ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

不幸は突然やってくる

2010-01-19 02:35:32 | スポーツ

17日テレビを見ていると、「日本ハム投手コーチ小林繁さんが急死」の速報が流れた。ええっ何で?日本ハムの梨田監督が、前日に対面をして元気な姿を見ているだけに、「信じられない」のコメントは実感だろう。享年57歳だった。それにしても若い。

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彼は郷里鳥取県の生んだ元プロ野球投手だ。1978年のドラフトで阪神タイガースは江川を引き当てた。阪神ファンの私は、江川が阪神に入団すると思い小躍りした。しかしこの喜びも、ぬか喜びだった。巨人は「空白の一日」として、江川と契約をしプロ野球界を揺るがした。俗に言う「江川事件」である。この騒動を治めるために、1979年の2月に阪神が江川を巨人にトレードし、その交換要員として巨人のエース小林繁が阪神にやってきた。
その年、小林繁は22勝したが、巨人戦に負けなしの8連勝した。阪神ファンは巨人に勝つ度に、やんやの喝采をした。トレードで俺を出した巨人に負けてなるものかと、あの気迫は忘れることは出来ない。
鳥取県出身の活躍したプロ野球選手は数少ないが、小林はその内の一人だ。昔昔の選手で阪神の土井垣捕手、阪急の米田投手、巨人の角盈男投手。現役では阪神の能見投手くらいなものだ(鳥取城北高校に野球留学。生まれは京都の丹後)。
亡くなった小林繁は同じ中部地区の高校だったので、ものすごく親しみを感じていた。死亡原因は心筋梗塞だった。心筋梗塞すなわち突然死であり、50代になれば当たり前に起きることであり不思議なことではない。最近では中川元財務相がこの心筋梗塞で亡くなっている。
過度に酒を飲み続けたり、ストレスから引き起こすことがあるようだ。私にその心配があるとすれば前者の「過度の酒」。
野球を引退したのは31歳の時で、早い引退だった。今で言う「イケメン」だったので、スポーツキャスターに転身し、料理番組の司会、歌手に俳優と多方面に才能を発揮していた。
これだけで暮らしていれば、悠々自適の生活だったであろうが、あれやこれやと手を出し波瀾万丈の人生を送ったようだ。元阪神の掛布もそうだが、商売で借金地獄に陥った者は数え切れないくらいいる。高級クラブや飲食店、テレビの制作、採用支援会社など手広い事業を手がけたが、共同経営者の不動産会社の倒産を引き金に4億円もの負債を抱え、03年に自己破産。一時は負債が10億円まで膨らんだとされる。これだけ苦労をすれば、あの爽やかな顔がくすむのも道理だ。
来期は日本ハムの一軍投手コーチとして、再び梨田監督と手を携えて、北の大地札幌で野球人生の集大成に向かう矢先だったと言うのに、早すぎる死が訪れてしまった。
通夜は19日午後6時、告別式は20日正午から、いずれも福井市松本4の8の7、千福寺りんどうホールで行われる。
夢をありがとう。
合掌。

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2 コメント

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日ハムのコーチだったなんて (Qちゃん)
2010-01-20 10:44:32
日ハムのコーチだったなんて
知りませんでした。
日ハムをまた日本一に!!!!
なんて道産子のQちゃんは思います。
ゆみちゃんに叱られる?(笑)
あぁ 阪神ファンは平行四辺形さんでした…
返信する
>Qちゃん (ゆみちゃん)
2010-01-20 15:00:33
>Qちゃん
私も平行四辺形さんに負けないくらいの阪神ファンですよ。
日本ハムも、小林コーチが亡くなりてんやわんやです。
タイガースも今年は頑張ってくれねば困ります。
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