メールを開いたら、「iPhone7が今 175円で購入できます」というPLAYMONGERが出てきました。悪徳メールだろうと感じたのですが、カミさんの携帯電話がガラケーなので、「もし175円でiPhone7が買えるのなら」と思ってしまいました。
「購入」の画面には「最初は冗談と思いましたが、申し込んだところ、今朝iPhone7が郵送されてきました」「最高 175円でiPhone7が買えたよ。なんてこった」などという喜びのコメントが並んでいます。
「もしかしたら、本当かも」。「購入」をクリックし、175円を引き落とすため、クレジットカードの番号を書き込みました。購入の完了です。
日曜日の午前で患者さんを施療中でしたので、急いでいたことも災いとなりました。購入完了になって、悪質商法ではないか、と不安になりました。PLAYMONGERをネットで調べたら、予想通りのフィッシング詐欺でした。
2015年には「iPhone7のテストユーザーに当選しました」としてメールを出し、同じ手口でクレジット番号を引き出させていました。約1ヶ月で2万1000件のアクセスがあったとあります。
患者さんに「詐欺に引っかかったようなので、すいませんが、施療をちょっと待ってください」と断わったあと、すぐにクレジット会社相談コーナーに電話しました。ところが、日曜日というのに、「回線が混んでいますので、このまま待つか、かけ直してください」と繰り返すばかり。
そこで、紛失・盗難の窓口に電話して、状況を説明したうえで、私のクレジットカードを使用停止にしてもらいました。
新聞記者時代、消費者行政を担当し、悪質商法の「おいしい話にご用心」という記事を何十本も書いてきたのに、フッシング詐欺に釣られるなんて、お恥ずかしいかぎりです。
(解約など)はどうしたんですか?