3月20日(日曜日)
宅急便が来た。送り人を見ると、高校からの友人の一人である、神戸在住のS君からだった。包を開けなくとも何が入っているか”ピ~ン”ときた。
イカナゴの釘煮に間違いない。そこへこれまた高校、会社と同じ道を歩んだ、石川県在住の山ちゃん夫妻が大阪の娘さんの家に行く途中、立ち寄ってくれた。
先日亡くなった爺さんの霊前にお供えまでしてもらい恐縮してしまう。
数年前には、愛妻が石川県の病院へ治療に通っていたとき、ご夫妻には随分とお世話になった。
久しぶりの再会なので、4人で”わいわいがやがや”。地震、津波が来たときどうするかで、大笑いをした。愛妻が足手まといになり、二人とも死んでしまう状況であれば、一緒に行動しないで、生き残りのため一人で逃げると宣言した。山ちゃん夫妻は地震、津波の発生した日は、カナダへオーロラとスキーツアー行った帰る日だったそうだ。
いつ帰国出来るか分からなかったが、何とか一日遅れで帰国できラッキーだったと言っていた。
愛妻がS君から送ってきた包を開けると、予想したとおり ”イカナゴの釘煮” だった。こんな大きなパックを2つも。
1年前にS君が我が家に初めて来た時、自分でイカナゴの釘煮を作ったと持ってきてくれた。今年で2回目なので、きっと美味しいことだろう。
神戸、明石に住んでいる方は、どの家でもこの時期は”イカナゴの釘煮”を作るそうだ。1パックを山ちゃんに差し上げた。「イカナゴは何の稚魚?」と山ちゃんの奥さんが尋ねるが、誰も知らない。「家に帰ったら調べるわね」と言っていたが一足お先に調べた。
イカナゴは漢字で書けば”玉筋魚”と書く。スズキ目イカナゴ科で、体長は大きくなれば20センチほどになる。顔つきはカマスに大変よく似ている。
イカナゴは水温が15度を超えると砂に潜って夏眠する。12月~1月になれば淡路島の西側沖や東側の浅瀬のきれいな底砂に産卵する。
3月3日のイカナゴ漁の解禁日には、3センチほどの大きさになっている。4月末頃までが漁期で、2~6cmが食べ頃だ。
スーパーで先日イカナゴの生を売っていたが、握り拳よりも小さい量で1,500円もしていた。材料費、手間ひまを考えれば高価な”飯の友”だ。有難う!S君。
大事に食べるわな。
遅ればせながらの弔問に伺ったのに、奥様の美味しい手料理に箸が進み、不謹慎にも写真のごとき状況となって長時間のお邪魔をし、申し訳ありませんでした。
また、タイミング良くS君からのイカナゴの釘煮のお裾分けや自宅で採れた野菜や八朔など、たくさんのお土産まで頂戴し有り難う御座いました。
またイカナゴの素性調査有り難う御座いました。
S君にも今夜お礼の電話をしてお互いの健在を喜び、再会の約束をしたところです。
お二方も是非石川に出かけて来て下さい!
ではまた(^.^)/~~~
お疲れさんでした。
元気なうちが華です。
お互いにせっせと遊んで人生を楽しみましょう。
そのうち遊びに行かせてもらいます。