表のスポンサー料の権利確保などを求めた。島田代表は「(日本の要求が)全部ノーではないが、満足いくものではなかった」と話した。主催者からは、あらためて参加の回答期限9月末日と通告されたという。
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110911/bbl11091120080022-n1.htm
 
 
WBCIより新しい提案を受けたようだが(この交渉での内容は詳(つまび)らかではないが)、満足のいくものではなかった様だ。それもそうだろう、MLBサイドがそう易々と収益配分を増やしてくれるはずが無い。相手は日本側の足元を見通している。NPB側は、WBCの灯は消したくないなどと公言しているからである。

『▼加藤良三コミッショナー NPBの対応は7月14日のオーナー会議で決まった通り。オーナー会議の議長と私をヘッドとしてアメリカと鋭意交渉を進めます。NPBの考え方は交渉で明らかにしますが、とにかくWBCの灯は消したくないので全力で交渉します。』[ 2011年7月23日] 06:00  
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/07/23/kiji/K20110723001263700.html
 
 
「満足のいくものではなかった」としたら、NPBとしてはどうするのであろうか。適当に問題の解決を先送りして、WBCに参加する口実を作ってゆくのであろうか。しかし選手会のほうは、真っ当だ。満足のいかないものであれば、参加しなくてもよい、と主張は変わっていない。
 
 
25選手会の主張変わらず WBC交渉の報告受け
2011.9.22 20:28

 日本プロ野球選手会は22日(9/22)、東京都内で日本野球機構(NPB)や12球団側と事務折衝を行い、2013年開催予定のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)について、日本代表のスポンサー料とグッズ収入の権利がNPBに帰属されなければ大会に出場しない、との主張をあらためて伝えた。

 選手会は、日本ハムの島田利正球団代表らがWBC主催者と8日に行った交渉についての報告を受けた。日本側の要求を一部くんだ主催者の新提案について、松原徹事務局長は「そんな小さな提案ならば参加したくても出られない」との姿勢を示した。提案の詳細については明かされていない。

 参加の回答期限が9月末日と通告されており、NPBや12球団側からは交渉打ち切りや不参加となることを懸念する意見が出始めている。ある球団幹部は「向こうからの提案の検討を含めて交渉を発展させていく必要がある」と話した。
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110922/bbl11092220290016-n1.htm

 
 
このブログ↓も見てください。同じような主張をしておりますので。
 
 
33日本プロ野球選手会 WBC不参加でもかまわない!妥協せず、がんばれ!
2011-09-27 21:03:15 | スポーツ
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/135f0ddc000bd1208a4a15ec44404751
 
 

9月30日になっても日本側からWBC参加の返事が無いので、WBC側も少しは心配になったのかMLBアジアのジム・スモールとか言う人(じん)が、「9月30日以降も門は開けておく」などといい始めたようだ。しかし「日本なしでもWBCは開催する」とも言っている。いわゆるニンジンとムチだ。日本なしでどれ程の興行となるのか、心配なのだ。なんと言っても日本無しではアブク銭が入ってこない。NPBはこんなことで、騙されてはいけない。あくまでも参加しない、不参加である、と言う意思を強固に貫くべきである。なんと言っても日本無しではWBCは(開催されたとしても)成り立っていかないのだから、しかしながら要求が貫徹されなければ参加できないという意志を揺るがせてはいけない。すぐにも足元を見透かされてしまうからだ。しかし本当に心もとないものだ、NPBは。

(続く)
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世の中、何だこれ!(巨人ゴタゴタ、18)

2012-01-24 09:25:30 | Weblog

14渡辺会長、WBC不参加やむなし「妥協したら駄目」 [ 2011年9月30日 06:00 ]

 巨人の渡辺恒雄球団会長(85)が29日、都内で取材に応じ、13年に開催予定の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場問題について不参加やむなしの持論を語った。

 参加条件の改善を求める日本プロ野球選手会に同調。「アメリカは少しずうずうしいな。最初から妥協したら駄目。MLBとけんかしても、やめるならやめて、アジア独自の野球をやればいい。中韓日台にオーストラリアも入れて」とアジアだけによる大会まで提案した。

 現在、日本側は日本代表のスポンサー料とグッズ収入の権利譲渡を要求している。09年の第2回大会では日本への分配金は約2億円。大リーグ機構(MLB)と大リーグ選手会が総収益の   66%約10億5000万円を独占した背景から、選手会は条件次第では参加しないと主張している。

 大会運営会社WBCIは交渉で歩み寄りを見せず、9月30日日本時間10月1日)を回答期限に一方的に指定。過去2大会では東京ラウンドを読売新聞社が主催してきたが「野球の世界でアメリカ帝国主義はいいかげんにしろと言いたい。アメリカが横暴だから五輪から野球が排除された」とMLBの姿勢を批判した。

 今季から国際大会対策も兼ねて低反発の統一球が導入されたが「(WBCが)駄目になったら統一球やめろ。古いボールを復活して空中戦だ。お客さんが下向きのプロ野球が上向きになるよ」とも言及。12球団のオーナーから不参加になることを危惧する声が上がっている中で「MLBはふざけてる」と最後まで怒りは収まらなかった。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/09/30/kiji/K20110930001724740.html

 
 
そして2011/8/9には、NPB(日本野球機構、Nippon Professional Baseball)とWBCIと、参加条件などについて、東京都内で協議が持たれた。しかしながらNPB側はWBCIに、けんもほろろに断られたようだ。NPB側は、「お互いに説明して質問をぶつけ合った」と説明しているが。
 
 
29WBC主催者と協議 NPB、参加条件の改善要求 
2011.8.9 20:33

 日本野球機構(NPB)と9球団の代表者は9日(8/9)、2013年に開催予定の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の主催者と東京都内で協議し、参加条件の改善を要求した。過去2大会は主催者の収入となっていた日本代表のスポンサー料などの権利確保を求めたとみられる。

 09年大会の収益配分率が主催者の米大リーグと大リーグ選手会に各33%(合計66%)だったのに対し、大会収入に貢献した日本13%と少なかったのが改善要求の発端。出席者によると、主催者からは収益配分率は正当、との説明を受けたという。国際関係委員長を務める日本ハム島田利正球団代表は詳細には触れず「お互いに説明して質問をぶつけ合った」と話すにとどまった。

 日本プロ野球選手会は7月の臨時大会で、日本代表のスポンサー料などの権利をNPBが確保できない場合、WBCへの不参加を決めている。
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110809/bbl11080920350030-n1.htm

 
 
そしてその翌日の2011/8/10には、日本プロ野球選手会WBCI東京都内で、これまた参加条件について協議が行われた。しかしこの協議も、モノの見事に物別れに終わっている。さらに参加可否の回答期限9月30日と設定し、日本が参加しなくてもWBCは開催すると、脅しを賭(か)けてきたのである。選手会は当然反発する。日本プロ野球選手会の新井貴浩会長はNPBとは話し合いは続けるが、全く話にならない、と怒りを爆発させている。

WBCIが回答期限を設けたと言うことは、日本には是非とも参加して欲しい、と言う願望の現れである。参加しなくてもいいよ、と本気で思っていたのなら、回答期限などは設けずに、「わかりました。では日本は不参加と言うことで、話しは進めます。」で終わりの筈だ。

 
 
28参加条件めぐり運営会社と選手会が決裂 不参加も
2011.8.10 20:27

 2013年に予定される第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を主催する米大リーグ(MLB)側の大会運営会社と、日本プロ野球選手会10日(8/10)、東京都内で参加条件について協議し、物別れに終わった。

 選手会は日本代表のスポンサー権などが認められなければ、WBCへの不参加を主張。主催者側は同権の譲渡を拒否したうえで、参加するかどうかを9月30日までに返答するよう求めた。

 選手会の松原徹事務局長は「こちらの要求については、ノーという返事だった。このままでは(WBCに)出られない」と強調した。一方、主催者側のジム・スモールMLBジャパン代表は「交渉は続けるが、日本が参加しなくてもWBCは開催する」と述べた。

 主催者側はこの日、日本野球機構(NPB)にも9月30日の返答期限を通告したが、交渉は長期化が予想される。選手会とNPBは足並みをそろえて参加条件の改善を求める見通し。
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110810/bbl11081020300038-n1.htm
 
 

27新井会長「話にならない」 WBC交渉、引き続き条件改善求める姿勢
2011.8.11 18:54

 日本プロ野球選手会の新井貴浩会長(阪神)は11日(8/11)、2013年に開催予定の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の大会主催者との参加条件をめぐる交渉について「選手会の考えは変わらない」と引き続き条件改善を求める姿勢を強調した。

 10日の交渉では求めていた日本代表のスポンサーやグッズ収入の権利の日本野球機構(NPB)への譲渡を拒否された。

 ナゴヤドームで試合前に取材に応じた新井選手会長は、今後もNPBと協調していくことを明言し「(主催者は)国際大会における各国の代表権のあり方は認識しているはずなのに、こうなるのは話にならない」と語気を強めた。
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110811/bbl11081118560014-n1.htm
 
 

このようにしてWBCIとの収益配分に関する日本側との交渉は、第一段階は物別れに終わっている。まあ、WBCI側のうっちゃりに終わってしまったようだ。まあしょっぱなからうまく話しが進むはずは無い。まずはお互いが主張しあったと言うことであろう。問題は、これからNPBサイドがどう交渉を続けて行くか、と言うことであろう。
(続く)
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世の中、何だこれ!(巨人ゴタゴタ、17)

2012-01-23 11:27:52 | Weblog

さてNPBでも、これより前の2011/7/14に、プロ野球のオーナー会議が開かれており、収益配分の改善を交渉してゆくことを決めている。




31次期WBCで交渉団結成 日本の収益増目指す オーナー会議で確認
2011.7.14 20:03

 東京都内で開かれたプロ野球のオーナー会議=14日午後

 プロ野球12球団のオーナー会議が14日(7/14)に東京都内で開かれ、2013年春に予定されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での日本側の収益増を米側に求めていくための交渉団の結成が決まった。

 前回09年WBCは約1800万ドル(決算のあった昨秋のレートで約15億円)の収益があったが、日本野球機構(NPB)への分配は13%(2億円弱)。一方、大リーグと大リーグ選手会66%(約10億円)とNPBの5倍を手にしていた。

 オーナー会議議長の島田亨・楽天オーナーは「日本代表チームや日本のスポンサーの貢献度に対してリターン(分配)が十分でないという認識だ」と説明。今後は島田オーナーとNPBの加藤良三コミッショナーを中心に、WBCの運営会社と交渉を行っていく。

 このほか、オーナー会議では財務状況が悪化するNPBの事業収入の拡大策などが話し合われた。
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110714/bbl11071420040015-n1.htm
 
 
そしてオーナー会議では、MLB側と交渉するために、交渉団を結成したのである。加藤良三コミッショナーと楽天オーナーの島田亨オーナー会議議長が団長を務めると言う。若干心もとない感じもするが、しっかりと交渉してもらいたいものである。
 
 
18NPB、WBCの収益改善“交渉団”結成!
2011.7.15 05:00

 プロ野球のオーナー会議が14日、都内で開かれ2013年に予定されている第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、日本の収益分配増を求める“交渉団”を結成することを決めた。

 09年の第2回WBCは約1800万ドル(決算時のレートで約15億円)の収益があったが、大リーグ機構(MLB)と大リーグ選手会が66%(同10億円)を独占。日本野球機構(NPB)への分配は13%(同2億円)に止まり、選手会からも不満が上がっていた。

 交渉団は加藤良三コミッショナー(69)とオーナー会議議長の楽天・島田亨オーナー(46)が団長を務め、WBCを主催するMLBなどと交渉し、分配率の是正を求めていく。島田オーナーは「日本代表と日本企業のWBCに対する貢献のリターンが十分ではない。ギャップをどう埋めるか」と説明した。
http://www.sanspo.com/baseball/news/110715/bsr1107150504000-n1.htm


まことに心もとない交渉団ではないか。海千山千のMLB側(米大リーグ機構)との交渉の席に、強面で参加してくれることであろうか、はなはだ心配である。

しかし大リーグ側はこの動きに驚きの念を禁じえない、と言った状況だ。ただし、建前だけ驚いた風を示しているだけであろう。MLBはそんな軟(やわ)な存在ではなかろう。

 
 
30大リーグ「驚いている」 日本選手会のWBC方針に
2011.7.22 20:03

プロ野球選手会臨時総会が開かれたあと会見をする新井貴浩選手会会長=名古屋市内のホテル(前川純一郎撮影)

 米大リーグ機構アジアのジム・スモール副社長は22日(7/22)、参加条件が改善されない場合には2013年開催予定のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場しない、と日本プロ野球選手会が決めたことについて「驚いているしがっかりしている」とコメントした。

 しかし、2連覇中の日本代表の出場に向けて交渉していく意向も示し「日本野球機構や選手会と協議を続けていく準備はできている」とした。
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/110722/mlb11072220040005-n1.htm
 

 
まあ、日本が参加しなければ、MLBの懐に入るアブク銭は極端に少なくなってしまう。もし先に述べた話しが間違いでなければ、仮に日本企業のスポンサー料が皆無となったとすると、少なくとも15-9=6億円程度に減ってしまうはずである。こうなってしまえばWBC何ぞはやっている価値は無い、少なくともMLB側としては皆無に近くまで落ちてしまうことであろう。だから「驚いているし、がっかりしている」と言っているのである。なんとしても日本には参加してもらいたいのである。この先どんな甘い言葉を発してくることであろうか。NPBもそんな言葉に騙されてもらっては困るのであるが、心もとない限りである。

巨人の渡辺恒雄球団会長も、時間は下って'11/9月になるが、「不参加やむなし」と言った意見のようだ。しかし球団オーナーの中には参加すべきだと言う意見もあるという。「ふざけるな」と言いたいが、そういう輩はどこのオーナーなのだろうか。

(続く)
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世の中、何だこれ!(巨人ゴタゴタ、16)

2012-01-20 11:41:22 | Weblog

ソフトバンクは予選リーグでは3戦全勝で勝ち上がったではないか。それが2勝1敗で勝ち上がったサムスンに負けたのである。鼻を高くしすぎると、まさかの時に力の発揮が出来なくなるものでしょう。それとも孫正義は、もうソフトバンクには用が無くなってしまったと思っているのか。

しかし選手達は、意外とまともな考えを持っていることには、少しは救われると言うものである。

それは、
2013年のWBC参加について   のことである。

労働組合・日本プロ野球選手会は2013年のWBCへは、収益配分の改善が無い限り参加しないことを決めたのである。

例えば先回の2009年のWBCの収益金は、約15億円だったと言う。そのうち日本企業のCMスポンサー料が9億円で、それはすべてWBCI(WBC Inc.、World Baseball classic Incorporated 、WBC運営会社と言ったところか)の懐(ふところ)に入ってしまっているという。

そしてその分配であるが、15億円の66%(10億5千万円)が大リーグ機構MLB)と大リーグ選手会MLBPA)がもって行き、日本は優勝したにも拘らずわずか13%(2億円弱)しか入らなかったのである。そのため優勝しなければNPBは大赤字となっていた筈である。それだけWBCはMLBに奉仕していることになる。これでは明治時代に改定に四苦八苦したの不平等条約そのものではないか、と言ってWBCに反旗を翻したのが日本プロ野球選手会なのである。ただし、配分にイチャモンをつけているのではなく、日本企業からのスポンサー収入はNPBに入れるべきだ、さもなけばWBC何ぞはやってられない、と声を上げただけなのだ。

スポンサー収入を上げたければ、MLBも米国内で真剣にWBCを興行すればよいのだが、いわば日本や韓国のふんどしで野球をやっているので、本土では真剣ではないのである。だから主だったメジャーリーガーは参加していないし、メジャーリーガー達やMLBは本国ではそれほど真剣にWBCの野球をやっていない。日本や韓国に野球をやらせていて、興行資金をしこたま懐に入れればよし、としているのである。

米国のMLBでは、その年間王者を決める試合を大袈裟だが、ワールドシリーズ(World Series)と言っている。

MLBには、ナショナルリーグとアメリカンリーグの2リーグがあり、夫々のリーグの優勝チームが全米一を争って戦う試合が、ワールドシリーズである。当初は(Wikipediaによると)1887年に全世界が参加するであろうとThe World's Championship Seriesと呼ばれていたものを単にWorld's Seriesと呼び始めて、それが1917年頃からは'sを取って単にWorld Seriesと言い出したものと記載されている。

だからMLBではワールドシリーズと銘うっているので、この優勝チームが世界一なのである。従ってWBCは言ってみれば、MLBにとってはアブク銭の金儲けのための付録みたいなもの、と言った位置づけではないかと推察できる。

だからWBCは、MLBの小遣い稼ぎなのである。そのため日本プロ野球選手会が頭にきているのである。

まずは選手会の決断から。

2011/7/22に選手会は臨時大会を開き、2013年WBC参加問題を議論している。

 
 
13日本プロ野球選手会怒り!!WBC不参加も
SANSPO.COM 2011.7.23 05:05

 労働組合・日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)は22日(7/22)、名古屋市内で臨時大会を開き、2013年に予定されている第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)について、代表チームのスポンサー権が認められていない現在の参加条件が改善されないかぎり、出場しないことを決議した。06年の第1回大会から連覇中の日本が、不参加を辞さずの構えでWBC改革を求める。

 午前と午後に分けて2時間以上も続いた議論を終え、会見に臨んだ新井会長は厳しい表情。強い口調で言い切った。

 「今のままでは参加したくても参加できない。12球団、NPBと一致団結して行動したい。日本が連覇している今、戦うしかない。中途半端な決意ではない

 WBCは、大リーグ機構大リーグ選手会が共同設立した事業会社「WBCインク(WBCI)」が主催している。大会成功の見通しが不明だったため、第2回までは代表チームが獲得したスポンサー収入も主催者が吸い上げ、最終的な収益を団体ごとに分配するシステムを取ってきた。

 第2回大会の場合、大リーグ機構と大リーグ選手会への収益配分が計66%だったのに対し、日本野球機構(NPB)への分配率は13%(約2億円)にとどまっている。約2億円の収益分配では、事前合宿の経費や選手の出場給、傷害保険料などに消えてしまう。06、09年と大会連覇を果たしたが「優勝しても赤字」となりかねない状況だった。

 WBC自体は2大会いずれも黒字で、第2回大会の収益は約15億円とされる。そのうち、日本関係のスポンサー収入約9億円あり、収益の半分以上を占めているにもかかわらず、日本球界には約2億円しか戻ってこないのだ。そのため、選手会は「大会が定着した以上、五輪やサッカーW杯でも認められるチームスポンサーの収益を取り戻すべき」と、“不平等条約”ともいえる参加条件の改善を主張する。

 昨年10月からWBCIと協議を続けたが、交渉は進展せず。そのため、この日ついに12球団の代議員24人が全会一致で、スポンサー権が認められないならWBCには出場しないことを決議した。

 経営状況の厳しいNPBも14日のオーナー会議で加藤コミッショナー、楽天・島田オーナーの2人を団長とする交渉団の結成を決めている。今後は選手会とNPBが共同歩調をとりながら、8月にもWBCIと交渉を行う予定だ。過去2大会、日本中を熱狂させてきたWBCが大きな局面を迎えている。
http://www.sanspo.com/baseball/print/110723/bsr1107230506003-c.htm


日本プロ野球選手会の主張は尤もなことである。

いかさま的なことはまだある。それは試合の組み合わせである。2009年のWBCでは、米国が有利になるように、組み合わせを作っている、と思われても仕方がないものであった。

まず16カ国がA,B,C,Dの4ブロックに分けられ、夫々上位2チームが決勝ラウンドに進出する、と言う形になっていた。それを次に示す。

A, Korea,Japan,Chinese Taipei,China
B, Mexico,Australia,South Africa,Cuba
C, Canada,USA,Italia,Venezuela,
D, Netherlands,Dominica,Panama,Puerto Rico

そして決勝ラウンドは次のようになった。

E, USA,Puerto Rico, Netherlands, Venezuela
F, Mexico,Cuba, Japan, Korea

これを見れば一目瞭然、USAはキューバや日本、韓国などの強豪チームと当たらないように組み分けされていたのである。

(続く)
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世の中、何だこれ!(巨人ゴタゴタ、15)

2012-01-19 14:05:25 | Weblog

もう一つWBCの中日ドラゴンズの辞退の記事を紹介しよう。


 
 

24ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)!
崖の上の中日ドラゴンズ!http://www.kachijiten.com/column&news/dragons.html

2008/12/10(Wed) 20:33
「みんなが出ると思ってるのが大間違いだ」

と落合博満監督。

まあ噛み砕いて訳せば、「デメリットをみんなが分かち合うと思うな。俺にはメリットだけを寄こせ」ということだろうか。



でも、野球人はそもそもみんなが同じ運命の船に乗ってるようなもの。

一人の天才監督が球団をぐいぐいと引っ張って、売上を大きくしたところで、一人だけ大きくなっても、野球の人気が低迷して全体が縮小していけば、結局のところ、将来は先細りなんだから、意味がなくなることとなる。

・・・・・

野球選手は、しょせん客相手の個人事業主。
お客さん抜きでは語れない世界なのである。

そう、我らと同じように、野球選手も、客に媚びて金儲けをしなければならないのだ。

なのに中日ドラゴンズは、誰にも媚びず、市場のパイの拡大や、縮小の停止にも力を貸さないと、来た。




小さいパイの中でも、才能を発揮していれば、それだけで食べられるんだ、という生き方の選択である。

小さいパイの中でも、優勝を勝ち取れば、我らだけは繁栄できるんだとの、「強い者、才能ある者は、必ずお金で報われる」との考え方に基づいて。

このように、狩猟民族である中日ドラゴンズ個人事業主は、農耕民族のように市場のお金を増やすんじゃなくて、今そこに落ちているお金を奪い合うという道を選んだのだ。




中日ドラゴンズ以外の11球団は、市場にお金を呼び込もうと、今、必死に、躍起になって頑張ろうとしている。

だが、1球団だけは、血も流さずに、楽をして、利益だけを享受しようとしている。


プロ野球選手は球団社員じゃなく、個人事業主である。
故障の補償もないし、理想論を掲げられても困る。

球団同士の付き合いは、何の金にもならない。

だから、協力はしない。
積極的な邪魔もしない、というところだろう。

http://www.kachijiten.com/column&news/dragons.html

 
 
とまあ、こんな風に中日ドラゴンズのことを書いているのだが、言ってみればどうも中日ドラゴンズ(と言うよりも監督の落合博満が)には金儲けだけが大切で、その過程での何らかの哲学を学ぼうとしていないようにも見える。要はスポーツ面は否定して、興行面だけで野球をやっているような感じがするのである。

まあそれにしても、福岡ソフトバンクホークスだらしが無い
あまりニュースにはなっていなかったと思うが、プロ野球アジアシリーズと言うものがある。日本、台湾、韓国、オーストラリアの4カ国のプロ野球の優勝チームによるアジアシリーズである。

今回の大会は5回目となるそうだが、日本は過去4回すべて優勝していると言う。優勝チームは、ロッテ、日本ハム、中日ドラゴンズ、西部ライオンズが優勝している。日本が4連勝していたのだが、今回のアジアシリーズでは、ソフトバンクホークスは優勝できなかった。なんとダラシがないことか。まあ、ここに巨人の名が無いのであるが、それは日本の巨人でしかななったことの証明で、その巨人より(アジアシリーズで負けても)ソフトバンクの方が立派でしょうが。

 
 
 
33ソフトバンク、優勝逃す=サムスンに逆転負け―プロ野球アジアシリーズ
2011年11月30日(水)00:03
 【台中(台湾)時事】日本、台湾、韓国、オーストラリアのプロ野球優勝チームによるアジアシリーズ最終日は29日、当地で決勝が行われ、ソフトバンク(日本)がサムスン(韓国)に3―5で敗れ、準優勝に終わった。3年ぶりに開催された同大会は5回目で、過去はロッテ、日本ハム、中日、西武が制覇。初めて日本勢が優勝を逃した。
 ソフトバンクは一回、松田の適時二塁打で先制。だが、先発岩崎が五回につかまり、一挙に5点を失い逆転された。八回に2点を返したが、及ばなかった。
 ソフトバンクは予選リーグ3連勝、サムスンは同2勝1敗で決勝に臨んだ。 
[時事通信社]
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/sports/jiji-111129F766.html
 
 

小生は、このこと(優勝できなかったこと)に関してこのように思っている。それは親会社のソフトバンクの孫正義社長の人となりが、ソフトバンクの選手達の意識にかなり影響したのではないかと思っている。それは「油断」てある。孫正義の大風呂敷と朝鮮根性(卑屈さと傲慢さ)が、選手達に影響して、肝心な決勝戦で敗退してしまったものと考えている。なんと言っても孫正義のあの「白い犬のお父さん」CMを見れば、そのことはよくわかる。あのCMは「日本人の犬畜生め」と言った蔑(さげす)みを表しているCMである。('10.8.2~8.4,「おのれ!孫正義」参照のこと。)

(続く)
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世の中、何だこれ!(巨人ゴタゴタ、14)

2012-01-18 10:48:28 | Weblog

それは2009年3月WBCへ、代表候補となった中日選手全員ボイコットしたことを見ればよくわかるのである。落合博満監督不参加を指示したかどうかが取りざたされたが、本人が本当のことをしゃべらない限りそれはわからないことである。が、多分そんなことであろうと小生は思っている。

だから中日選手達には、プロ野球は単なる金儲けの職場でしかなかったのである。もしも加藤良三が言う日本国及び日本社会とともにあると言うプロ野球であれば、単なる金儲けの職場ではなく日本国を代表する威厳尊厳が備わっている職場となるのである。そこでプレイする選手達も、それ相応に威厳と尊厳を備えていなければならないのであるが、それには威厳と尊厳をかもし出す哲学を持っていなければ出来ない事である。簡単に言ってしまえば、日の丸を背負って戦っていると言う尊い意識なのである。それは相手を尊重し、自分を大事にし尊重することに通ずるのである。そのことが、選手達の一挙手一投足をさらに高いレベルに引上げてくれるのである。まあ簡単に言ってしまえば、少しは(精神的に)無我の境地に近づくことが出来る、と言うことではないかと考えるのである。無我の境地とは、簡単に言い換えれば、無心で夢中に(野球に)没頭できることであり、そのことが思わぬファインプレーを生むことになるのである。

単なる金儲けとだけしか思えないとしたら、プレーにもそれが現れ、この程度でよしとしようとなってしまうのではないか。たとえ本人に言わせれば、真剣にプレーしていると言ったとしても、それは無我の境地からは程遠かったのではなかったか。

中日の場合には、WBCへの参加を断ったことにより、無我の境地に近づく経験と言うか近づけるチャンスと言うか、チャレンジと言うかそういうものを棄てたのである。そのため精神的にその領域に向かって自ら高めると言う精神が(日本シリーズでは)少ししか湧かなかったのである。と言うことは、試合中に一挙手一投足のレベルを高めることが難しかった、と言うことである。

よく言うように「選手達は一試合ごとに強くなっていった」と言うことがあるが、それはこういうことを言うのではなかろうか。きっと、「ナデシコ・ジャパン」は見事こんな境地に、全員がはまっていったのではないかと推測する。きっとナデシコたちは夫々相当苦労しながらサッカーに打ち込んでいたことであろう、そのことが技術気力を高めたことであろう。そして佐々木則夫監督のパーソナリティが見事マッチし、彼女達を高みに押し上げたものであろう、と思っている。

だから中日ドラゴンズは、落合監督の哲学により、ソフトバンクとの接戦に負けたのである。それに、個人で辞退すると言うことと、チーム全体で辞退すると言うことは、個人の精神的な感じ方は、全く異なると言うことである。チームで辞退すると言うことには、個人としての精神的な葛藤が少なくそれだけ無我の境地には、その人の精神は入りにくいのであろう。





DRAGONS VICTORY
23WBC中日選手辞退について王貞治相談役が見解を示す
2008年11月23日

 2008年11月23日(日)の中日ドラゴンズニュースとして、2009年に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表監督の相談役を務めるソフトバンクの王貞治最高顧問は23日、代表候補に挙がった辞退したことについて見解を示しました。

 朝刊記事より中日の4選手が代表候補辞退について語った内容。落合監督がWBC代表候補辞退について反論の内容です。


【中日ドラゴンズ関連速報記事】
■WBCの代表前向きな人で 王相談役が見解(共同通信)→すでにサイトは見つからず。↓http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20081123-00000047-kyodo_sp-spo.html
 来年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表監督の相談役を務めるソフトバンクの王貞治最高顧問は23日、代表候補に挙がった中日の選手がすべて辞退したことについて「前回は表に出していないが、出られませんという人がたくさんいた。こればっかりは、前向きに考えてくれる人でやるしかない」との見解を示した。

 王相談役は、2006年の第1回大会の日本代表監督。有力選手の辞退が相次いだにもかかわらず、優勝に導いた。

【11月23日付朝刊記事ピックアップ】
■中日の岩瀬ら4選手、辞退理由について語る(サンスポ)→すでにサイトは見つからず。↓
http://www.sanspo.com/baseball/news/081123/bsc0811230506000-n1.htm
 中日の4選手が22日、代表候補辞退について語った。岩瀬は「力になりたいけど(WBCの時期は)なれないんです」。今季前半に左ふくらはぎ肉離れで2カ月戦列を離れた森野は「(体の)不安が大きい。五輪だったら無理してでもというのがあったが、時期の問題もあるし断った」と説明した。浅尾は「中日の選手として1年通してやっていない」と時期尚早を口にし、高橋は「調整の面で不安があるので」と話した。

■落合監督、WBC代表候補辞退について反論(サンスポ)→すでにサイトは見つからず。↓
http://www.sanspo.com/baseball/news/081123/bsc0811230508001-n1.htm
 来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、日本代表候補にリストアップされた4選手全員が辞退した中日の落合博満監督(54)が22日、一部で“ボイコット”などと批判されたことに反論。選手の自主判断だったことを強調し、理由の説明も必要ないと突っぱねた。

 秋季練習中のナゴヤ球場のプレスルームに姿を見せた落合監督。「1回しか話さない」と断った上で独演会が始まった。

 「何が何でも行け、行くな、なんてことを選手に言う権利はオレにはないし、選手も従う義務はない。球団で断ったなんて書かれ方はマスコミの暴力だ」

 球団にかかる電話、ネットに広がる批判の声。一部の“ボイコット説”に強く反論した。

 同監督は、和田にも追加で打診があったことを明らかにしたが、はじめにリストアップされたうち、意思を確認した岩瀬と森野は「もう二度と行きたくない」。若い高橋と浅尾も調整面での不安を口にしたという。

 「(日本プロ野球組織=NPB=からの文書には)理由を書く欄なんてなかった。『行きたい人で戦う』と言っておきながら、自分らで言っていることを途中で否定しちゃってる」

 さらに代表引退を表明した宮本(ヤクルト)や上原(巨人)を引き合いに出し「そういう一部の人間には配慮するのに、こっちはメッタ斬りするのか」と吐き捨てた。

 また昨年12月の北京五輪アジア予選のメンバーから外れた松中(ソフトバンク)にも言及。「けがをしたときにどうなるんですか、と聞いたら外された。(ファンから)首くくって死ねといわれて、誰かがフォローしてやってくれるのか? 負けて被害を受けるのは選手なんだ。二度と味わいたくないと思う人間がいても不思議はないだろ。(代表に)来いといえば全部出てくると思うのは大間違いだ」とまくし立てた。

 「NPBやファンを納得させようとは思わない。でも代表の監督でもコーチでも、NPBでも話にくればいい。ちゃんと説明してやるよ

 実は、北京五輪前にはWBCの監督就任を打診され「よその球団の選手は預かれない」と断っていたことも暴露。中日Vs11球団・NPBミゾはさらに深まりそうだ。


 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表監督の王貞治相談役によると、2006年に行われた第1回大会の日本代表監督を務めた時に有力選手の辞退が相次いだことに触れましたが、このときは辞退した選手に対して全くバッシングが起きませんでした。

 WBCに出場するかしないかは選手の判断であって、本人の意思を尊重するべきだと思います。落合監督の言っていることはもっともだと思います。中日の日本代表候補選手は全員が辞退となりましたが、チェンは台湾代表としてWBCに出場するようです。日本代表チーム側と中日側とで話し合いの席を設けてこの問題は収束して欲しいです。
http://dragons-victory.seesaa.net/article/110094602.html
(続く)
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