AND SO ON

世界の片隅から、愛をささやいてみたり @goo

『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』

2006年09月10日 | 本と雑誌
『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』 リチャード・アダムズ作
 

登場人物(?)がすべてウサギという
イギリスの青春冒険ファンタジー。
1973年カーネギー賞&ガーディアン賞ダブル受賞。
 

その昔、アニメ映画が来るというので原作を読んだら
見事にはまったという、珍しい経歴の小説。
大好きでした。
イギリス版『ガンバの冒険』(『冒険者たち』斉藤敦夫)。
霊感の強い弟ファイバーの滅亡の予言を信じて故郷を脱出し、
新天地を目指すヘイズルとその仲間たちの旅と冒険の物語です。
このあらすじで舞台を宇宙、登場人物を人間にしたら、
壮大なスペースオペラになりそうです。
 

細部まで徹底して設定されたウサギの世界がいいんですよ。
神話やウサギ語、社会階級や習性。
レポート用紙にリストアップしたこともありました(笑)
そして出てくるウサギたちの個性的なこと!
アニメ映画も観に行きましたが、
原作を大幅に刈り込んでいたため、若干不満が…
でも、この作品をきっかけに
「読んでから観るか、観てから読むか」のガイドラインが
私の中でできたような気がします。


どうしてこの小説の話がしたくなったかというと、
昨日行った書店のBGMで
この映画の主題歌「ブライト・アイズ」がかかっていたからです。
オリジナルは男性シンガーでしたが、
そのときかかっていたのは女性の歌声でした。
そして、日本で映画が公開されたとき日本語版を歌ったのは
かの井上陽水氏でした…実はレコード持ってますv
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする