夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

最近の特別養護老人ホームと民間の介護施設の事情、改めて私は学び、多々教示されて・・。

2020-07-04 15:07:24 | ささやかな古稀からの思い
先程、ときおり愛読し医する公式サイトの【ファイナンシャルフィールド】の『老後』を見ている中、
最近の特別養護老人ホームと民間の介護施設の事情・・、
と題された見出しを見たりした・・。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。

私たち夫婦にとって難題は、やはり晩秋期の不安は、いつの日にか、介護・要となり、
介護施設にお世話になる時と思われる。

          
          
こうした中、要介護認定されている場合は、
特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)などの介護施設のほか、
有料老人ホーム、 介護型のサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)などを学んだりしてきた。              

そして私たち夫婦は、いつの日にか『要支援』までであったら、何とか自宅で過ごせると思われるが、
やはり『要介護』になってしまったら、やむなく介護施設に入居すると思案したりしてきた。

やがてどちらかが、国の支援を受けている費用が程ほどに適度な特別養護老人ホームに、
入居が叶(かな)わなくなってしまった時、困苦する。 
         
やむなく高価と称されている有料老人ホームに、断腸の思いで自宅の敷地を売却して、
介護施設に入居しなくてはならない場合もある。

もとより介護の難題は、いつまで介護を受ける必要な期間が判らず、

やがて永がられば本人の自己負担額が増し、貯金は切り崩しても資金不足となり、
当然ながら、退所が余儀なくされて、行き場がなく迷子のような介護難民になることである。

          
   

このような深情を秘めた私は、《・・最近の特別養護老人ホームと民間の介護施設の事情・・》、
真摯に学びたく記事を精読してしまった。

この記事は、家電メーカーに37年間勤務後、MBA・CFPファイナンシャルプランナーの植田英三郎さんの寄稿文であり、
公式サイトの【ファイナンシャルフィールド】に2020年6月29日に配信され、
無断ながら転載させて頂く。

《・・高齢者介護施設の介護スタッフ不足や、介護施設での新型コロナウイルスの集団感染など、
高齢者施設の話題は、絶えることがありません。

介護保険制度の改正に伴い、
特別養護老人ホーム(以下、特養)の入居基準が改定されてから5年が経過しましたが、
一方で、高齢者向けの施設が多数新設されるなど、介護施設を取り巻く環境は変わってきているようです。

 
ここでは、最近の高齢者施設事情について、
特養・有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)の入居の条件や、
その費用などに焦点をあてて考えてみましょう。

          


☆高齢者介護施設の数と入所定員数

高齢者施設といえば、「なかなか入れない」というイメージをお持ちの方も多くいるかと思います。
そこで、特養などの施設の定員は、現在どうなっているのか見てみましょう。

 
ここ10年間で、特養・有料老人ホーム・サ高住はどんどん新増設され、
図表1のように、2010年から2018年の間で入所定員は約2倍(198.1%)に増えています。

 
【図表1】


(※1)厚労省資料に基づき筆者が作成
 
このほかに、施設数はほぼ横ばいですが、
認知症グループホームや介護老人保健施設(以下、老健)などもあります。

この10年の間で、要介護の高齢者が増えるのに対応して、
受け入れるこれら3施設の数と入所定員も大幅に増えていることが分かります。

          

☆特養の入所待機者数はどれぐらい?

一時期、特養の入所待機者数の多さが、社会問題となったことがありました。

ただ、特養の定員は、この約10年間で135%増えたうえに、
新設のサ高住や有料老人ホームが増えたこともあり、
特養の入所待機者数は、2014年の52.4万人から、2019年4月では29.2万人に減少しました(※2、3)。

 
これは、特養の入所基準が改定されて、『要介護3』以上に限定されたことも要因と考えられますが、
全般的に特養を含む介護施設が増え、10年前に比べて入所しやすくなったといえるのではないでしょうか。

 
一般的に特養入所希望者は、複数の施設に入所申し込みをしているともいわれていますので、
入所待機者の実数は、さらに少なくなるかもしれません。

 
特養入所待機者数は、都道府県ごとに状況が異なりますので、一概にはいえませんが、
2018年の待機者数は、約61万人の定員に対して約29万人であり、
2014年頃の54万人の定員に対して、52万人の入所待機があったときと比べると、
入所待ち期間が短くなったのは間違いないと思われます。

          

☆特養・有料老人ホーム、サ高住の違いとは?

ところで、特養・有料老人ホーム・サ高住は、具体的に何が違うのでしょうか。
項目ごとに比較してみましょう(図表2)。
なお、これらの3施設の違いは多くありますが、ここでは最小限の項目に留めました。

 
【図表2】


厚労省資料(※1)などを参考に筆者が作成
 
3つの施設の違いとしては、費用面では、特養が最も低額ですが、
入所者の健康基準は、特養では介護度が高いこと(要介護3以上)が条件であるのに対して、
有料老人ホームやサ高住には、特定施設*と非特定施設の2種類があり、
非特定施設では、要介護度が低いことを求められる場合があります。

 
*入居の要介護者に対して、入浴・排泄・食事などの介護、
 その他の日常生活上ならびに療養上のケア、機能訓練をする施設のこと。

 
有料老人ホームは、特定施設が多く(介護付き有料老人ホームはすべて特定施設)、
サ高住は、非特定施設が多くなっています。

 
したがって、施設選びの際には、特定施設かどうかを確かめることがまず大切になります。
ほかに老健やグループホームという選択もありますが、
上記の3つの施設の中で選択する場合は、入所時および毎月の費用負担額も、
入所を検討する際の大きな要素になるでしょう。

          

☆特養・有料老人ホーム・サ高住の費用比較

特養の費用は、公的施設であることや、社会福祉法人や医療法人の経営であることから、
全国的に、ほぼ統一された基準で設定されています。

 
一方、有料老人ホームやサ高住は、民間経営であることや、
立地・建物施設の経済価値・食事水準・教養娯楽施設などで大きな違いがあり、
負担額もさまざまです。

 
ここでは、特養は厚労省のデータ(※4)に、
有料老人ホーム・サ高住については、各施設からのアンケートを集計した野村総研の調査データ(※5)にもとづいて、
平均的な利用者の負担額を比較してみます(図表3)。

 
【図表3】


(※4、5)をもとに筆者作成
 
図表3は、施設ごとの費用を一覧にしたものです。

特養の場合は、ユニット型の個室の場合を挙げており、
所得基準によって4.9万円、5.2万円、8.4万円、12.8万円の4段階になっています。
また多床室の場合は、2.4万円から9.2万円になります。

 
有料老人ホームは、介護付きと住宅型の2種類がありますが、
ここでは合計の平均値のデータを表示しています。

 
入所時一時金は、平均で235.9万円になっています。
なお、データにはありませんが、立地や設備などによって
一時金が数1000万円の施設の広告を目にすることもあり、
有料老人ホームは多様な選択があるといえるでしょう。

 
有料老人ホームの1ヶ月の平均費用は17.7万円ですが、
介護付きでは25.0万円、住宅型では11.8万円になっています。

住宅型の入所者は、比較的要介護度の低いケースが多く、
介護サービス費の負担が多い場合は、さらに費用発生を考慮する必要があります。

 
サ高住の場合も、特定施設の月間費用は少し高額(2%程度)になっています。
特定施設指定のサ高住は、実態は介護付き有料老人ホームと変わらない施設もあり、
入所時一時金が数100万円以上の高級施設もあります。

          

☆まとめ

高齢者の急増に対応するため、ここ数年の間に数多くの特養・有料老人ホーム・サ高住が新設され、
高齢者施設の選択肢が増えました。
比較的リーズナブルな費用の施設から高級な施設まであります。

 
いざ施設を選ぶとなったとき、入所者の健康状態、施設の立地、機能、
自宅からの距離、費用など多くの要件が考慮材料としてあります。

60歳代後半からは、自分自身、また家族のためにも、
さまざまな施設を見ておくのは有意義なことではないでしょうか。

 
[出典]
(※1)厚生労働省「介護サービス基盤整備について <参考資料>」
(※2)厚生労働省「特別養護老人ホームの入所申込者の状況(平成26年)」(平成26年3月25日)
(※3)厚生労働省「特別養護老人ホームの入所申込者の状況(令和元年)」(令和元年12月25日)
(※4)厚生労働省「介護老人福祉施設 (参考資料)」
(※5)野村総合研究所「高齢者向け住まい及び住まい事業者の運営実態に関する調査報告書(平成29年3月)」
・・》

          


私は記事を読みながら、多々教示させられたりした・・。

過ぎし年に、日本人の平均寿命は、ここ30数年、食生活の改善や医療の進歩などで延び続け、
2015年(平成27年)には、男性が80.79歳、女性が87.05歳と私は学んだりした。

そして介護の必要がなく、健康的に生活できる「健康寿命」も、
2013年(平成25年)の時点の推計で、男性が平均で71.19歳、女性が74.21歳と知ったりした。

こうした中で難題は『健康寿命』と『平均寿命』の間で、介護を要する御方が多いと学び、
私たち夫婦は、頼れる人もいないので、介護・要となった時は、 やむなく介護施設に思ったりしているが、
身体は衰えても、ボケないで晩年期を過ごしたいと念願したりしている。

          

そして
介護の難題は、いつまで介護を受ける必要な期間が判らず、
やがて永がられば本人の自己負担額が増し、貯金は切り崩しても資金不足となり、
当然ながら、退所が余儀なくされて、行き場がなく迷子のような介護難民になることである。

このように介護施設の選定には、頼りになれる御方の冷静なアドバイスを受けながら、
入居して、安楽に過ごせれば・・願ったりしている。

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