2011年2月11日(金)田代島

2011年02月11日 | 田代島・航路
■2011/2/11(金)9:00-15:00:【天気】曇り
【場所】門脇桟橋~田代島往復
【種名】ハジロカイツブリ6,ミミカイツブリ4,アカエリカイツブリ1,カンムリカイツブリ5,ウミウ+,ヒメウ+,クロサギ1,コクガン6,マガモ,カルガモ,コガモ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ++,シノリガモ+,ホオジロガモ2,ウミアイサ♂1♀1,ミサゴ1,トビ,オオタカ成鳥1,ノスリ1,チョウゲンボウ♂1,キジ♀1,ユリカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,カモメ,ウミネコ,キジバト,コゲラ,ハクセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ルリビタキ♀+,ジョウビタキ+,イソヒヨドリ♂1♀1,トラツグミ8,アカハラ+,シロハラ+,ツグミ+,ウグイス,シジュウカラ,メジロ+,ホオジロ+,カシラダカ+,アオジ++,ベニマシコ♂1♀8,ウソ♀1,スズメ,カケス7,ハシボソガラス,ハシブトガラス(22科55種)
【メモ】2010年は田代島に行かなかったので,2年ぶりの田代島だ。門脇桟橋を出航すると,船のすぐ近くをカンムリカイツブリ冬羽が飛んでいった。雲雀地区の方を見るとコクガンが6羽いるのが見えた。あとは島に着くまでヒメウとウミウが飛ぶばかりで,やや漣が立つ程度のべた凪に近い海上では海鳥の姿は見られなかった。大泊にはいったん入港したが乗客も荷物のないようで,すぐに港から出て行った。入江近くにシノリガモとワシカモメがいたがあとは何もいない。クロサギもいなかった。養殖ブイ付近には船が作業していたこともあってか,シノリガモとカモメ類,ウ類しかいない。間もなく仁斗田に入港し下船する。ここもカモメ類が全然いない。曇り空で風もなく,波もないので,平和そのものだが,肝心の海鳥やお目当てのカモメ類もいないのにはがっかりだが,島を往復することにする。
全島,アカハラ,シロハラ,ツグミ,メジロ,アオジ,カシラダカという感じだが,人の姿を見ればすぐ逃げてしまうので,写真も撮る気にもならない。近寄っても逃げないでいてくれるのは,アオジとルリビタキくらいだ。凪の間に行く道は,ばさばさとツグミ3種が飛び交い,トラツグミも逃げていく。浜に戻ると,例によってメス1羽を追いかけるシノリガモの♂の群れや,遠くに羽繕いをしているアカエリカイツブリ,ミミカイツブリ,さらに遠くにクロガモの群れが見える。ここの浜では定番の鳥たちだ。ここから坂を登ってマンガアイランドに行き,途中ウソの鳴き声を聞きながら,下って旧田代小中学校跡地に行く。オオタカがハシボソガラスにモビングされていたが,やがて上空高く昇っていくのを旧中学校石碑前のアスファルトに座って,おにぎりを食べながら見ていた。大泊に行く途中の道ではチョウゲンボウ,キジ♀,カケスなどが出た。ツグミ3種は相変わらず出まくっている。あなたはツグミ,あなたはシロハラ,それであなたはアカハラ,おや,トラさんですねという感じだ。1回だけアカハラとトラツグミが並んで採餌しているのを気づかれず,近寄れたが,レンズを構えたとたんに気づかれ飛ばれてしまった。全島にネコが多いせいで,小鳥類は逃げまくっているのだろうか。青葉山公園では人が多いせいか,ツグミ4種はこんなには逃げないのだが。大泊でかろうじて遠くの磯にいたクロサギを見たくらいで,帰りの道もやはりツグミ4種の逃げまくりだった。こんなに数が多いのだから1羽くらいちゃんと撮影できてもいいのだが,まともに撮れたのはルリビタキくらいだった。帰りの航路は完全にべた凪でなにもいなかった。
しかし,これだけ多くのアカハラ,シロハラが次々と飛びまくるのも自分のフィールドの中では田代島ならではだ。ツグミ4種とルリビタキをじっくり撮影したい方はこの島がいいと思う。とにかく個体数が多いので。網地島もいいがここは1泊したいものだ。
【写真】
  
■ルリビタキの♀。♂には1羽も会えなかった。ウソも同じ。


Copyright(C)2011 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.