まったくもってこれ程までに支持率を引き下げて尚、国民の前で小沢氏がらみの“内紛”バトルを繰り広げ醜態を晒す民主党政権には、一国民として開いた口が塞がらない思いである。
本日(12月13日)昼のNHKニュースによると、民主党の小沢氏の衆院政治倫理審査会招致に向けて強行路線を貫く幹事長の岡田氏を中心とする反小沢派グループと、小沢氏への離党勧告に結びつくことを防ぐために審査会出席を拒否しようとする親小沢派グループとの間の“内紛”による亀裂が深まるばかりのようだ。
そうでなくても現在の民主党政権は、すべての政策において混乱低迷の至りであることは皆さんもご存知の通りである。
対中、対ロシア、あるいは北朝鮮問題等の対外政策において、優柔不断な外交を続けるばかりで何らの積極的国策を打ち出せないでいる。
沖縄基地問題に関しても、米軍基地県内移設反対を再度掲げて当選した仲井間知事再選の現在において尚、これまた優柔不断な対応しかできず基地移設問題は相変わらず宙に浮いたままである。
しかも菅総理はこの期に及んで、鳩山政権時代に沖縄基地移設問題において政策の不一致から政権離脱した社民党を再び味方に引き入れようとの魂胆のようだ。 社民党党首の福島氏と仲良く握手する影像がニュースで映し出されたが、まさか再び“連立”などということはないとは思うが “溺れる者、藁をもつかむ” とはまさにこの事であろう。
そして、民主党政権交代時の“看板”であった「子ども手当て」に関しても、今に至って尚その財源が確保できずにいる始末である。
年末に入って3歳未満に関しては月額7千円上積みするとの決定を下したようだが、配偶者控除等の控除制度の見直しについては未だに決着が付かないままである。 民主党の閣僚の中には「年収2000万円を超える国会議員が子ども手当てをもらうのもおかしい話だ」との良識的内部見解もあるようだが、政権発足後1年以上が経過し首相も交代した今「子ども手当て」に如何なる所得制限を設けるのかの結論が何一つ出せないまま年越しを迎える形となる。
経済雇用政策にしてもこれまた何らの政策展開も出来ないまま、若年層は長引く就職氷河期を余儀なくされ続けている。
はたまた教育行政に関しては、子どもの国際学力調査において読解力がたかだか国際順位が8位になったとメディアに大っぴらにアピールして、これが日本の子供達の学力の低落傾向が止まった証拠との印象を国民に吹聴しようとしている。 こんな単発的な学力調査だけで子供の学力を総合的に捉えられる筈もなく、とんでもなく短絡的な話である。
9月の民主党党首選において小沢氏に打ち勝った菅氏は、上記のごとくの自らの総理としての“ふがいなさ”を「まだ修行の身です」と自己分析しているようだ。
と言うのも、菅首相が選んだ今年の漢字は「行」であるらしい。 それを選んだ理由であるご本人のコメントを紹介すると、「一番実感があるのは修行の身。総理という仕事は修行している身だという意識でやらなきゃいけない。」
菅首相はこの種の“弱気発言”をあちこちで公表しておられるようだ。
本日のNHK昼のニュースでも、この手の菅氏の発言を野党である自民党の石原幹事長がつついていた。 「菅氏は、現在の自分の総理としての役割は“仮免許”(原左都子の記憶違いでしたらお詫びしますが“仮”という言葉が使われたことは間違いありません)で行っているから早めに“本免許”に入りたいらしいが、これは一国の総理としてとんでもない発言である。総理とは就任直後から本免許で勝負するべきである。」
まったくその通りである。
一国の総理たるもの、たとえ自信がなくても国民の面前でそのような弱気を決して表ざたにしてはならない。 「修行の身」? 「仮免許」? そんな中途半端な心がけで総理をやっているから、何の実績も残せず自ずと支持率も下がるというものだ。
さて、話を表題に戻そう。
そうとは言え原左都子の私論としては、やはり小沢氏は衆院政治倫理審査会の招致を受けて立つべきである。
今尚、“政治とカネ”問題に関して決着を付けていない小沢氏であることは国民誰しも承知の事実である。 それ故に、9月に行われた民主党党首選において党首の座を圧倒的多数で菅氏に譲ったことをもやはお忘れでもあるまい。
小沢氏は、その後も親小沢派である“子分氏”達に対し、日頃より「戦後初めて政権交代した民主党政権を大事にしないといけない」と教育し続けているとのことである。
(小沢氏のこの気持ちは分かるよ。 だって、昨年8月の衆院選においては小沢氏が擁立した“訳の分からん”新人議員が沢山当選したからこそ民主党が政権をとれたんだものね。 あの時当選させてもらえた新人議員達は、今後も小沢氏を頼るしか国会議員として生き残る手立てはないものねえ。)
民主党が政権交代時に掲げたマニフェストの初心に戻った場合、“政治とカネ”問題において今尚“灰色”である小沢氏は国会招致に応じるべきなのだ。 どうしてもそれに応じられない事情があるならば、親小沢派である子分を全員引き連れて民主党から出て新党を結成するというのが、今の小沢氏に課せられた決断ではあるまいか。 小沢氏がご自身にまだ政治力があると自負されるのであれば尚更、いつまでも民主党に名残惜しむのではなく、正々堂々と政権を離脱して新党を立ち上げられてはどうなのか!?
元々民主党支持派ではない原左都子であるが、その意味合いで今回は反小沢派である民主党幹事長の岡田氏グループの判断に賛同したい思いである。
それにしても菅さん、近頃総理としてのリーダーシップ力を失い過ぎていませんか?
各種報道であなたの姿を見聞していても、視線がおぼつかなくて疲れたご様子のようにお見受けしますが…。 いくら疲れておられようが、一国の総理たるもの新卒の新入社員じゃあるまいし、少なくとも国民に甘えて“仮免許”で“修行”している場合じゃないですよ。
本日(12月13日)昼のNHKニュースによると、民主党の小沢氏の衆院政治倫理審査会招致に向けて強行路線を貫く幹事長の岡田氏を中心とする反小沢派グループと、小沢氏への離党勧告に結びつくことを防ぐために審査会出席を拒否しようとする親小沢派グループとの間の“内紛”による亀裂が深まるばかりのようだ。
そうでなくても現在の民主党政権は、すべての政策において混乱低迷の至りであることは皆さんもご存知の通りである。
対中、対ロシア、あるいは北朝鮮問題等の対外政策において、優柔不断な外交を続けるばかりで何らの積極的国策を打ち出せないでいる。
沖縄基地問題に関しても、米軍基地県内移設反対を再度掲げて当選した仲井間知事再選の現在において尚、これまた優柔不断な対応しかできず基地移設問題は相変わらず宙に浮いたままである。
しかも菅総理はこの期に及んで、鳩山政権時代に沖縄基地移設問題において政策の不一致から政権離脱した社民党を再び味方に引き入れようとの魂胆のようだ。 社民党党首の福島氏と仲良く握手する影像がニュースで映し出されたが、まさか再び“連立”などということはないとは思うが “溺れる者、藁をもつかむ” とはまさにこの事であろう。
そして、民主党政権交代時の“看板”であった「子ども手当て」に関しても、今に至って尚その財源が確保できずにいる始末である。
年末に入って3歳未満に関しては月額7千円上積みするとの決定を下したようだが、配偶者控除等の控除制度の見直しについては未だに決着が付かないままである。 民主党の閣僚の中には「年収2000万円を超える国会議員が子ども手当てをもらうのもおかしい話だ」との良識的内部見解もあるようだが、政権発足後1年以上が経過し首相も交代した今「子ども手当て」に如何なる所得制限を設けるのかの結論が何一つ出せないまま年越しを迎える形となる。
経済雇用政策にしてもこれまた何らの政策展開も出来ないまま、若年層は長引く就職氷河期を余儀なくされ続けている。
はたまた教育行政に関しては、子どもの国際学力調査において読解力がたかだか国際順位が8位になったとメディアに大っぴらにアピールして、これが日本の子供達の学力の低落傾向が止まった証拠との印象を国民に吹聴しようとしている。 こんな単発的な学力調査だけで子供の学力を総合的に捉えられる筈もなく、とんでもなく短絡的な話である。
9月の民主党党首選において小沢氏に打ち勝った菅氏は、上記のごとくの自らの総理としての“ふがいなさ”を「まだ修行の身です」と自己分析しているようだ。
と言うのも、菅首相が選んだ今年の漢字は「行」であるらしい。 それを選んだ理由であるご本人のコメントを紹介すると、「一番実感があるのは修行の身。総理という仕事は修行している身だという意識でやらなきゃいけない。」
菅首相はこの種の“弱気発言”をあちこちで公表しておられるようだ。
本日のNHK昼のニュースでも、この手の菅氏の発言を野党である自民党の石原幹事長がつついていた。 「菅氏は、現在の自分の総理としての役割は“仮免許”(原左都子の記憶違いでしたらお詫びしますが“仮”という言葉が使われたことは間違いありません)で行っているから早めに“本免許”に入りたいらしいが、これは一国の総理としてとんでもない発言である。総理とは就任直後から本免許で勝負するべきである。」
まったくその通りである。
一国の総理たるもの、たとえ自信がなくても国民の面前でそのような弱気を決して表ざたにしてはならない。 「修行の身」? 「仮免許」? そんな中途半端な心がけで総理をやっているから、何の実績も残せず自ずと支持率も下がるというものだ。
さて、話を表題に戻そう。
そうとは言え原左都子の私論としては、やはり小沢氏は衆院政治倫理審査会の招致を受けて立つべきである。
今尚、“政治とカネ”問題に関して決着を付けていない小沢氏であることは国民誰しも承知の事実である。 それ故に、9月に行われた民主党党首選において党首の座を圧倒的多数で菅氏に譲ったことをもやはお忘れでもあるまい。
小沢氏は、その後も親小沢派である“子分氏”達に対し、日頃より「戦後初めて政権交代した民主党政権を大事にしないといけない」と教育し続けているとのことである。
(小沢氏のこの気持ちは分かるよ。 だって、昨年8月の衆院選においては小沢氏が擁立した“訳の分からん”新人議員が沢山当選したからこそ民主党が政権をとれたんだものね。 あの時当選させてもらえた新人議員達は、今後も小沢氏を頼るしか国会議員として生き残る手立てはないものねえ。)
民主党が政権交代時に掲げたマニフェストの初心に戻った場合、“政治とカネ”問題において今尚“灰色”である小沢氏は国会招致に応じるべきなのだ。 どうしてもそれに応じられない事情があるならば、親小沢派である子分を全員引き連れて民主党から出て新党を結成するというのが、今の小沢氏に課せられた決断ではあるまいか。 小沢氏がご自身にまだ政治力があると自負されるのであれば尚更、いつまでも民主党に名残惜しむのではなく、正々堂々と政権を離脱して新党を立ち上げられてはどうなのか!?
元々民主党支持派ではない原左都子であるが、その意味合いで今回は反小沢派である民主党幹事長の岡田氏グループの判断に賛同したい思いである。
それにしても菅さん、近頃総理としてのリーダーシップ力を失い過ぎていませんか?
各種報道であなたの姿を見聞していても、視線がおぼつかなくて疲れたご様子のようにお見受けしますが…。 いくら疲れておられようが、一国の総理たるもの新卒の新入社員じゃあるまいし、少なくとも国民に甘えて“仮免許”で“修行”している場合じゃないですよ。