じんせい2度なし

かほぱぱの独り言

国それぞれ

2013年09月03日 | 国際・政治

久しぶりの大きな異動でしたので、その話が中心になった最近のブログ。
たまには政治に関することでも。
この一週間ぐらいの間に、なかなか国と言うか政治家と言うか、考え方が違うなぁと思ったことが。
まずは、米英でのシリアに対する軍事介入問題。
なんと言うか、思わぬ展開になってきているような気がする。
化学兵器使用は超えてはならない一線ということで、米英は制裁の一撃を加える予定だったのだが、議会の反対により、英政府は攻撃に参加することが不可能に。
単独行動だとためらいがあるのか、オバマ大統領は議会に諮ることを表明した。
英は成文憲法のない国で、戦争についての規定も特にない。
前回のイラクとの戦争の時に議会での承認を求めたので、今回もその慣行にならったのだろうが、投票結果は与党の中でも多くの反対が出て否決。
日本だと“造反だ”と大騒ぎになると思われるが、ニュースだけの報道を見ていると造反問題にはなっていないようで、ある意味日本よりも政治家やメディアは成熟しているのではないかと思う。
米では軍事行動の判断は大統領に委ねられているが、議会に相談するということに。
議会との協調なのか、戦争責任の回避なのか、議会のガス抜きなのか解りませんが。
そして日本ですが、消費増税の判断をする材料として、政権は議会ではなく必殺有識者会議に諮るという行動に。
予想どおり、世論調査では20%に満たない無条件増税派が、有識者では70%超に。
私の私見だが、これは三顧の礼をもって迎えたエール大学の浜田先生が消費増税に消極的であることに、やんわりと否定して名誉を守ろうとしたのかなぁと。
さて、それぞれの判断が最終的にはどういう結果をもたらすのでしょうか。