民間企業における節電対策の一環として、自動車業界は工場の休日を土、日から木、金曜日に移行するとの報道を、本日(5月19日)昼間のニュースで見聞した。
産業界に於いては、一週間のうち木、金曜日の電力消費量が最大であるとのことだ。 民間企業を含めた一般的職場では現在土日を休業日と設定している所が多く、電力使用料が少ないこの両日に自動車工場を稼動させ、替わりに木、金を休業日と設定するとの報道である。
近頃は人の生活パターンや価値観が多様化しているという背景もあり、休暇が必ずしも土日でなくともよい人達が増加しているのではなかろうか。
自動車業界におけるこの種の節電のアイデアは、大震災そして福島第一原発事故後の慢性的な全国的電力不足の流れを受けた今、大いに評価に値する提案である。
「原左都子エッセイ集」の前記事においても批判したが、「スーパークールビズ」などともっともらしく名付けてお上が短絡的に国民皆に同じ恰好をさせるべく前時代的な指導に走るより、上記のごとく産業界をはじめとする電力需要が莫大な組織機関が、大規模節電に向けて具体的に動くことに今後も期待したいものだ。
それはそうとして、一般庶民の間においても“節電観念”が欠かせないことは当然である。
原左都子の場合、元々“節電派”であることに関してはバックナンバーにおいて既述している。
そして“倹約家”をも自称する私の場合、滅多やたらと家電を買い換えないことに関してもバックナンバーのコメント欄で暴露した。
例えば我が家のリビング設置のエアコンは部品を取り替えつつ既に17年間使用しているが、未だ健在で台所等も含めた24畳の空間を力強く冷やし続けている。 我が家に1台しかない扇風機など私が上京の折に購入したもので、既に30余年活躍している。(手入れが行き届いているため一見新品同様なのだが、古い機種は火を噴く心配があるとの情報もあるのだが実際どうなのだろう?)
それからテレビに関しても、先だってやっと地デジ対応型に買い替えたといういきさつである。
そのテレビを購入するため家電量販店に行って感じたことは、今の時代は省エネ、すなわち節電対応が売り物であるということだ。
ところが、これに関して大いなる疑問符を投げかけたい原左都子である。
と言うのも我が家でも故障してどうにも使い物にならない家電(冷蔵庫や洗濯機、電子レンジ等)に関しては当然買い換えているのだが、家電量販店が大々的に提示している程に新製品の節電効果がないような印象がある。 その証拠に月々の消費電力量にさほどの変化がないのだ。 (新型洗濯機の節水能力だけは“本物”だったようで、まめに洗濯機を回す我が家において水道料金が目に見えて減少したのは感激だった。)
しかもさらに煩わしいのは、“機能が進化して便利”との売り物の家電ほど、故障が多発することである。
例えば電子レンジの場合、私としては“温める”原始的機能だけで十分であるのに他の余分な機能がついているばかりに故障を導いて買い替えと相成ったものである。
洗濯機に関しては身内の希望により“乾燥機付”に買い換えたのだが、この“乾燥機能”が長時間を要して実際上使い物にならない。 電力消費が多大なこんな機能を使用するよりも、原左都子としては従来通り太陽光と自然風を利用したいものである。
身内は自分の部屋のエアコンを昨年冬季に最新多機能型に買い換えたようだが、これもどうやら現実味がないとの話のようだ。 結局普段使用するのは冷暖房と除湿の基本機能のみのようである。 空気清浄機能を使うと冬場は寒いらしいし、何分ずぼらな我が身内がエアコンクリーニングを全自動で使用しようとすると騒音がうるさいらしいのだ。 それよりも何よりも、それに消費する電力が如何なるものかと気に掛かる私である。
多少古くなるが、朝日新聞4月2日付け別刷「be」の RANKING 欄の記事は「暮らしを変えた生活家電」と題して、“便利好き”な日本人に歴代の家電の中で“便利”と思えた読者の回答結果をランキングしたものであった。
その記事による1位から5位までを順に列挙すると、電子レンジ、エアコン、電気冷蔵庫、温水洗浄便座、全自動洗濯機、とのことのようだ。
確かに電子レンジなど、その本来の“温め機能”は画期的な革命と言えるであろう。 家庭用エアコンが開発された時には、夏場は高温多湿の日本国民にとって実に感動物だった。 冷蔵庫も確固たる生活必需品である。 清潔好きな原左都子にとって温水洗浄便座も絶対はずせない。(ただし、これも基本機能のみで十分であるのだが…) 全自動洗濯機に関しては、上記のごとく個人的には乾燥機能は節電対策のためにも必要ないとするのが私論である。
このように考察してくると、まさに家電における“便利さ”と“不便”とは背中合わせであるように感じる。
もちろん人それぞれの生活習慣や価値観の差が大きいことは否めない。 日々仕事をはじめとする自らの業に追われ家事全般を家電に委ねて生きる人種にとっては、家電の進化とは必要不可欠なものなのであろう。
片や、私のような“暇人”は自然の恵みを利用して生きていく時間が豊富である。 “暇人”を自負する私のような人種こそが、一底辺庶民として国家レベルの節電に率先して協力するべきなのは言うまでもない事であろう。
節電対策として“工場の稼動曜日変更”との思い切った施策を打ち出した自動車業界を大いに評価すると共に、一庶民の原左都子も今まで通り私なりの節電に励んでいく所存である。
産業界に於いては、一週間のうち木、金曜日の電力消費量が最大であるとのことだ。 民間企業を含めた一般的職場では現在土日を休業日と設定している所が多く、電力使用料が少ないこの両日に自動車工場を稼動させ、替わりに木、金を休業日と設定するとの報道である。
近頃は人の生活パターンや価値観が多様化しているという背景もあり、休暇が必ずしも土日でなくともよい人達が増加しているのではなかろうか。
自動車業界におけるこの種の節電のアイデアは、大震災そして福島第一原発事故後の慢性的な全国的電力不足の流れを受けた今、大いに評価に値する提案である。
「原左都子エッセイ集」の前記事においても批判したが、「スーパークールビズ」などともっともらしく名付けてお上が短絡的に国民皆に同じ恰好をさせるべく前時代的な指導に走るより、上記のごとく産業界をはじめとする電力需要が莫大な組織機関が、大規模節電に向けて具体的に動くことに今後も期待したいものだ。
それはそうとして、一般庶民の間においても“節電観念”が欠かせないことは当然である。
原左都子の場合、元々“節電派”であることに関してはバックナンバーにおいて既述している。
そして“倹約家”をも自称する私の場合、滅多やたらと家電を買い換えないことに関してもバックナンバーのコメント欄で暴露した。
例えば我が家のリビング設置のエアコンは部品を取り替えつつ既に17年間使用しているが、未だ健在で台所等も含めた24畳の空間を力強く冷やし続けている。 我が家に1台しかない扇風機など私が上京の折に購入したもので、既に30余年活躍している。(手入れが行き届いているため一見新品同様なのだが、古い機種は火を噴く心配があるとの情報もあるのだが実際どうなのだろう?)
それからテレビに関しても、先だってやっと地デジ対応型に買い替えたといういきさつである。
そのテレビを購入するため家電量販店に行って感じたことは、今の時代は省エネ、すなわち節電対応が売り物であるということだ。
ところが、これに関して大いなる疑問符を投げかけたい原左都子である。
と言うのも我が家でも故障してどうにも使い物にならない家電(冷蔵庫や洗濯機、電子レンジ等)に関しては当然買い換えているのだが、家電量販店が大々的に提示している程に新製品の節電効果がないような印象がある。 その証拠に月々の消費電力量にさほどの変化がないのだ。 (新型洗濯機の節水能力だけは“本物”だったようで、まめに洗濯機を回す我が家において水道料金が目に見えて減少したのは感激だった。)
しかもさらに煩わしいのは、“機能が進化して便利”との売り物の家電ほど、故障が多発することである。
例えば電子レンジの場合、私としては“温める”原始的機能だけで十分であるのに他の余分な機能がついているばかりに故障を導いて買い替えと相成ったものである。
洗濯機に関しては身内の希望により“乾燥機付”に買い換えたのだが、この“乾燥機能”が長時間を要して実際上使い物にならない。 電力消費が多大なこんな機能を使用するよりも、原左都子としては従来通り太陽光と自然風を利用したいものである。
身内は自分の部屋のエアコンを昨年冬季に最新多機能型に買い換えたようだが、これもどうやら現実味がないとの話のようだ。 結局普段使用するのは冷暖房と除湿の基本機能のみのようである。 空気清浄機能を使うと冬場は寒いらしいし、何分ずぼらな我が身内がエアコンクリーニングを全自動で使用しようとすると騒音がうるさいらしいのだ。 それよりも何よりも、それに消費する電力が如何なるものかと気に掛かる私である。
多少古くなるが、朝日新聞4月2日付け別刷「be」の RANKING 欄の記事は「暮らしを変えた生活家電」と題して、“便利好き”な日本人に歴代の家電の中で“便利”と思えた読者の回答結果をランキングしたものであった。
その記事による1位から5位までを順に列挙すると、電子レンジ、エアコン、電気冷蔵庫、温水洗浄便座、全自動洗濯機、とのことのようだ。
確かに電子レンジなど、その本来の“温め機能”は画期的な革命と言えるであろう。 家庭用エアコンが開発された時には、夏場は高温多湿の日本国民にとって実に感動物だった。 冷蔵庫も確固たる生活必需品である。 清潔好きな原左都子にとって温水洗浄便座も絶対はずせない。(ただし、これも基本機能のみで十分であるのだが…) 全自動洗濯機に関しては、上記のごとく個人的には乾燥機能は節電対策のためにも必要ないとするのが私論である。
このように考察してくると、まさに家電における“便利さ”と“不便”とは背中合わせであるように感じる。
もちろん人それぞれの生活習慣や価値観の差が大きいことは否めない。 日々仕事をはじめとする自らの業に追われ家事全般を家電に委ねて生きる人種にとっては、家電の進化とは必要不可欠なものなのであろう。
片や、私のような“暇人”は自然の恵みを利用して生きていく時間が豊富である。 “暇人”を自負する私のような人種こそが、一底辺庶民として国家レベルの節電に率先して協力するべきなのは言うまでもない事であろう。
節電対策として“工場の稼動曜日変更”との思い切った施策を打ち出した自動車業界を大いに評価すると共に、一庶民の原左都子も今まで通り私なりの節電に励んでいく所存である。