北欧は音楽のセンスがよろしい。
メタル方面ではいつもいつも素晴らしい変態的な方々にお世話になってますが、
ポップスではABBAが超有名ですし、DDRが社会現象になるほど流行した頃、
Smile.dkは間違いなく看板ユニットでしたしね。
オルタナ・スタンダードなロックでもソツ無くこなすし、
ザッと挙げるだけでもMando DiaoにHives、CaesarsにCloudberry Jamと皆大好き。
たぶんね、メロディーラインの好みが日本と似たりよったりなんですよね。
世界的にファンが多いのは当然なんだけど、日本での評価は平均値を上げてると思う。
メタル方面は挙げるとキリが無いですね。
HammerFallやNocturnal Ritesは北欧正統派で、
SoilworkにIn Flamesはデスメタルからモダンヘヴィを産んだ。
Therion、Opethみたいな個性の塊も居るし、
本当に北欧はみんなすごい人たち。
でも自国ではイマイチ受けないバンドも多いんですよね…
今回のカーディガンズは、個人的にABBAより思い入れがありまして。
というか、活躍してる時期が被らんもんな。
ヒットしてる曲だけ挙げれば、ABBA以来と言っても過言ではない良質ポップス。
柔らかくって聴きやすい音なんだけど、単純にポップスと言えない、
どこか物憂げな雰囲気を漂わせている曲も。
と思ったら突飛で偏屈な音も外角高めから飛んでくる。
前進がメタルバンドってんだから吃驚ですよね。
小学校の頃はそんなに音楽を意識してTVを見ることは無く、
どちらかと言うと人生で一番ラジオを聴いてた頃だと思う。
そんな時にラジオではCarnivalがヘヴィーローテーションされてまして。
いやぁもう英語なんて今以上に解ってないのにね。
メロディーラインだけで感動したしましたよ。ほんと。
オルガンの優しい音、ストリングスの美しい響き、バックコーラスの絡み方。
全部が全部ツボでして。
当然推すのはCarnivalを収録した2nd「Life」なんですが、
曲が1stと少々被っている事が残念と言えば残念。
アルバムの構成は1stの「Emmerdale」の方が好きですね。
ベスト盤も聴いたけど、やっぱり1曲目はSick & Tiredじゃねぇと…
あと1stからBlack letter Dayが漏れたのもイマイチ。
Carnivalの後はラブミラブミーで有名なLovefoolがありますね。
あっちはそんなに好きではないんですが、やっぱり色んなトコで使われてましたね。
カーディガンズもTMGEと同じで、初期の古き良き昔の音楽臭がする1stと2ndが好きなんですが、
3rd以降は音こそ変わりはすれど、基本的なスタンスが変わらずに、
実験的に色々取り入れているんだけども全く揺るがない確立されたセンス。
どこを切っても完璧カーディガンズの音であるわけで。
ベスト買って聴くよりも、過去作を一枚ずつ順番に聴いていった方が良い。
ここは断言出来ますよ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます