原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

突然始まる “チャットでの問い合わせ” にびっくり!

2017年03月31日 | 時事論評
 私の場合、ネット利用はこの「原左都子エッセイ集」が中心と言えよう。

 それに伴い、エッセイを綴るに当たり情報収集のためネット検索する事は日々多いし、あるいはエッセイ集をFacebookマイページにリンクしてFacebook上でコメントを頂いたりもする。

 もちろん今の時代背景に於いて、この私も各種検索やネット通販等もよく利用している事には間違いない。

 そんな私が、「チャット」と聞いてそれが何か答えよ。 と問われたならば、「ネット上で出会った相手とリアルタイムで画面上で文章交換をすること」程度の解答は可能だ。

 過去に於いて某ブログコミュニティ会員だった時代に、我がエッセイ集読者の方々とその「チャット」らしきやり取りをした経験が幾度があった。
 近年では、SNSのFacebook上にて文章のやり取りをする機会もある。


 チャットとのかかわり歴がその程度の少なさの私にして、つい最近驚くべき事態がパソコン画面上で発生したのだ。  それも一日に2度立て続けに!


 まず一つ目。

 今年の1月にauが「auお客様サポート」画面を一新した様子だ。
 我が家は一家3名でau顧客となり家族割等々を利用しているのだが、携帯電話(つい最近娘がスマホに買い替えた)と固定電話、そしてインターネット接続をすべてセットでau(KDDI)と契約している。
 その請求書確認を毎月私が担当し、パソコン画面より閲覧している。 ところがauによる画面一新に伴い、いつものID及びパスワードにてログインを試みても、どうしても不能状態が続くのだ。

 口座引き落としに先立ちパソコン画面で請求書を確認したいのに、それが不能状態となり、私は突然のauの画面一新に不信感すら抱き始めていた。
 これはどう考えても腑に落ちない。 KDDIの魂胆とは、あえてパソコン画面から請求書を閲覧不能にしてガラケー使用者を是が非でも全員スマホに買替させ、スマホからパケットに繋げさせようと狙っているのではないのか??  あるいは、請求書を閲覧不能にして、湯水のごとくパケット料金を稼ごうとの悪知恵か???

 幾日も何度もau画面ログインをトライしていたつい先だっての事だ。
 やはりログインが不能となり、私が何らかの箇所をクリックした。(おそらく、ログイン不能に関する問い合わせか何かの項目をクリックしたのだろう。)
 そうしたところ、突然パソコン画面の端っこに「今回お客様の問い合わせに〇〇(具体的な担当者らしき愛称)がお応えします」と表示された。 まさか、これがチャットとはその時は気が付かない私が更に画面をいじくっていると、再び同様の画面が表示されるではないか。
 もしかしたら、これチャットか?? と慌てつつ、相手からの「何かお問い合わせでしょうか?」なる書き込みの下に、我が質問事項を長々と入力していると、すかざず「お問い合わせにお答えしますので、何なりとお書き下さい」なる文言が表示される。  私が長文の質問を入力し終わると、「ご丁寧にご質問をありがとうございます」なる返答が来る。 
 
 参考のため、私の場合キーボードはブラインドタッチにて超高速打ち派のため長文でも短時間で難なく入力可能なのだが、もしも低速でしか入力不能な顧客に対しても、その問いに応えられるのだろうか? なる懸念点を抱いていると。
 画面下の方に「ただいま、担当者が入力中です」なる説明書きが出る。 なるほど、相手が入力中の様子が分かるシステムにチャットも進化しているんだ。 などと妙に感動していると。
 最終的にauチャット担当者氏が、我がチャット質問にきちんと答えて下さったのだ!
 これには、感激だ! お陰で、私は今後共にパソコンにて「auお客様サポート」にログイン出来、毎月請求金額を確認可能となった。  最後にそのお礼と共に😊マークを担当者氏に送信すると、ご丁寧な挨拶を頂戴した。


 そして、2つ目。

 偶然同じ日の夕方の出来事だ。
 今度は、ネット通販大手某企業の「ギフト券」の使い方にパソコン画面上で戸惑っていたところ。
 またもやパソコン画面の端っこにチャット画面が現れた。 午前中にauで体験した直後のため、もう手慣れたものだ。
 早速我が要求をチャット画面に入力すると、すかさずギフト券の使用方法に関してチャットにて指南があった。 その指示に従い、私は無事に「ギフト券」を使う買い物が出来た。


 ここでウィキペディアより、「チャット」に関する情報の一部を要約して紹介しよう。

 チャット (chat) とは、インターネットを含むコンピュータネットワーク上のデータ通信回線を利用したリアルタイムコミュニケーションのこと。 chatは英語での雑談のことであり、ネットワーク上のチャットも雑談同様に会話を楽しむための手段である。
 かつてはリアルタイムで参加者が文字入力を通して行うコミュニケーションがチャットと同義であったが、ブロードバンドが普及したことにより文字だけではなくさまざまな情報を送れるようになったため、チャットの種類も増えている傾向にある。
 チャットと呼ばれる物はいくらか種類がある。それぞれの違いはコミュニケーションの手段に何を使うかである。
 チャットの場合、常にリアルタイムで進行しているため、数文字〜数十文字程度の文章を書き込んで進行することがほとんどだが、それでもなお文章入力のキー入力が間に合わずに話が進んでしまうこともしばしばである。 特に10名を越える参加者が居るチャットでは、発言が間に合わずに他人の発言で返答を返したい相手の発言が画面上から消えてしまう(これをチャット用語で「流れる」という)ことも有るため、幾つかの簡略的な表現で、会話を行うことも多い。
 (以上、ウィキペディア情報よりごく一部を引用したもの。)


 最後に、私論に入ろう。

 なるほどねえ。
 チャットに於いては、やはり文字の打ち込み能力差による弊害が大きな課題となる事を改めて実感させられる。
 その現象を若者達は「流れる」と表現するようだが、その「流れる」事態をカバーするために、若者間で“略語”が主流となってしまった現世の歪んだ歴史が浮き彫りになりそうだ。

 私論だが、それならば何もネット上で会話せずとも生身の人間同士で会合して、思う存分話しあってはどうなのだろう? と言いたい気分にもなるが……

 そう言いつつ既に高齢域に達しようとしているこの私も、今回初めて営利企業相手に「チャット問い合わせ」を利用した身にして、電話よりもマシかな。 なる情けないばかりの印象を受けたのが事実だ。
 こと、顧客より営利企業への問い合わせに際して現在各社が展開している0120コールセンター対応について物申すならば、“お粗末”な事この上ない!! と日々実感させられ憤っている私だ。

 そうすると、むしろチャットによる対応の方が上出来感すら抱かされる気分にもなる。
 
 そんなこんなで、今後の顧客対応にチャット利用は有効かもしれないと考え綴った今回の我がエッセイだ。