(冒頭写真は、2024.05.082付朝日新聞 漫画「ののちゃん」より転載したもの。)
いやいや ののチャンのお母さん、いいところに気が付いたものだ。
ののちゃんを叱る前に、自分自身が学習内容を如何程理解できているかを自ら のの子とのぼるの「テスト勉強」を実施しつつ確認作業をしている。
そして、「(その学習内容を)分かってないと、思い切って叱れない。」と発言している。
素晴らしいお母上ではないか!!
世の中に ののちゃんのようなお母上が多数存在したならば、我が国日本の子ども達も成績優秀になり、世界的な競争力もぐんと上がるであろう。
参考だが、ここのところ我が国日本の子どもの学習能力が 悲しいかな世界規模の競争力比較において先進国中底辺をあたりを彷徨っている、との報道を目にしたばかりだ。😱
原左都子の私事に入らせて頂こう。
この私は高齢出産で一人娘を産んだ後、その一人娘の家庭内での学習教育を母親である私一人でやり遂げた、と言って過言でない。
と言うのも、この私は教職経験がある。 高校にての教職経験なのだが。
とにかく教職途中で娘の出産退職を申し出た直後に、出産するに至った。 要するに 現役バリバリの教員経験が、その後の我が娘の教育指導に多いに生きたと言えよう。
我が娘が多少の発達障害を抱えて誕生していた事実もあり、3歳頃より各種医療・研究機関にて相談・指導を受けたりしたものだ。
小学校入学後の娘の学習に関しては、課題として出されている各教科の宿題の手伝いをする際に、娘の学習の進捗度合いを母の私が日々確認作業に励んだ。
我が子が持って生まれた性質として真面目かつ誠実、そして母の私の指導に素直に励んでくれる子で大いに助けられたのだが。
小学校卒業まで、特に学習面では特段の問題が無いままに順調に学力を身に付けてくれた。
そして、私立中学校(決して難関校ではありません)から合格通知が届き入学した後も、私は特に「数学」の学習に関しては日々付き添って学習に励ませたものだ。
その甲斐があったのか、「英検」「漢検」は中学校段階で準2級まで合格、「数学」も3級をクリアしてくれた。
高2以降は、大学受験に向けて頑張る段階となるが。 娘の高校には「特進クラス」と称して、ある程度の難関大学を目指す生徒をそのクラスに配置する制度があった。 これに関しては、母の私の判断でそのクラスを選択しない方向を指示した。 なぜならば、引き続き我が娘の大学受験指導をこの母の私が主体の立場で実行したかったからに他ならない。
我が娘の場合、どうしても未だ学習障害の残影がある頃だった。 そんな娘を特進クラスに入れて成績優秀者同士で切磋琢磨させるのは誤った教育法だと、サリバンの私が判断した故だ。
そして、我が娘は普通クラスにて大学進学を目指したのだが。
「特進クラス」は避ける、との母親である私の選択判断が功を奏した様子で、娘なりに高2・高3と学力を確実に伸ばしてくれた!
いよいよ大学受験期だが、娘の私学高校には「指定校推薦」及び「公募制推薦」にての入試を受験できる(それを応援してくれる)制度があった。
我が家の場合、「指定校推薦」を受けられる如くの学校とのコネが一切無かったため、迷いなく「公募制推薦」に的を絞ってその受験勉強に励ませた。
この「公募制推薦」だが、その試験内容が「小論文」と「面接」だった。
特に「小論文」に関しては、母の私が試験直前まで“スパルタ教育”を実施した。 我が娘の場合 小論文の内容に関しては的を外さないのだが、書くのに時間を要し指定字数に到達しない、との大いなる欠点があった… そこを、サリバンの私のスパルタ教育により、入試日直前に字数をクリアさせるに至った!!
さて、受験当日は当然ながら娘一人で試験会場である某大学へ行かせたのだが。
受験を終えて帰宅した娘の表情が、明るかった!
数日後には、間違いなく娘の「公募制推薦・合格通知」が届けられた!!
あの日の感動を、私は未だに忘れやしない。
まさに、我が娘の学習能力の程を十分に理解した上での我が家におけるサリバン母である私の “誤り無き学習指導” が開花したものと、私は自己評価している。