じんせい2度なし

かほぱぱの独り言

ワーク・ライフ・バランス

2008年10月25日 | 本と雑誌

昨日は金曜日ということで、ノー残業デーでした。
他にも水曜日・給与支給日が対象となっています。
こういう取組は確か10年ちょっと前から始まったような記憶があります。
29歳で初めて本社に来た頃は、残業手当もほとんどつかず、年間の休日が2週間・徹夜が1/3以上というような今では考えられないような状態でしたが、何故か充実感は非常にあったりしました。 
 ※単純に頭をやられていたというだけかもしれませんが
安くておいしい深夜食を求めて街を徘徊したり、パンツ一丁(夜8時に空調が止まっていた)でみんなでワープロ打ったり、段ボールの自家製寝袋で寝たりと、当時の同僚と飲みに行ったりするとこういった話題で結構盛り上がります(ほとんどアホです)。
最近はこういう長時間労働対策として、行動経済学の知見を生かす取組が行われるようになっています。

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一例としては、「人間は初期設定(デフォルト)を受け入れやすい」という知見から、「定時に帰ることをデフォルトとして残業できるけれど手続きを面倒臭くする」と、それだけでも長時間労働が減るようです。
ただ、長時間労働しやすい人の研究もあって、「夏休みの宿題を最後のほうにやっていたタイプ」なんだそうです。
私はこのパーツを読んだ時は超~ドキッとしちゃいました。
そういえば当時の同僚はみんなガリ勉・優等生・コツコツタイプというより遊び人・おもしろタイプが多かったような気がするので、まんざら嘘ではなさそうです。
最近注目を浴びている小渕さんのところでも、弊社が民営化したときに行ったキャンペーンのパクリのような「カエル!ジャパン」なんてことをやっておられますね。
じゃあ、今後は居酒屋タクシーは無くなるのでしょうかね。
色々対策はあるのでしょうが、一番は、帰るべき・帰りたい家があることなんだと思います。

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以前ご紹介しましたが、実例入で結構読みやすいです。