4.大東亜戦争の意義とWGIP
ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム
・大東亜戦争の意義
この3章に記載されている諸外国における「大東亜戦争の意義」については、日本国内においては殆ど、知らされていない。そのため日中戦争を含む大東亜戦争については、日本軍国主義の侵略であり、「東南アジアの諸国は大いに被害を受けた」式の風潮が蔓延している。しかし、真実は全くその逆である。
我々は大いに自信を持って大東亜戦争の意義を語り伝え、大東亜戦争を戦った先人達を誇りに思いそして大東亜戦争を戦った英霊に尊崇の念を表し、靖国神社に参拝しなければならない。
然るになぜ多くの日本人が先の大戦に対して、少なからぬ罪悪感を抱いているのであろうか。歴代首相はもとより、畏れ多くも天皇陛下にまで「先の大戦において…」とか「…苦難を与えた不幸な一時期が…」などと言わせるようになったのか。
もちろん戦争は忌むべきものではあるが、何ゆえこのような大東亜戦争の意義が、語り継がれていなかったのであうか。
それには、GHQ/SCAPのウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(War Guilt Information Program、略称WGIP)が存在していたからである。
・WGIP 「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」
WGIPとは、日本を混乱なく占領するためにGHQが巧妙に仕組んだ、日本人に対する宣伝工作である。文芸評論家の江藤淳氏は、これを「戦争についての罪悪感を日本人の心に植えつけるための宣伝計画」と呼んだ。
1945年(S20年)10月2日付けのGHQ/SCAPの「一般命令第四号」によるもので、GHQの例のCIE(民間情報教育局)が主体となって実施した。
同命令の趣旨は、
「日本国民に敗戦の事実を受容させ、各層の日本人に、彼等の敗北と戦争に関する罪>、現在及び将来の日本の苦難と窮乏に対する軍国主義者の責任、連合国の軍事占領の理由と目的を、周知徹底せしめること」と言うものであった。
江藤淳氏は更に次のようにも言っている。
「日本の軍国主義者と国民とを対立させようと言う意図が潜められ、この対立を仮構することによって、実際には存在しなかった「軍国主義者」と「国民」との間の戦いにすり替えようとする底意が秘められている。」
よく考えてみれば、当時「軍国主義者」と言う人種も日本には居なかった。日本を含め東亜を欧米列強の搾取から守ろうとする日本人と日本の軍隊は存在している。しかしその指導者達は軍国主義者ではない。必死に日本を守ろうとした益荒男(ますらお)達ではないか。
(続く)