じんせい2度なし

かほぱぱの独り言

マーケティングの革新

2024年05月20日 | 本と雑誌

久々の読書録。
会社では一応マーケティングの業務に長く関わってきたつもり。
若手の社員から、
「マーケティングって何から始めたらいいですか?」
なんて問い合わせを受けることもある。
広告宣伝、販売促進、商品企画・開発、プロモーション・・・。
これらはマーケティングの大事な手段、手法ではある。
が、経験から目的や意義を曖昧なままにして、手段や手法から手を付けると痛い目にあう。
個人的には、
「マーケティングとは、商品・サービスとお客様との関係性を考える事」
「我々が提供しているサービスとは、何なのか」
を問う事ではいだろうか。
その基本を教えてくれたのが、セオドア・レビットが書いた「マーケティングの革新」。
鉄道事業が鉄道だけ(線路と機関車)にしか目を向けなかったために、衰退してしまった事例から、経営者の近視眼を強く戒めている。
1990年頃、本社に異動して当時の上司から勧められてこの本を読んで、マーケティングの基本や面白さに目が開かされたのを思い出す。

マーケティングの基本・本質を理解するうえで、とても役に立つと思う。
かなり古い本ですが、今でも新しい気付きを与えてくれる。
このあたりから始めると、マーケティングはとても魅力的なモノになるんじゃないだろうか。