夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

日本の男性は、世界一孤独だが、健康で長生き、75歳の男性の私は学び、微苦笑を重ねて・・。

2020-07-05 15:17:58 | ささやかな古稀からの思い

先程、ヤフーが配信したニュースを見ている中で、
日本の男性は、世界一孤独だが、健康で長生き、
このような内容の見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。

私は年金生活17年生であり、健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活を過ごしてきた。

          
 

こうした中、私は亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、恥ずかしながら男の癖におしゃべりが好きで、
何かと家内と談笑したり、ご近所の奥様、ご主人など明るく微笑みながら談笑したりしている。

そして私は、遊歩道、公園などを散策していると、見知らぬ男性、
女性グループの御方たちと、話しかけられたり、或いは話しかけたりして、談笑し、
殆ど毎日過ごしている。

こうして歩く時の私は、紳士バックを園児のように斜め掛けして、颯爽と歩いたりしていることが多いが、
大半はデジカメをネクタイのように首から掛けて、歩いている中で瞬時に魅了された情景を、
一期一会ねぇ、と思いながら撮ったりして、記憶のかたみとしている。

          
             
そして私は殆ど毎日歩いているので、 家内より日焼けしているわょ、
と私は毎年3月頃から言われたりした。

そして私は洗面所で顔を見ると、日焼けした顔立ちを見て、
クロちゃんだねぇ、と微笑んだりし、高齢者は元気が何よりだよねぇ・・と微笑む時もある。

或いは、知人とか友人と時折お逢いする時は、しばらくねぇ・・、と私は笑いながら逢ったりして、
日中はコーヒー、夕暮れからはビールか水割りのウィスキーを飲みながら、談笑をしたりしている。

ときおり国内旅行を私たち夫婦は幾たびか重ねてきたが、
旅先でも、私は食事処、ロビーなどて隣席した見知らぬ方でも、話しかけて談笑したりしている。
                          
こうした中で、好奇心をなくしたらこの世は終わりだ、と信条している私は、
体力の衰えを感じている私でも、その時に応じて溌剌とふるまったりしてきた。

          

しかしながら今年の2月の上旬の頃から、新型コロナウイルスに伴い、テレビのニュースなどで、
感染した事態が日々報じられ、重苦しい閉塞感に、戸惑いながら過ごしてるが、
いつになったら終息なるの、と思いながらマスクをして、人出の少ない処を選定して、
独りぼっちで散策している。

このような不用不出の外出自粛の風潮で、私は日常生活のペースは戸惑い、
昨今は自粛の解消の中で、開放感に満ちたりしているが、
ある面は新型コロナウイルスは終息せず、心が幾分晴れないのが本音となっている。

          

このような深情を秘めている私は、今回、《・・日本の男性は、世界一孤独だが、健康で長生き・・》、
どのようなことですか、と思いながら記事を精読してしまった・・。

この記事は、おひさまクリニックセンター北 院長の清水 一郎さんの寄稿文であり、
公式サイトの【 幻冬舎ゴールドオンライン
】に7月5日に配信され、
無断であるが、記事の大半を転載させて頂く。
 
《・・健康にも影響を及ぼす「孤独」について

          

☆妻以外に話し相手のいない夫

(略) チマタには〝孤独〟な人が、あふれています。
日本における孤独は、「おひとりさま」や「ひとりぼっち」として受け入れられるものであり、
否定されるものではなかったからです。

それどころか、美化される風潮さえあります。

国際機関OECD加盟の21カ国における男性の孤独度調査結果(2005年)を示しています。
隣近所、職場内やスポーツ・娯楽・趣味の集まりなどの社会集団の中で、
人とほとんど、またはまったく一緒の時間を過ごさない成人男性の割合は、
日本男性が断トツの1位で、17パーセントです。

これは、OECD加盟国平均の約3倍で、約1パーセントのスウェーデン、
約4パーセントの米国やドイツをはじめ、他国がすべて10パーセント未満のなかで、
「人付き合いがない」比率が際立って高いのです。

女性の孤独度も調査されており、日本女性は、メキシコに次ぐ2位の14パーセントとなっています。
ただし、日本の男女のこうした「人付き合いがない」状態には、明らかな性差があります。

          

☆男性のほうが「孤独」度合いが強い

内閣府は、60歳以上の高齢者男女の親しい友人の保有率を、
日本、米国、ドイツ、スウェーデンの4カ国で比較調査しました(2015年)。

その結果、日本以外の他の3カ国の男女では、
「同性・異性の両方の友人がいる人」が40パーセント以上であるにもかかわらず、
日本男性は約20パーセント、女性は約10パーセントという結果になりました。

日本女性は、友人の大半が同性で、他国の女性より際立って「同性・異性の両方の友人がいる」割合が少なく、
男性では、「友人がいない」比率が他国の約2倍でした。

さらに、孤独に関する性差を「独り身生活者の会話頻度」で調べると、
会話が2週間に1回以下という頻度は、独り身の女性は5.2パーセントでしたが、
独り身の男性の場合、その3倍近い15パーセントという高い水準でした
(国立社会保障・人口問題研究所、2018年)。

男性の方が、会話頻度が少なく、社会集団の中で独り取り残されている度合いが強いのです。

          
日本人は、「孤独」に憧れ、賛美する人が多い

日本男性が、世界一孤独だと指摘されても、意外と驚きはないかもしれません。

「沈黙は金」や「武士は食わねど高楊枝(たかようじ)」、
はたまた三船敏郎さんのCMキャッチコピー「男は黙ってサッポロビール」などに代表されるような、
「孤高」に憧れ、賛美する文化が脈々と受け継がれているからです。

「友人がいない」ことや「人付き合いがない」状態の孤独は、
人間関係の煩わしさから離れ、自らと向き合う長い時間の中で、
安心と不安を繰り返して、独り身でも前向きに生活できる術を体得できるかもしれません。

しかし一方で、世の中には、人と接する機会もなく社会的に孤立している人もいます。
三世代世帯が激減したことで、核家族化が地縁・血縁を崩壊させています。

「困ったときは、お互いさま」や「持ちつ持たれつ」の相互扶助の慣習そのものが、
なくなっているのです。

追い打ちをかけるように、未婚化、晩婚化や少子高齢化で、単身世帯が増え続けています。
さらに、労働者の非正規雇用割合が40パーセント近くまで増えてきたことで、
職場内での共同体意識そのものが希薄化しています。

家族・親戚、地域社会や職場内でも、
相互に助け合う関係性が損なわれ、孤立した人が増えているのです。

          

☆「孤独」は、健康障害を引き起こす可能性がある

問題なのは、孤独という状態が、相当な健康障害を引き起こす可能性があることです。
孤独とは、客観的にみると社会集団のなかで、周囲から隔離された状態に近く、
一般には心身にストレスが生じる状況です。

自律神経の交感神経と副交感神経のバランスを崩し、
ストレスホルモンなどが上昇、免疫作用を低下させてしまいます。

イライラ、不眠、便秘、冷え、血圧の上昇などの症状の悪化を招くのです。
最近の研究では、孤独が運動不足、飲み過ぎや喫煙よりも、
健康障害リスクが同等以上ということも分かってきました。

ここ数年の間に、世界中で孤独と健康被害に関するニュースが相次いで報道されました。
まず、2014年の米国学会で発表されたのは、
孤独が早期死亡を50パーセント増加させ、孤独による早死が、肥満の2倍に相当するリスクがあることです
(カシオッポ J、アメリカ科学振興協会)。

          

さらに2017年には、これまで発表された世界中の無数の論文を解析した結果、
孤独による死亡リスクは、
アルコール依存症と同等
●毎日15本の喫煙と同等
●運動不足よりも大きい と判明しました。

さらに先の2014年に発表されていた「肥満の2倍のリスク」も改めて評価され、
報告されたのでした(ホルトランスタッド J、アメリカ心理学会)。

孤独は、アルコール依存症だけでなく、
高血圧、糖尿病、心臓病や肺の病気などの生活習慣病に匹敵するか、
またはそれ以上の高いリスクで健康障害を引き起こすことになります。

同じ2017年、今度は米国の前公衆衛生局長官が
「中年男性がいま直面する最大の脅威は、喫煙や肥満ではなく、孤独だ」と公表し、
翌2018年には、英国から「孤独担当大臣」の新設が発表されたのです。

英国は、特に「孤独が、アルコール依存症、薬物依存症やうつ病などの病気のリスクを高める」ことや
「男性が孤独の犠牲者になりやすい」として、10年ほど前から本腰を入れて対策に取り組んでいます。

孤独な人の身の回りの世話や話し相手になるソーシャルワーカーなどの組織、
24時間365日の電話相談サービス、男性だけのDIY工房や
「歩くサッカー」(身体に負担の少ない走らないサッカー)教室などがすでに数多く存在しています
(岡本純子『世界一孤独な日本のオジサン』角川新書2018年)。

          

☆「孤高」なはずの日本人、平均寿命が世界2位…なぜ?

当記事の冒頭で紹介したように、日本男性は、世界一の孤独な状況にあります。

ところが、日本男性の平均寿命は、世界第2位の81.1歳(第1位はスイスで81.2歳)で、
英国男性は79.7歳で第16位、米国男性は76.0歳の第37位と、
日本男性は、長寿であることが分ります。(WHO、2018年)。

もちろん、寿命や健康に及ぼす重要な要因には、生活習慣に加えて、
個人を取り囲む社会環境や生まれ持った本人の資質があります。

しかし、日本独特の風土や個人の精神文化に注目してみると、別の側面が浮かびあがってきます。
前述したように、日本には「孤高」を美化する精神文化があります。

孤独がストレスとなっていても、不規則な生活から飲み過ぎ、喫煙、運動不足、肥満などに陥ることもなく、
そのストレスを少なからず改善させるほどに、
日々の独り身の生活を前向きにとらえ、平穏な心身の状態で行動できている人が
多くいるのではないでしょうか。

もしくは、栄養バランスの良い日本食があり、身体を適度に動かし、
身の回りを小ぎれいに整理整頓する日本人の生活文化があるからでしょうか。

そうした大勢の「孤高」的な孤独者が、
生活習慣病の要因からかけ離れて、生活していても不思議ではなさそうです。

さらに「真面目に自分と向き合う」ことは「コツコツと努力する」ことでもあります。
こうした性格が、実は最も長生きできる可能性のあることがわかったのです。

2011年に米国で発表された、性格と寿命についての
80年にわたる男女1500人余りの追跡調査研究で明らかにされました
(フリードマンHS、マーティンLR、『長寿と性格 なぜ、あの人は長生きなのか』清流出版2012年)。

          

研究者二代にわたる稀有な追跡調査研究から、
陽気、明るい、冒険好き、社交的な人などではなく、
真面目で、自己コントロールができ、慎重で、努力する人が、
男女ともに、最も長寿だと判明しました。

真面目に自分と向き合う、修行者のような日本人の性格が、人生を長く生き抜く要因になり得たのです。
なおこの追跡調査では、男性であれ、女性であれ、生涯独身でいるより
夫婦でいることがより長寿であること、
妻と死別した夫の方が、夫と死別した妻より死亡リスクが高まることを結論付けています。

さらに、同じ男性でも家事・育児をしない昔ながらの男性より、
家事・育児をする男性の方が、より長生きできることも報告されました。

ただし、孤独には、健康障害を発生させるストレスが
常に存在していることだけは、忘れてはいけません。

          

孤独に生きる人には、確かに長生きできる多くの長所がありますが、
唯一、「孤独」の定義として人付き合いのないこと、
すなわち家族・親族、地域社会、職場内やスポーツ・娯楽・趣味の集まりなど、
生身の人間との関わりが乏しいことは、長寿を損なうひとつの要素となります。

また、自分の現状を客観視できず、独善的になり得ます。
夫婦で長生きするためには、お互いのためにも配偶者以外に話し相手がいないようなことは
避けなければなりません。

世界一孤独な日本男性だからこそ、今一度自分と真面目に向き合い、
自己コントロールしながら、コツコツと日々努力を重ねてください。

隣近所や職場の内外で新たな人付き合いを模索し、社会から孤立しないよう心がけてみてください。
スポーツ・娯楽・趣味の集まり、町内会・自治会、ボランティア、NPO(特定非営利活動法人)や
市民活動などの様々な活動にも関心を持つことが大切です。

こうしたなんらかの活動組織への参加が、あなたの孤独にこれまでにない幸せの風を運んでくれるはずです。

          

【ポイント】
孤独は、悪しき生活習慣と同等以上の健康被害を招きますが、
米国の長期追跡調査研究から、真面目に自分と向き合う性格が
長寿になり得る要因であることが明らかになりました。

だからこそ、世界一孤独な日本男性が、長生きできている可能性があります。
しかし、自己鍛錬の「孤高」の精神を持ち合わせているとはいえ、孤独は美化すべきではありません。・・》 

          

私は記事を読みながら多々教示されながら、微苦笑を重ねたりした。


私たち夫婦の両親は、今や家内の母だけとなり、遠方の地に一戸建てに住み、
私より14歳年配で89歳の身となっている。


これ以来、家内は季節が変わるたびに、独り住まいとなっている家内の母宅に、
季節の変わり目の支度で、6泊7日前後で行ったりしてきた。

やがて家内の母は、80歳過ぎた頃から膝(ひざ)を悪化して、まもなく杖(つえ)を突く身となって、        
こうした後、整形外科、内科、眼科に通院している中、膝(ひざ)と腰に激痛が感じ、
6年前の5月より少し遠い大学病院で検査、そして入院、退院後の検査が加わりした後、
リハビリで近くの病院に行ったりして、やがて『要介護2』となってきた。

そして家内は付き添う為に、家内の母宅で駐在することが多くなってきた。

まもなく家内の妹が強力な援軍となり、家内と家内の妹が交互に、
家内の母宅に殆ど宿泊して、家内の母の食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなどしている。

このように、家内は家内の妹と逐次連絡しあって、家内は独り住まいの家内の母宅に行っている時は、
私は我が家で独りぼっちの『おひとりさま』の生活を過ごし、早や16年半を迎えている・・。

          


いつの日にか私たち夫婦も、どちらかが片割れとなる『おひとりさま』になる時が来るので、
私としては『おひとりさま』の特別演習かしら、と思いながら過ごす時もある。

こうした中、ときおり『おひとりさま』になる私は、勝手きままに過ごしたりしている。

そして私は、ときおり『おひとりさま』になる時は、家内が留守の為か、
ご近所の奥様、ご主人などと長話になることが多くなったりしている。

このように私は手抜きの『おひとりさま』の生活をしているが、
家内は料理、掃除、洗濯などの家事は優等生であり、私などはいつまでたっても初心者以下あり、
もとより落第生だよなぁ・・と微苦笑を重ねたりしている。

          

私は平素は亡き母の遺伝を受けて、男の癖におしゃべりで、何かと家内とは談笑を重ねているが、
『おひとりさま』の生活をしていると、話し相手がいなく寂しいのが、本音である。

しかしながら、人は誰しも孤独を感じる時がある、と学んできた私は、
平素の日常生活でも、ひとりを愉しむ時を過ごしている。

こうした楽観なプラス思考を深めたのは、過ぎし2010年8月下旬の頃に、
医学博士で病院長の帯津良一(おびつ・りょういち)さんの本を読み、多々教示されたりしてきた。

やがて2011年〈平成23年〉の秋に、氏の『楽々往生 ~老いを輝かせる12の心得』(ベスト新書)を購読したりした。



そして精読しながら、私は何かと大いに励ましを受けた一冊であった。

この本の帯に明記されている『楽々往生のための心得』として、
《 ◎いくつになっても、ときめきをもつ
  ◎「定年」で終わりにしない
  ◎ひとりを愉しむ
  ◎自分なりの「養成法」をもつ
  ◎敗れることも必ず想定に入れる
  ◎できるだけ身軽でいる 》
このように記載されていることを私は多々教示されて、私のセカンドライフの格言としている。
(意味合いが想像して、ご理解できない方は、この本をお読みください。)

          

こうした体験をする機会が私はあり、私は微苦笑を重ねたりしている。

尚、日本人の男性は欧米人の男性より平均寿命が長いのは、
死生観、医療面などで、一部の御方が延命処置で寿命を延ばしている面もある、
と私は学んだりしている。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする