団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

「錚錚のお歴々」 読むことができますか?

2013-11-18 09:36:36 | 健康・病気

「この漢字は何と読むのでしょう」と元中学校教師の男性が尋ね、ペーパーの空白の片隅に「錚」とボールペンで書きました。機関誌の編集委員会議の昼休みのことです。男性も私も編集委員で、来年1月号の機関誌に寄せられた原稿の校正校閲、添削などの手直し、写真のレイアウトをしたり、見出しを考えたりします。

「錚錚のお歴々、と書いてあるのですが、こんな文字は見たことがありません」と元中学校教師は加えました。この方は僧職も持っており、漢字の世界には普通の人よりずっと詳しいうえ、教師としての職業から本を読み、文章を書く機会は多い人です。

私は「お歴々」の言葉から「そうそう」とあたりをつけ、スマートフォンの辞書を開いて「そうそう」と書いて変換しますと「錚錚」が出てきました。「そうそうのおれきれき、の言葉は知っていましたが、こんな字を書くのですか」

パソコンで原稿を書く人が増えたためでしょう、難しい漢字が文中によく出てきます。いわく「鬱蒼とした森」「薔薇の蕾」などなど。手書きをしたら、まず書くことができないでしょう。中学生のころ、難解な漢字を書けるかどうかを競うことが流行りました。「薔薇(バラ)の蕾(つぼみ)」も「鬱蒼(うっそう)」の字もそのとき覚えましたが、大人になってから書くことはまったくなくなり、いまではとても書き上げることはできません。

難しい漢字も変換キーを押せば、簡単に出てくることから生まれた現象です。「錚錚のお歴々」は、とくに優れた人たちを現す言葉で、社会的な地位が高い人たちを示しています。でも、ふだんの会話に出てくる言葉ではないようです。筆者は、ちょっと気取って使ったのかもしれません。

できるかぎりやさしい言葉を使って書けば、分かりやすい文章になるのですが、あえて難しい言葉を使う必要があるのでしょうか、と感じました。ただ、筆者の意向を大切にするのが編集の方針ですから「錚錚(そうそう)たるお歴々」と振り仮名をつけました。

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