この間いただいたタンカンを食べ終わり寂しいなあと思っている所に今度は名護のスナックのママさんからタンカンと菓子が送られてきた。
いつもであれば喜ぶのであるが今回は素直に喜べない。その訳は先月沖縄に行ったときの出来事があるからだ。
それは２月８日の夜のことである。スナックを２軒まわり最後になじみのママの店に行ったのであるがママさんは居酒屋もやっていて閉店時間は１２時なので、おでましは１時過ぎになる。ホステスさんは一人で私にとっては好きなタイプではない。以前は唄の上手な恵美ちゃんがいて一緒に沖縄民謡を唄うのが常であった。その彼女は上の階にペニーレインというスナックを開店して今ではママになっている。今回は唄うような気分にはなれない。ママがお出ましになっても沖縄滞在４日目ともなれば疲れが溜まってやがて眠くなりソファに横になっていた。
どれくらい眠ったか分らないが目が覚め勘定をしてもらった。一旦金を出したのであるがあっそうそう私が寝ている間に一本空けたのであといくらと言うではないか。
カチンときて「寝ている間に飲んだ金を払えと？俺は知らん！今夜は気分が悪い！帰る！」と大枚を置いて席をたった。釣りですよと言う声も無視して店を後にした。
私は今まで金もいいなりの金を払い上得意のお客のはずである。怒った顔などしたことがなく余りにも今までいい顔をし過ぎたかもしれない。１０年らいのスナックであるが、もうこの店も行くまいと心に決めて帰ったのであった。
従っていつもはお礼の電話をすぐするのが常であるが今回はその気になれなく葉書きで済ました。
