ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

初冬の風物詩「古老柿(ころがき)」作りは最盛期だ!

2016-12-08 06:32:19 | まち歩き

12月7日(水曜日)
稲刈りが終わった後に、田んぼの中に出現する「柿屋」。宇治田原町では、初冬の風物詩「古老柿(ころがき)」作りが、この「柿屋」で行われています。全国広しと言えど、「柿屋」での干し柿作りは、ここ宇治田原町でしか見ることが出来ません。
プールで泳ぐ前に、今年初めて見学に行きました。最初に見学したのは荒木地区の「柿屋」です。

柿屋の前の田んぼにはムシロが敷かれ、その上には柿が天日干しされています。

この柿は約2週間「柿屋」で乾燥させたもの。
約1週間干せば、柿が鮮やかなオレンジ色から深いあずき色に変わって行きます。
丁度お昼の時間だったので、誰も作業をしていません。出来上がった「古老柿(ころがき)」は今月13日の「事始め」に会わせて出荷され、京都市で初セリが行われます。
従って、この時期が一番忙しいと言っていいでしょう。

ムシロの傍に見える2台の機械で柿をもみます。

ムシロの上の柿が干しあがれば、この中に入れてガラガラと回します。
この作業を「ヒル」と言います。大規模農家では機械を使っていますが、小規模農家では箕(み)と呼ばれる竹ざるでやっています。箕(み)の中の柿を、躍らせるようにザルを振る作業が、女性にとって一番大変とお聞きした事が有ります。
表面に、糖分の白い粉が吹いてくれば完成です。
次に向かったのは立川地区の「柿屋」です。これは宇治田原町で一番大きな「柿屋」です。


棚に干してある柿は、4~6万個あるそうです。宇治田原町には古老柿の生産農家は約20戸あり、生産量は約20トンに上ります。柿屋もいろいろ有ります。


古老柿は、小粒の渋柿「つるのこ」と言う柿で、近くに必ず柿の木が植えて有ります。

柿の木には「つるのこ」が鈴なりだ!  田んぼの中に立つ「柿屋」が見られる光景も、柿屋が解体される12月下旬まで。見学したいお方はいらっしゃい!

コメント
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