「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

先週のノミ虫野郎(デュラララ!!18話感想)

2010-05-17 14:42:59 | デュラララ!!
※この色はノミ…イザヤさんのセリフ。
※この色は紀田くんのセリフ。
※先に謝っておきます。イザヤさんが好きな人すみません。


18話。一週間ハラハラしっぱなしで…いざ始まる時には思わず正座で画面に向かってました。弟も一緒に見てるのにも関わらず。
号泣には至らなかったけど…どんどん…頭の位置が下がっていって…最終的に orz そのものの姿勢に。
リアルに頭抱えるわ!!もうなんだこれ。なんで…なんで紀田くんがこんな悲惨な目に遭ってるの…。しかも救いが1ミリも見当たらないよ!?
そして真ッ剣にウザい折原臨也。
…こんなに、こんなにマジで「…死ね!!」ってキャラに思うのって…「フランダースの犬」のコゼツだんなとハンスに対して以来なんだけど!?(←その例えわかりにくいです。普通の人はフランダースの犬はラストシーンしか知らんっちゅーの)

弟とも「しずちゃんには是非がんばってもらいたい(=あいつ殺してくれマジで)」という意見で一致したところで…もう今回からこの感想文のタイトルも変えちゃおうと思った。誰があんな奴の名前を冠した感想をわざわざ書くか!って。…マジで書き始めるまでは「今週の紀田くん」にするつもりでした。でも…あまりにも展開が辛くて、紀田くんをメインの扱いでじっくり感想書いてたら私が死にそうなので…、そして、何よりも、また、……今は本当に本当に死ぬほど憎たらしい彼のセリフに、一部ドキリとするようなところがあって(トキメキとかそういう意味では絶対なく)、それは残しておかなきゃと思ったので…。タイトルを憎しみを込めたものに変更するに止めまして、…今回も始めます。
ムダに出番が多いので余計ムカつく。回想でも暗躍しまくりで現在では狂ったように一人で遊んで笑ってるしもう嫌だコイツ!!どっから書きゃいいねん!(それは逆ギレだ)


…とにかく最初にその、グサッと来たセリフだけ書き起こしてみましょうか。
「意識不明か。目を覚ますといいね。…それとも、君にとっては永遠に目を覚ましてくれない方がいいのかな?」
「君は怖いんだろう?彼女が目を覚ましたら、永遠に責められ続けるんじゃないか、って。…だけど、仮にこのまま死んだとしたらどうだろう?それこそ、一生償えない罪悪感にまみれて生きる事になる…?つまり、彼女が生きようが死のうが、君の罪悪感には、何の意味もないよねえ…。」
「俺はねえ、神様って信じてないんだよ…存在が確定してないからね。未来でさえ確定していない世の中で、過去は確かに存在している。たとえそれが、誤解や妄想に彩られた事だとしても、本人がそれを信じるなら、過去は確かに真実に他ならない。…それに基づいて行動を、あるいは生き様を決めるというのなら、それは確かに、神の一種なんじゃないのかなあ?」
「君はもう彼女から逃げられないよ。彼女への罪悪感は過去となり、彼女は君にとっての神になる。…ま、いいんじゃないの?彼女の事…好きなんだからさ。」

数度、何が言いたいのかわからない、と返す紀田くんに対して、嫌らしく説明してあげてるイザヤさん。繰り返すのは「逃げられない」という言葉。過去から、彼女から、もう逃げられない。そこには彼女の思いも、生死すら関係なく……紀田くん本人の意思から生まれるものなのだ、と。
…まるで悪魔の予言だ。
一年前、彼女が…「三ヶ島沙樹」ちゃんが入院する事件が起こった日に、生ける悪魔の吐いた予言は……悲しいほどその通りの未来を導く…。





・冒頭、初めて紀田くんと沙樹ちゃんがまともに会話するのを聞けるんですけど…いきなり頭抱えてしまったよ…。
「正臣は戻ってくるよ。…だってそれは決まってることだもん。だからいくら他の女の子を好きになっても平気。最後の最後に正臣は、その子達より私の方を強く愛してくれるんだから。」
えええええええええええええええええ……!
おいおい、またか、またなのか!?デュラララ!!で女性キャラで歪んでない愛の持ち主はいないのか!?(今のとこセルティだけ…?杏里ちゃんはそれ以前の問題っぽいし)
そして続けてこのセリフで床に頭をぶつけそうになりました。
「だって、イザヤさんがそう言ってたもん。」
さ、最悪だ……。
普通に悲劇のヒロインかと思ってたのに…紀田くんの最後の救いの女神だと思ってたのに…!おのれイザヤァァァア!!


・シーン変わってイザヤさんの事務所。またあのゲームで一人遊びつつ、パソコンに向かい黙々と仕事?してる波江さんに楽しげに話しかけるイザヤさん。
「こうやって見てるとさーぁ?自分が神様だって錯覚に陥って、なかなか気持ちいいもんだよ!」
バカジャネーノ!
思いっきり手を振り上げて駒を指してます!ウザッ!無視で正解だ、波江さん!
…すみません、「神様アターック!」から「見ろォ!駒がゴミのようだ!」あたりのアクションはムカつきすぎて描写したくありません。くそ…なんなのコイツ!火災報知機に感知されて、スプリンクラーとか動き出してずぶ濡れになってまえばいいのに!!(抑えきれずあふれる憎しみ…)
「まぁ、どうでもいいわ…。」の顔と動作も死ぬほどムカつく。どうでもいいならやるな!ムダにトランプ燃やすなモッタイネエ!あと、ジョーカーなんてお前以外の適役がこの世界にいるわけねーだろ!!オールマイティとか腹立つからジジ抜きの時みたくゲームから除外されちゃえばいいのに!!(ボロクソですね…)
・でも首には優しく優しく話しかける。
「楽しくなってきたよねー…。君もそう思うだろう?」
この句点のあたりに入ってる↑「フッ」って笑いが色っぽくて死にそうになる。こんなにムカつく奴なのに…悔しいっ! 


・今回のサブタイトルが入って、一年前の回想スタート。今現在も沙樹ちゃんが入院している病院……に、恐らく、運び込まれた直後。両足のギプスが痛々しい。傍らには、…黄色いスカーフを首に巻いた紀田くん。そこに、悪魔がやってきて、…上に書いた予言を残していくわけなんですが…、もうここは…全体的に「ウザい」を超えて「恐ろしい」です。すごく…2話を思い出す。アクションは確かにウザい、言い方もウザい。でも言ってる事は、…どこか正しい。きっと当人達(今回の紀田くん、2話のマゼンダさん、12話の誠二…と帝人も、かな)にとっては、「わかっていたとしても聞きたくない」事実…。それをワザワザ直面させに来るコイツに目的を聞いたら、…やっぱり「人間が好きだから」と答えるのだろうか?事実を…現実を突きつけた時に人間がどんな反応をし、どんな行動を取るのかを見るためだけに…。
…やっぱり…しずちゃん…お願い。コイツに隕石落としてよ…。自販機やポストじゃ生ぬるいわ…。
ていうか何よりここはねえ…、最初の「死ななかったんだって?」ってセリフが恐ろしくてしゃーない!!そっと言ってるのが余計に怖いしなんつうセリフだよもうほんまに…!

・殴りかかる紀田くん…をかわす瞬間の顔ウゼエ!見下してる表情ウゼエ!!
「正解。今のは俺に怒りを向けて当然だ。明らかに悪意を持って君をからかったわけだから。」
ううっ…くそ…コイツ…!(悔しさでうちの目から溢れる涙)(←憎しみすぎだ…)


・いつもの三人でいるときの紀田くんは、…無理してるとしてもやっぱり楽しそうで、…この場所が紀田くんの居場所なんだと痛感する。戻れるよね…?戻れる、よね…!?信じてるよ!信じてるからね!帝人!杏里ちゃん!!…紀田くんも!!
アニマックスの再放送は今週5話でした。空気読みすぎだろ…。

・しかし一年前の紀田くんの居場所とは、まちがいなく「黄巾賊」だった。…今回、結局作ったきっかけはわからず。ケンカケンカの毎日、…だけど周りは「仲間」で、その居場所を失うのは怖かったと言ってる…。どうして、どうしてそうなってしまったんだろう…。「(自分を肯定してくれる誰かが欲しかった。)」ってそれはわかるけど、それだけでこんな大きな集団になったりするだろうか…。周りが勝手に増えてったとか…?
・沙樹ちゃんと紀田くんの出会い。…エスパー伊東はこの世界にもいるらしい(言う事はそれだけか)。
「(会いたくない奴に初めて会ったのも、その時だった。)」 12話でセルティにも「会いたくない人間」ってモノローグで言われてました。街の皆が会いたくない、それが情報屋の折原臨也…。まあそりゃ会いたくないわな(←ひでえ)。
・後見人…。思わず辞書で意味を調べてしまった。5話で二人が知り合いだとわかった後も、普通に紀田くんと沙樹ちゃんの出会いの方が先なんだと信じて疑わなかったけど…まさかの後見人。…後見人どころか、狂信者!!そりゃああかんわ…あんなのの信者ならそら冒頭、まともなセリフ吐かないわ…(←すげーひでえ)。
なんでこんな狂信者になってしまったのか、すごい気になる。しかし怖すぎて知りたくない気もちょっとする…。

・紀田くんからイザヤさんに死ねと言われたら死ぬのかと聞かれて、「多分…ね。」と答えた沙樹ちゃん。その瞬間私は思った。「お前は綾波か。」と…(えー)(ジャストチルドレン世代ですよーイエーイ!)。
しかし紀田くんはそんな無粋なツッコミはしない(←当たり前)。
「(かわいそうな子なんだなと思った。彼女を、イザヤという男の呪縛から、解放してあげたいと思った。)」
…いい子だなああ紀田くんん(涙)。
「お前はさあ、何で俺なんかと一緒にいんのよ?」
「んー…、好きだからだよ。」
ここの言い方かわいい!冒頭の印象が強烈すぎて「お前もか、お前もヤンデレなのか!」って身構えて見てたけど(おい)ここの答え方って本当に中学生っぽい!普通にかわいい。
「イザヤさんは人の恋愛には口出さないもの。」 出してるじゃん!「"最初だけ"好きになれって言った」みたいに言ったじゃん!!…だまされてる!この子あの悪魔にだまされてるよおおおお!
「…何で今でも、俺の事好きなんだよ。」
「かっこいいから!んー…いや、かわいいからかな?…正臣は?私の事好き?」
かっかわえええええ!かわいすぎるぞ中学生カップル!!
しかも、狂信的な態度を自分で「欠点」って……(直す気はないそうですが)。
あの…やっぱ普通の子なのか…?あの悪魔が洗脳してこうなってしまったのか…?
おい…そうだったらマジで…どうしてくれよう……。


・黄巾賊とブルースクエアの抗争が激化して、仲間がたくさんやられた。黄巾賊を解散する事は、居場所がなくなる事……それを恐れた紀田くんは…悪魔に頼ってしまった。
奴の情報のおかげで、形勢逆転。
しかし、……ひどくやられた事を恨みに思ったブルースクエアのメンバーは、仕返しに沙樹ちゃんを攫って、…紀田くんをその場におびき寄せるために……う…ううっ…。
あの、電話……。あの、音……。あの、悲鳴……。
トラウマになりそう…。
でも、紀田くんの受けたショックは…見てるだけのうちとは比べ物にならないだろう…。

「(…後悔していた。甘えていたんだ。何だかんだ言っても、自分達は中学生だと。子供のケンカの延長だと。…そうじゃなかった。これは戦争だ。しかも…それを起こしたのは自分なんだ…!)」
最初に見た時から、さっきの音と、悲鳴と、…このモノローグが頭に焼き付いて離れない。
勝てるから、もっと勝ちたいと願って、それが相手の闘志に火をつけることになった。こちらが傷つけられたから悪魔に頼ったように…相手は傷つけられたことでなりふり構わない作戦に出た。
「後悔」…。
こうなることがわかっていたならやらなかった。当たり前だ。…わかっていたのは、きっと一人だけ。わかっていて、両軍をこの未来へ導いた「本物の悪魔」だけ…。

・うううああ…いやあああ……もう、いやあああああ……!!
死ねええええノミ虫いいいいいいいいいい!!!!!!
紀田くんからの着信で震えるケータイを、ポンとソファーの上に投げ出すところ、本気で殺意が沸きました…。おんどらあああああああああ!!(口調がどんどん最低に…)

・いやあ…足が……沙樹ちゃんの足が…。「何箇所か折った」って…正気で、よく、そんなことができるな……!あざになって、変形してる(ううっ…)のがわかるのは左足だけなんだけど、…冒頭では両足にギプスだった。これ、両方折られてる…のか…?

・足がすくんでしまう紀田くんは…もう…とても見ていられない…!
「なんで…なんでこんなに怖いんだよ…!沙樹のためなら、なんでもしてやろうと思ってたのにッ…!!」
「(俺は非力な、ただの中学生だった。)」

紀田く……紀田くん……!!いやああ…もういやああ……!

・ゆまっちがかっこよすぎで泣いた。
…てか前回の次回予告で開眼しているのを見て超ビビッてました。まさかゆまっちまで実は黄巾賊とか実はまた別の組織の黒幕とか…とかホント、真剣に怖がってた!のに…いつもどおり過ぎて泣けた。いやあ…かっこええわ……。
てか、いつか渡草さんが言ってた「車の中でガソリン」ってこれのことだったのかしら…。6話だっけ?

・ドタチンもかっこよすぎで泣いた。
てか、仕方がないとはいえ…今回の主役の紀田くんがヘタレてしまった時に連続でかっこいい人出すとかずるいじゃないか…。紀田くんがかわいそうです…。いやこれはもうちょい後にもっかいあるんか。じゃあそれはその時に。
…驚きの新事実。あの4人組はなんと、元々はブルースクエアの所属だったのね…。てか、ダラーズはまだ、わかる…んだけど…(「基本、何もしない」だし)、ケンカがメインな集団に何故入っていたのかすっごく謎だ。特にドタチン。カラーギャングってどっかに絶対入らなきゃいけないってものじゃないんでしょ?ううむ…。
・なんか見たことあるよなと思ったら、ホラダ(漢字調べるの面倒)(←ひでえ)ってあいつじゃん!現在黄巾賊の!何してんだよ!?ブルースクエアでも幹部クラスとかだったってこと…?なんで敵だった黄巾賊に?まさか、内部から仕返したくらんでるとか…?

・ドタチンかっこよすぎ。マジで泣くわ。
紀田くんの叫びももっともだ。…でも、きっとドタチンの返した言葉の方が正しい。
…あのね、ここは…無理。書けない。ここの紀田くんのセリフ、書いたら読むたびに大泣きしなきゃいけなくなりそうだから。ううっ……。
紀田くん…。非力な中学生である紀田くん。まだ子供の紀田くん。
紀田くんに比べるとずいぶん大人なドタチンはとても冷静ではあるが、叫ぶ紀田くんに対しては本当に怒ったように…真剣に言葉を返す。
「過去から逃げるのは許してやる。だけどな、せめて今と明日からは逃げんじゃねーよ!!」



過去からは決して逃げられないと言った折原臨也。
過去からは逃げていいが、その代わり今と明日からは逃げるなと言った門田京平。

二人の人物から、全く逆とも言える言葉を聞いた紀田正臣は。
…結局、事件から一年経つまでは彼女に会いに行く事すらできなかった。

今、折原臨也の言葉が正しい事を知る。
過去からは逃げられない。自らの罪悪感が自分自身を縛りつけ、離さない。
しかし門田京平の言葉もきっと、忘れてはいない。
「今」はもう、…逃げない。そのために戻ってきた。

「(だから俺はここにいる。杏里を…仲間を傷つけた斬り裂き魔を倒す。切り裂き魔がダラーズならダラーズも倒す。俺はもう立ちすくまない…。今度こそ、きっと、必ず…!)」

壇上の、ソファーのところで一人決意している紀田くん。
その時、…倉庫が、騒然となる。
…どうやら、中を覗いていた女がいるようだ。
穏便に捕まえるように言い、自分も逆側から回り込もうと走る紀田くん。


「(そこに迷いはないはずなのに。
だから戻ってきたのに。それだけなのに。
なのに…どうして。
どうしてこんなに、俺の中に不安が響いているんだ…。)」




追っ手から逃げる「女」。
…杏里ちゃん!?見た目よりずっと行動的なんですねアナタ!!

「どうして……どうして……どうして……!
紀田くんが……!!」


ギャーーーーーッ!!!最悪だーーーーー!!
思いっきり見られちゃってるし!!あああああああもおおおおおおお!!!!
つーか、杏里ちゃん逃げないで!今、今この場で話し合ってくれ!!落ち着いて!二人で!!
一方が誤解したまま学校で会うとかやめてくれよ!?マジで…!!
…学校は、仲良し三人組は、紀田くんの本当の、最後の居場所なんだよ…!消さないで…なくさないで…お願い…!それもなくしてしまったら、紀田くんはどうなってしまうの…!

もう…なんでなの…!?どうして…どうして紀田くんに、救いの道が見えないの…!?





【今回のサムネ】
迷ったけど…一年前の回想の、紀田くんがイザヤさんに殴りかかるシーン。
紀田くんの、そして私の怒りを見よ!!って気分で。
くそ…よけられてるから尚更ムカつくわ…!!(逆効果ですね)

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