先程、愛読している公式サイトの【 現代ビジネス 】を見ている中、
『 配偶者を亡くしたあと、健康保険料を払わない「裏ワザ」とそのリスク
~ 「最後のひとり暮らし」を乗り切る知恵 ~ 』、
と題された見出しを見たりした。
私は東京の調布市に住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
お互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、 程ほど貯金を取り崩しながら、 ささやかに過ごしている。
こうした中、こうした中、私たち夫婦の両親は、今や家内の母だけとなっている。
私が2004年(平成16年)の秋に定年後する直前に、 家内の父が病死され、
家内の母は我が家より遠い地で、独り住まいとなっている。
夫・妻の死後、支出が大きく変わるのは、税金や保険料だけではない。
家計の支出も変わる。
ここで重要なのは、人数が二人から一人になっても、
出ていくおカネが、半分になるわけではないということだ。
下の表を見てほしい。
総務省の家計調査報告によると、高齢夫婦の家計支出は、月26万3717円だ。
一方、ひとり暮らしだと、月15万4742円となる。
支出は10万7975円減っている。
税金・保険料のほか、食費はおよそ半分になるが、住居費は減っていない。

☆繰り上げ返済は損
では、配偶者を亡くした後の生活そのものは、どんなものなのか。
2015年に小説家・車谷長吉氏を看取った、妻で詩人の高橋順子氏は語る。
「おカネもそうですが、心情面が変わりました。
一番つらいのは食事を作るときで、夫が洗い物を引き受けてくれていたことを、
いつも思い出してしまいます。
料理もあまりしなくなり、出来合いのものを買ってきたり、
たくさん作って3日に分けて食べたりしています」
よりいっそう注意をしたほうがいいのは、妻に先立たれた夫だ。
「男性は、妻を亡くすと引きこもりやすいというデータもあります。
夫が妻に生命保険をかけていない場合も多く、保険金も入ってきません。
食事も作ったことがないという夫なら、外食も多くなり、
結果、家計が膨らんで、経済的に苦しくなることもあるのです」(シニア生活文化研究所所長・小谷みどり氏)
夫・妻を亡くす悲しみは計り知れない。
それでも、ひとりの収入と支出を見つめなおして、生きていかなければならない。
配偶者を失った後の生活では、ひとりになったからこそ使えるお得な制度もある。
よく知られているのが団体信用生命保険(団信)だ。
夫が住宅ローンを完済する前に亡くなった場合、団信に加入していれば、
残される妻が、ローンを返済する必要がなくなる。
これを知っていても、律儀に借金を返したくなる気持ちは理解できる。
だが、夫を先に亡くす可能性を考えれば、わざわざ繰り上げ返済するのは損だ。
「夫の退職時のローン残高は、約1000万円でした。
夫は退職金1800万円のうち、半分以上をつかって、ローンを繰り上げ返済したのです」
こう語るのは、都内在住の橋本美代さん(65歳・仮名)だ。
定年後に借金を残したくないと思い、夫はローンを繰り上げ返済した。
ところが、そんな橋本さん夫婦を悲劇が襲う。
退職から2年後に、夫が亡くなったのである。
急ぐ必要はなかった」(橋本さん)
夫が先に亡くなるのは不幸だが、それも人生設計に入れておくべきだ。

☆NHK受信料が半額に
夫の死後、遺族年金を受給していれば、使えるお得な制度もある。
「銀行でマル優口座を作っておくと、預貯金の元本350万円までの利子が、非課税になります。
さらに、特別マル優も使えば、合わせて700万円までの利子が非課税です」(ファイナンシャルプランナー・豊田眞弓氏)
遺族基礎年金をもらっていれば、ゆうちょ銀行のニュー福祉定期貯金を使うこともできる。
一般の1年ものの定期貯金の金利に、0.1%を上乗せした金利を適用されるのだ。
この分にもマル優を使えるので、利子は非課税にできる。
NHKの受信料も減らす方法がある。
子どもの扶養に入り、家族割引を使うのだ。
これで年間1万3990円(12ヵ月前払いのとき)の受信料が、なんと半額にできる。
ひとりの人生を生きていくためには、
配偶者を失った時点で、生命保険の見直しもやっておこう。
夫が先に亡くなった場合は、夫婦型、家族型の保険の扱いに注意する。
「夫婦型の保険は、契約者である夫が亡くなると、妻の保障もなくなる可能性があります。
定年後なら、無理に医療保険に入る必要はありません」(前出・豊田氏)
公的保険や、高額療養費制度を活用できることを考えると、
医療保険をやめる決断をしたほうがいい。
妻が先に亡くなった場合は、夫の生命保険の受取人の変更をまず行う。
自分の死後、実家を相続する子どもの納税資金にするなど、目的を考えて新しい受取人を決めよう。
さらに、手厚すぎる保障も、見直す機会だ。
夫が倒れたときの妻の生活費のために入っていた医療保険は、解約する。
いつまでも、夫婦二人で生きていけるわけではない。
夫・妻の死後、ひとりで生きていく知恵を身に着けておこう。・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
私は家内が亡くなった時は、世の中はこのようなこともあるの、 と茫然(ぼうぜん)としながら失墜感を深めて、
私たち夫婦が長年話し合ってきた葬儀に関して、 ささやかな家族葬、
やがて四十九日を終えて、約束どうりに樹木園に行き、埋葬をすると思われる。
そして家内に先立たれた時、私は介護・要の介護支援の時は、
無念ながら古ぼけた家でも小庭の手入れも含めて維持管理するのは、
私たち夫婦の長き航路を歩み、共にお互いの長年の思いであり、もとより愛惜感もあり、
苦痛が増したりするので住めないだろう、と私は改めて感じている。
やむなく小庭のある古惚けた一軒屋を断腸の思いで処分し、
大きな公園が隣接した場所で、 小さな2DKのマンションに転居すると思われる。
そしてスーパーと本屋に徒歩10分前後で行けた上で、
大きな総合病院に公共の路線バスなどの利便性のある場所を選定するだろう。
この前提として、もとより住まいが狭くなるので、
やむなく本の大半は処分し、500冊前後に厳選した上、
映画作品のDVD、そして音楽のCD、DVDは程々に多いがすべて移動する。
こうした独り身の『おひとりさま』になった時の私の日常生活は、
付近の公園で四季折々の情景を眺めながら散策したり、 スーパーでお惣菜コーナーの売り場で買い求めたり、
本屋に寄ったりして、数冊を購入する。
そして小さな2DKの12畳は居間として、少し大きめのテープルを置き、
壁一面に本と映画・音楽の棚で、 テープルにはバソコンを置き、
窓辺のバルコニー越しにマンション敷地内の大きな樹木が数多く観え、
食事もこのテーブルを使い、 四季折々の常緑樹、落葉樹の情景を眺める。
こうした中、料理、掃除、洗濯は、相変わらず初心者マークであるが、
同じするなら明るく楽しく・・私が現役サラリーマンで指針にしてきたことを思い重ねて、
日々実践ねぇ・・と自身を叱咤激励すると思われる。
或いは6畳はベットの下には、収納棚に下着と靴下、壁側は衣服棚・・
付近の区立の小公園を散策代わりに、毎日のように歩く。
こうした中で、週たった一度だけ定期便のような駅前の居酒屋に行き、
中年の仲居さんと談笑し、からかわれながら、純米酒を二合ばかり呑むだろう。
そして私は家内の位牌の代わりに、定期入れに愛用した革のケースに、 家内のスナップを入れて、いつも持ち歩くと思われる。
こうした日常生活を過ごすと思われる・・・。
或いは私が身も心も溌剌であった時は、古惚けた我が家で独り住むことも思案したりする。
過ぎし2年前の頃、私たち夫婦は最寄の銀行に行った帰路、ある地域福祉センターを通り過ぎ、
センターから何かしら集会があったらしく、談笑と歓声が私たち達は聴こえてきた・・。
やがて私たち夫婦は、遊歩道を歩くながら、
『僕がおひとりさまになったら・・家に閉じ込まらなくて・・
ああした地域福祉センターで、 定期便のように通うと思うょ・・』 と私は家内に言ったりした。
私は亡き母の遺伝を素直に受け継いだ為か、男の癖に小学5年生の頃から、おしゃべりが好きで、
年金生活の今でも、何かと家内と談笑したり、 ご近所の奥様、ご主人さまと話し合ったりすることが多い。
もとより地域包括支援センターは、《・・介護の必要がなくても、誰でも利用できる。・・》、
《・・介護予防のための体操教室や談話会など・・》を知り、微笑んだりした。
そして私はおひとりさまになってしまった時、相変わらず古惚けた自宅を出て、
トボトボと歩いて、地元にある地域包括支援センターに殆ど毎日通い、数時間を過ごす・・。
そして私はコーヒーを飲みながら、或いは昼食を共に頂きながら、 70代が多いと思われるが、
XXさん、と私は呼ばれたり、 やがて同世代の女性からでも、 XXちゃん、
或いはXXクンと苗字で、呼ばれることを夢想したりしている。
この後、コーヒー代、昼食代を支払い、わずか700円以下が多いと思われ、
何よりも数多く同世代と共に数時間を気楽に共有して、談笑できるので安らぎのひとときと思える。
やがて帰宅後は、自宅付近の遊歩道、公園を散策した帰路、
この日の夕食、翌日の朝食の為にスーパーに買物して帰宅する。
その後は、随筆、ノンフィクション、小説、近現代史、総合月刊雑誌などの読書とし、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くと思われ、独りを愉しむ時を過ごす。
このように過ごせば、たとえ私は『おひとりさま』になっても、
ときおり寂しさは感じても、孤独は無縁だよねぇ・・と心身のバランスが保てる、 と微笑んだりしている。
ここ一年、『おひとりさま』生活をするならば、最寄駅の近くのマンションに住み、
近くのスーパーで買物、病院を活用するのが利便があるわょ、
と私は中学時代の同級生の女性から教えられたりした。
こうした中で喫茶店風の店で、モーニング・サービスの軽食を朝食代わりとして、
知人たちと談笑するのも、楽しいわょ・・と学んだりしてきた。
このように幾ばくか思案を重ねたりしてきたが、今回の記事からも多々教示され、
果たして私は実際に家内に死別された時は・・どのように動揺しながらふるまうか・・
と思い深めたりしている。
余談であるが、本日の投稿文に関して、私は都心に小事にあり、
平素の時よりも、早めに送信した。