ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

梅雨明けの祇園祭”山鉾巡行”

2012-07-17 21:33:18 | アート・文化

7月17日(火曜日)
今日は日本三大祭りの一つ、祇園祭山鉾巡行の日だ。京都まで観に出かけようかと思っていたが、昨夜は熱帯夜で睡眠不足で、朝から気温が高くてその気は失せてしまった。
地元のテレビは8時半から山鉾巡行を昼まで中継している。家で観るとなるとビール片手にゆったり出来る。
テレビの前に陣取り、ビールを持ってくれば準備万端だ。四条通堺町では「くじ改め」があり巡行の順番に、裃姿の正使が古式にのっとりくじを奉行役に示す。正使は小学生から70歳と年齢幅大きい。巡行の順番が書いた紙を入れてある箱には、ふさヒモがかかっている。これを扇子で解き、箱を開け蓋は腰の後ろに持って行き、箱を奉行役に示す。

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箱の中からクジを取り出し、奉行役は巡行の順番を読み上げる。

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これが終わって裃姿の正使が山鉾の引き手に、扇子を3回大きく回し終わって、動き始める。

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年配の方はそれなりに風格がある。子どもは子どもでキビキビした所作が微笑ましい。四条河原町の鉾の辻回しを堪能する。

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冬に切った竹を鉾の車輪の下仁敷き、水をぶっかけて滑りを良くする。鉾の前の三人の扇子を持った若衆が、引き手に合図をすれば鉾は30度ほど回転する。進行方向にするには90度変えなければならない。豪快な辻回しを見た見物客から歓声が上がる。
33基の山鉾は、前祭23基と後祭10基に分かれる。

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しんがりは大船鉾が142年ぶりに唐櫃で巡行に加わった。

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来年には新調になった大船鉾が登場するだろう。
「山、鉾は動く美術館」とも言われているだけあって懸装品は豪華だ。

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テレビ画面では山鉾のあらゆる所を映し出してくれる。

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現場ではそこまで見れない。雨の年は懸装品にばビニールがかけられ、せっかくの豪華な懸装品がまともに見れないが、昨年、今年と天候に恵まれ見ることが出来た。3時間のテレビ中継をビール片手に寝転んで山鉾巡行を観れるシ・ア・ワ・セ。ゲストの元アナの「雨宮塔子」さんを見ていれば暑さを忘れ涼しさを覚える。

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今年の沿道の人出は約16万人だったそうだ。これは昨年よりも4万人少ない。近畿地方も今日梅雨明け宣言が出て、これから真に夏本番を迎える。
つい先日まで冷房も扇風機もいらなかったのに、えらい違いだ。

コメント
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