「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

先週のイザヤさん(デュラララ!!11話感想)

2010-03-25 23:01:10 | デュラララ!!
※この色はイザヤさんのセリフ。


11話。
特に前半、息が詰まるような緊張感に満ちてました。
なので、1回目に見終わったときに、思わず大きく息をついてしまいました。
そのゆるんだ空気の中、一緒に見てた弟と「…そういや今回ってイザヤさんあんまウザくなかったような?」とか言い合って。
巻き戻して見てみた。


人ごみの中、ケータイに届いたメールを見て、笑う。口の端を上げて。
「フフフ…思った以上だ。楽しいよ。」
ケータイをゆっくり頭の上に掲げる。
「フフフハ、……楽しいよねぇ。」
前言撤回超ウザかった☆

すごいわほんまに…。こんだけのシーン(10秒もない!)でこれほどに強烈にウザいなんて!しかもケータイを掲げるシーン自体は次回予告にも映ってたから心の準備はできてたはずなのに、まさかこんな不吉に、楽しげに一人で笑ってるとか……。
やっぱイザヤさんのウザさは、神谷さんの演技によるところがかなり大きいんだなあと実感しました!!笑い声とか「フフフハ」って表記するのがもったいないですよマジで。でもそれ以外書きようがないんです!
まともなセリフは今回ここだけです。画面にもほとんど映らない。
最初にウザくなかったような気がしたのは、その出演時間の短さだけだった!むしろ10秒ではインパクトありすぎるほどだよ!!


…あと、初見での感想は「…あれ?今回意外と話が進んでいないような?」でした。でも、確かに時間は進んでいないけど、ようやく明らかになったダラーズの事、今回集まったメンバー達、そしてセルティの魂の叫び……、30分使うには十分の内容だった。素晴らしかったです。何度も何度も見た(諸事情で感想は遅くなりましたが)。
…ていうか私が初見で手ごたえを感じない回って、決まって「イザヤさんとか紀田くんがあんま出てない回」だよな…。なんという贔屓。てか紀田くん回想だけで1ミリも出てないよ今回!!なにげに新羅も回想のみ…いやあの回想はすばらしかったけどね!まあそれは下で。


…本編の感想書く前にもう一つだけ。今回は「帝人は『こういう人』」っていう回だったんだと強く思う。前回のカミングアウトが私的にめちゃショックだったのは、帝人が…あんな、世間知らずな感じに見せておいて、紀田くんにもそ知らぬ顔で嘘ついて(←重要)(……)、その実、裏では一大組織を率いる大ボスだった!ってことだった。でも今回判明するのは……あくまで帝人は帝人だった、ってこと。ダラーズの創始者であることは間違いないけど、その動機も、今回の一大作戦も、あくまで帝人の、…今まで私達が見ていた帝人が自分で考えて、起こした行動だった。
…5話を思い出す。私は5話を見るまで、紀田くんがそういう立ち位置なのかと思っていたけど、違った。
…2話を思い出す。誰にだって秘密がある。表からは見えない顔がある。
だけど、だけど。秘密があっても。言えない想いがあっても。それでも。
……確かに、見えるもの全てが真実じゃないかもしれない。
だからって、見えてるもの全てが嘘じゃないんだ。
帝人も、紀田くんも、大きな秘密を抱えてた。
でも、それを隠して日常で見せてた顔は、決して本人達にとって嘘ではないんだ。
人の本質とは、心の奥の奥にあるものではない……と私は思っている。
「デュラララ!!」を見て、その思いは確信に変わりつつある。


・吉田さん……がんばれ……。なんだか毎週損な役回りですよね。
・帝人が電話で名乗った時、「ちょ!本名言っちゃっていいの!?」って思ったんだけど、矢霧製薬側に名前ばれてるからああするほうが話が早かったのね。「ダラーズのボスです。」じゃ信じてもらえないかもだし。
・次回予告でも何事かと思ってたけど、そんなくだらない理由でバイク投げたとは思わなかったよしずちゃん…。しかも人乗ってるし。かわいそうに。ていうか受け止めてるサイモンすげえ。

・セルティの回想で「無駄なんかじゃないさ。」がまた聴けただけでもうれしかったのに…なんと続きが!!しかもプロポーズしたああああああ!!イヤッホオオオオウ!!!新羅よく言った!!かっこいいよーー!!キャーーーーー!!(うるさい…)
「…無駄なんかじゃないさ。君が生きてきた20年は、無駄なんかじゃない。これからの人生に生かせれば、どんな事だって無駄じゃないさ。」
「(生かす…!?一体何に生かせと言うんだ!!)」
「…例えば。僕と結婚すればいい。」

ここ、すばらしいよなあ…。新羅の最初のセリフはまあ、ベタでは、ある。ただのなぐさめにも聞こえる。それを受けてのセルティの怒りも(上のセリフ、すごい怒って言ってます)わかる。でも新羅はひるまない。8話の時とは違ってすごく落ち着いて、自分の想いを伝える。静かに笑って。まるでそうするのが当然みたいに。……キャーーーー!(はい台無し~)
・そしてそれを回想中のセルティの「(新羅…。)」の言い方が最高なんですよ。ああもうかわいいよセルティ……!


・帝人vs波江さん。BGMのせいか、ホント緊張します(くるくるイザヤの時のですが)(だから台無しだっつの)。帝人が何度も周りを見回して黒服の存在を確認したり、「(大丈夫だよね…。)」とか言ってるからそのせいもあるのかも。でも波江さんとはきっちり言い合いしてるのがちょっとおもしろい。器用だな、帝人!
・波江さん!?誰かさんのウザいアクションがうつってますよ!?
・だから吉田さんがかわいそうすぎなんですが…。あるぇ!?これって恋かしら!(えー)
・帝人の熱いセリフはどれもすばらしい。子供っぽくて、まっすぐで。それを自分でもわかってて。それでも必死で言ってるのがすごくすごくいい。
「確かに…こんなのありふれた考えかもしれません。でも、ありふれてるっていう事は、それだけ、みんながその事を考えてるってことなんですよ!」
このセリフはなんか、ハッとした…。

・モブの人にうわーっと色が付いていく瞬間は、感動して鳥肌立った!このためだったのか…?いやきっとこのためだったんだよね!見知らぬ他人が、仲間に変わっていくその「波」がすごかった。つながりはダラーズって名前と、今、帝人が送ったメールだけだとしても、確かにこの時、ここにいる人たちは「仲間」なんだ。しかも、こんなに…。すごい!
・ドタチン率いるいつもの4人組のそれぞれのメール着信音の個性になごんだ……。

・帝人が波江さんに最初に、あの首の子を預かってますとか言った時、えらい大胆なハッタリかますのねえ…と思ってたけど本当に預かってた!(←鈍い鈍いよワタシ)
・まさかのゲスト!…バッカーノは全く見てなかったんですが、陽気なカップルがいるってことは知ってたので「おおこれが…!」と思いました。ていうか、え?現代の話なの?え?なんで日本にいるの?ていうかなんか違和感があると思ったらこの二人のケータイだけやたら古い(笑)。アンテナを伸ばすタイプのケータイって今もうないよね!?
・私が「あ、バッカーノの…」って気づくと同じくらいに弟が吹き出してて、なんでか聞いたら「声が思いっきりヴァッシュだったから。」って(※弟は毎週トライガンをかなり楽しみにして見ています)。確かに聞きなおすとそうでした。キャラも似てる…んだろうか?
・女の子かわいい。しかし最初何て言ってるのか聞き取れなかった…。

・Bパート始まっていきなりのジャン!のSEにいつも笑ってしまう。Aパートラストまでめちゃ真剣だったのにこの差!素敵。
・紀田くんのメールに吹き出した!書きすぎ(笑)。帝人が2行しか書いてないのにあの量!…メールもしゃべる感じで書くんやなあ。まるで声が聞こえるようだよ紀田くん!ちなみに読めるところはコマ送りで全部読みました。紀田くんマジ正義の番人!(えー)

・上にも書いたけど、前回を見た時点では「実は帝人はダラーズのボスで、名前は明らかにしないものの組織を操ってマフィアと戦ったりしていた」…と信じていた私。情報に思いっきり踊らされていたんですね。おのれ甘楽ァ!(えー)
・最初はダラーズの存在自体が冗談だった。噂が一人歩きしてどんどん大きくなり、利用する者も出始めた。ネタがここまで大事になってしまうとは帝人を始め、誰も予想できなかったのでしょう。他の人は怖くなって逃げ出した。それも仕方ないような気がする。
・ところで、「(まるでどこかで誰かが、情報を流しているように。)」ですが…こういう言い方されると怪しいのはもう一人しかいないような…。
・でも、帝人はやめなかった。今は確かに実際のメンバーがいる「ダラーズ」を、いい集団にしようと地味にでも呼びかける。訴える。…そして、少ないけれどその考えに呼応する者もいる。「ダラーズ」の名前が悪いほうに広まっていくのを悲しんでいるのは帝人だけじゃないんだ。あの場を純粋に楽しみたい人もいるんだ。…そういうことなんだろうな。
・今となってはすごく謎なんですが、なんでドタチンはダラーズについて帝人に「近づかないほうがいい」って言ったんだろう。結局危険な組織ではなかったのに。しかもあの4人組はその事を重々承知だろうし(すごく楽しそうだったし)。口伝えでダラーズのメンバーに勧誘するのはナシとか?…あ、そもそもメンバー勧誘は直接メールが来るのか。
・前回の隣のクラスの彼が、何人か会ったって言ってたの、すごい確率なんじゃ…と思ってたけど、こんなにいるなら納得できるわ。
・ああ、しずちゃんとサイモンもメンバーだったから待ってたんだ…。
・おおおおおマゼンタさん!!お元気そうでなにより!!……ついでに書いちゃいますが、この子、あの2話での劇的なヒロインっぷりをして、その後本編でウロウロしてないのはすーごい好印象です。あんな体験を経ていたら、普通のアニメだったらそんまま引っ込むとかまずない。言葉通りいろんな人に対して(言い方悪いけど)説教して回るようになるのが定番。特に有名な声優さん(戸松さん)が演じていたのでそうなるかな?と思ってたけど実際は全然出てこず、彼女の日常を送っている模様。いいね。すごくいいね。とか言って2クールで出張ってきたらどうしようかな…。いやあの子嫌いじゃないけどさ。
・ギャル達もダラーズかよ!!自分らで最強を語る、ある意味純粋なメンバーかも(笑)。
・そういや「彼女にしたいけどゴメン」の子、前回は彼氏に合わせて?えらいイメチェンしてましたけど、戻ったのね。よかったね。
「攻撃をせず、ただ静かに見つめろ。」…帝人らしい指令だなあ。しかも思ったより効果的だったし。焦る波江さんかわいい。
・目をぐりぐり動かす狩沢さんかわいい…。しかし次回予告ではもっと真剣なシーンだと思ってた…。「アラブの石油王っぽい人、いる?」 かわいい(笑)。

・4人組がセルティの首の子を確保してたのね。だから追いかけなかったのか。
・「admin」…Administrator=管理者、かあ。TOEIC頻出単語です(……)。
「手はずは整いました。彼女に会わせます。…その代わり、あなたも私に協力してください。」…ここの帝人かっこええ。形だけの組織のボスとは思えないかっこよさ。ああでも今思うと、これもハッタリの一種だったのかもなー。
・てか、あれ!?前回「イザヤさんは言うことを聞くのか?」って心配してたけど、そもそも何も命令されていない…!?「あなたはじっとしておいて下さい」とかだったのかなあ…。情けないよ情報屋!(笑)

・ビルの屋上であの首の子とようやく話をするセルティ。でも一言だけ。
「(名前は?)」
「……セルティ。」

それを聞いて…、駆け出すセルティ。バイクにまたがり、下に集まっている群衆の中へ突撃!
「(吹っ切れた!!!!)」
本来なら聴こえないはずの叫びは、何故かそこにいる人皆に「聴こえる」。そうとは知らないまま、叫び続けるセルティ。自分は化け物だ、だがそれがどうしたと。
あの鎌で、黒服達を倒していくセルティ。しかし戦っているうちにヘルメットが外れてしまう。「首なしライダー」を目の当たりにして、一瞬静まる周囲。そして混乱。逃げ出す皆。その騒動の中心で、セルティは叫び続ける。
「(私はここだ…ここにいるのだ。ここにいるのだ!私はすでに叫んでいる…叫んでいるぞ!私は今ここに生まれた!!私の存在を、この街に刻み付けるために!!)」
両手を天に掲げるセルティ。…空には真っ赤な月が浮いている。
・それを少し離れたところから見ていた帝人の所に、……誠二がやってくる。小さな刃物?を持って、セルティを返せと叫び、帝人に襲い掛かる!
というところで終了。えーー!大変だーーー!

・セルティが叫んでるあたりで道路に散らばってるのって…最初は人々のケータイとかそういうのかなと思ってたけど…もしかしてチラシ?サイモンが配ってたやつ。
・赤い月が何度も映るの、すごく不吉な感じがして怖かった。ていうか最初は雲が人影に見えて、切り裂き魔が空飛んでるのかと…(それ怖すぎ)。
・セルティの声が聴こえるシーン、皆、「バイクでビルを降りてくる存在」には気づいているのに「(上からじゃなく)どこからか声が聴こえる」って反応をする。つまりこう…内から響く声、みたいな感じなのか?魂の叫びに、それぞれの魂が共振して声が聴こえたのかな…。それにしてもすごいシーンである。


【今回のサムネ】
「楽しいよ」って言ってケータイ掲げてるとこ。やっぱりここしかないでしょう。
つーかほんまに出番少なっ…!なのにウザッ…!(←好きなんですよ?)