(写真は、昨日3月14日に娘が職場から持ち帰ったホワイトデーのお返し品のひとつ。)
私自身の「ホワイトデー」と言えば、30代半ばの独身時代に “海老で鯛を釣った” 記憶がある。
そもそも結婚願望が無ければ、周囲の若き女子達のように“バレンタインデー”だからと言ってキャピキャピと騒ぐキャラでもなかった。
そんな私が既に30代半ばの頃に所属していた職場にて、バレンタインデー前日の2月13日の事だ。
帰宅しようとした際、職場の男性陣が口々に私に告げる。
「さとちゃ~ん、明日何の日だか分かってる~~?」 「忘れ物しないようにね~~。」等々と声掛けしてくるではないか。 (参考だが、さとちゃん、さとこ は上京後の職場時代の我が愛称であり、それを現在エッセイ集のペンネームとして引用している。)
これが困った事に、当該職場は男性が30数名に対して、2月14日に出勤する若手女子がたったの2名。 もう一人の女子と話合い「幾らなんでも数が多すぎだよね」と二人で困惑しつつも、それぞれが男性数ずつチョコレートを持参する事とした。
あれだけ無邪気で天然質の男どもの態度に触れると、放っては置けない可愛らしさもあった故だ。
私は偶然 “見栄えはよいが安価なチョコ” を発見し、全ての数を揃えてもさほどの金銭出費ではなかったのだが。 片や、もう一人の女子は20代少しの若さにもかかわらず、安価チョコに巡り合えず何と万札を飛ばす金額を要したとの事。
そうこうして、バレンタインチョコを配り終えた1か月後、3月14日のホワイトデーがやって来た。
これにはびっくり仰天!
真っ赤な薔薇の花束やブランド小物類、お菓子類等々に加えて、便せん4枚に綴られた交際申し込みの手紙、ドライブの誘い等々、配ったチョコの数きっちりの30数個のホワイトデー豪華絢爛プレゼントが手元に届けられたのだ。
話題を冒頭写真に戻そう。
実は我が娘も社会人1年目に向かえたバレンタインデーには、職場でチョコレートを配らないとの選択をした。
その理由とは、日頃より旅行土産を数回配りそのお返しを複数の職員氏より貰っているため、配り過ぎる迷惑こそを回避するべきと本人が考え、私もその意見を尊重した故だ。
ところが、やはりホワイトデーにはお返しが届くものだ。
昨日娘が持ち帰ったそれらお返しが、社会人1年目の娘の初々しさに相応しい物品であったことに親として目を細めさせてもらったりした。
そんな中、一番目に付いたのが冒頭写真のお返しだ。
モロゾフが発売している「Meeting Bus VOLKSWAGEN」と銘打つチョコレートとVOLKSWAGENバスのミニチュア模型セット商品なのだが、そのわずか長さ6㎝のバス模型が精密に出来ていて、バス内に椅子もあれば運転席のハンドルも模倣して作られている。 (参考だが、ネットで調べると¥2,160-と高額商品だ! これを何個も職場の女性に配った男性の“やる気”の程がまた凄い!?!)
「これをホワイトデーのお返しに選んで下さった方は、おそらく車のファンなのだろうね」と娘と共に唸りつつ、プレゼントのお返しもこうやって“自己主張の手段”として利用出来る事を認識させて頂けた。
我が本音を語ると、「バレンタインデー」「ホワイトデー」などに潤うのは商魂たくましい営利企業ばかり、それに踊らされる庶民の姿をアホらしく思う人間である事実には変わりはないが…。
ただ妙齢の娘を持つ母の立場としては、こういう風に娘が持ち帰ったバレンタインデーのお返し品を拝見して、その贈り主の人物像を想像出来る一時を楽しませてもらえる事自体が嬉しいものだ。
若き世代にとってはそんなプレゼント慣習も捨てたものではないじゃないのかと再考した、昨日のホワイトデーだった。
私自身の「ホワイトデー」と言えば、30代半ばの独身時代に “海老で鯛を釣った” 記憶がある。
そもそも結婚願望が無ければ、周囲の若き女子達のように“バレンタインデー”だからと言ってキャピキャピと騒ぐキャラでもなかった。
そんな私が既に30代半ばの頃に所属していた職場にて、バレンタインデー前日の2月13日の事だ。
帰宅しようとした際、職場の男性陣が口々に私に告げる。
「さとちゃ~ん、明日何の日だか分かってる~~?」 「忘れ物しないようにね~~。」等々と声掛けしてくるではないか。 (参考だが、さとちゃん、さとこ は上京後の職場時代の我が愛称であり、それを現在エッセイ集のペンネームとして引用している。)
これが困った事に、当該職場は男性が30数名に対して、2月14日に出勤する若手女子がたったの2名。 もう一人の女子と話合い「幾らなんでも数が多すぎだよね」と二人で困惑しつつも、それぞれが男性数ずつチョコレートを持参する事とした。
あれだけ無邪気で天然質の男どもの態度に触れると、放っては置けない可愛らしさもあった故だ。
私は偶然 “見栄えはよいが安価なチョコ” を発見し、全ての数を揃えてもさほどの金銭出費ではなかったのだが。 片や、もう一人の女子は20代少しの若さにもかかわらず、安価チョコに巡り合えず何と万札を飛ばす金額を要したとの事。
そうこうして、バレンタインチョコを配り終えた1か月後、3月14日のホワイトデーがやって来た。
これにはびっくり仰天!
真っ赤な薔薇の花束やブランド小物類、お菓子類等々に加えて、便せん4枚に綴られた交際申し込みの手紙、ドライブの誘い等々、配ったチョコの数きっちりの30数個のホワイトデー豪華絢爛プレゼントが手元に届けられたのだ。
話題を冒頭写真に戻そう。
実は我が娘も社会人1年目に向かえたバレンタインデーには、職場でチョコレートを配らないとの選択をした。
その理由とは、日頃より旅行土産を数回配りそのお返しを複数の職員氏より貰っているため、配り過ぎる迷惑こそを回避するべきと本人が考え、私もその意見を尊重した故だ。
ところが、やはりホワイトデーにはお返しが届くものだ。
昨日娘が持ち帰ったそれらお返しが、社会人1年目の娘の初々しさに相応しい物品であったことに親として目を細めさせてもらったりした。
そんな中、一番目に付いたのが冒頭写真のお返しだ。
モロゾフが発売している「Meeting Bus VOLKSWAGEN」と銘打つチョコレートとVOLKSWAGENバスのミニチュア模型セット商品なのだが、そのわずか長さ6㎝のバス模型が精密に出来ていて、バス内に椅子もあれば運転席のハンドルも模倣して作られている。 (参考だが、ネットで調べると¥2,160-と高額商品だ! これを何個も職場の女性に配った男性の“やる気”の程がまた凄い!?!)
「これをホワイトデーのお返しに選んで下さった方は、おそらく車のファンなのだろうね」と娘と共に唸りつつ、プレゼントのお返しもこうやって“自己主張の手段”として利用出来る事を認識させて頂けた。
我が本音を語ると、「バレンタインデー」「ホワイトデー」などに潤うのは商魂たくましい営利企業ばかり、それに踊らされる庶民の姿をアホらしく思う人間である事実には変わりはないが…。
ただ妙齢の娘を持つ母の立場としては、こういう風に娘が持ち帰ったバレンタインデーのお返し品を拝見して、その贈り主の人物像を想像出来る一時を楽しませてもらえる事自体が嬉しいものだ。
若き世代にとってはそんなプレゼント慣習も捨てたものではないじゃないのかと再考した、昨日のホワイトデーだった。