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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

健康寿命“75歳の壁”の正体は、病気ではなく老化現象?、真摯に私は学び、やがて微苦笑を重ねて・・。

2019-11-16 15:15:47 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 AERA dot. 】を見ている中、
『 病気ではなく老化現象? 健康寿命“75歳の壁”の正体  
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、 
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。

こうした中、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフの私なりの健康体の三種の神器として思い、年金生活15年を過ごしてきた。

こうした中、昨年までは私たち夫婦は、幸運にも大病に遭遇せずに、 過ごしてきた・・。

                

しかしながら私は、新年そうそうの1月3日の夜10時過ぎ、
心臓の左胸が圧迫され、強く痛みを感じて、 やむなく救急車で循環器専門の『榊原記念病院』に搬送されて、
10数名の医療スタッフの中で、 私は中央診察台で心電図、造影剤を入れてカテーテル、
そしてCTスキャンなどの精密検査、 或いはレントゲン終えたのは、 1月4日の早朝3時半過ぎであった・・。

やがて『胸膜炎』(急性冠症候群)と病状とされ、
しばらく経過観察したく・・ と入院が余儀なくされて、 結果的に8泊9日の入院となったりした。

この間、担当医師より、タバコをやめるように進言されて、ときおり禁煙しょうと思ってきた私は、
何かと意志薄弱な私はやめられなかったが、 いまやめなければ・・いつやめられるのよ、と自身を叱咤激励して、
56年ばかり愛煙してきたが、断腸の思いでタバコに別れをつげて、今日に至っている。

このような体験をしてきた私は、《・・健康寿命“75歳の壁”の正体・・病気ではなく老化現象?・・》って、
どのようなことですか、と真摯に思い、記事を精読してしまった。

この記事の原文は、『週刊朝日』の2019年11月22日号より、山内リカさんが抜粋された記事であり、
関連の公式サイトの【 AERA dot. 】に11月16日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

                 

《・・病気ではなく老化現象? 健康寿命“75歳の壁”の正体   
            

 約7人に1人が「後期高齢者」にあたる75歳以上という日本。

体や心の機能が、10~20年前に比べて、5~10歳若返っており、
社会で活躍する後期高齢者も少なくない。

だが、やはり“寄る年波には、勝てない”ことを実感するのも、このころからではないだろうか。
実態をつかむことが対策の第一歩。

75歳の壁の正体を知り、うまく乗り越えよう。
【イラストで見る】75歳以上に多い病気  

今年1月に75歳の誕生日を迎えた主婦のヨシコさん(仮名)は、
「いろんな問題が、顔を出した一年だった」と振り返る。

春には白内障と診断され手術。
これまで安定していた生活習慣病関連の数値が急に悪くなり、
めまいや足の付け根の痛みなどにも悩むようになった。
「体力も食欲も以前のままなのに。明らかに体の状態が変わった気がする」  

                 

実際、75歳、あるいは70代での変化は、多くのデータからも見てとれる。          
                
                            
がん年齢別罹患者数 (週刊朝日2019年11月22日号より)                        
            

がん年齢別罹患者数 (週刊朝日2019年11月22日号より)

 

まず本誌が注目したのは、患者調査(2017年)。
国が3年ごとに行っている調査で、さまざまな病気の推計患者数が、年齢別などに載っている。

これを見ると、高血圧や糖尿病、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの慢性疾患や、
これらの病気が原因で起こる心筋梗塞や脳梗塞などで、若い人よりも患者数が多い。


75歳以上の生活習慣病については、加齢に伴う生理的な変化もあり、
症状の表れ方も、治療に対する反応も、若い人とは異なる。

このため、日本老年医学会は、高血圧や糖尿病などの病気で75歳以上が目標とする値を打ち出した。


例えば、高血圧では、目標値を74歳以下よりも高く150/90mmHg未満としている。

厚生労働省の日本人の食事摂取基準(2015年版)でも、
70歳以上が目標とするBMI(体格指数)を21.5~24.9としている
(ちなみに、50~69歳は、20.0~24.9)。


高齢者に生活習慣病が増える背景を、慈恵医大晴海トリトンクリニック(東京都中央区)で、
高齢者の寝たきりを防ぐ取り組み「ライフデザインドック」を行っている東京慈恵会医科大学教授の横山啓太郎さんは、
「糖尿病や高血圧といった生活習慣病の多くは、病気というよりも、老化と捉えたほうがいい。
増えるのは自然なこと」と話す。

「そもそも老化とは、体を一定の状態に保つ力、専門的には“恒常性(ホメオスタシス)”が
保たれなくなる状態と考えられています。

わかりやすくいうと、若いときは徹夜をしても、少しぐらいお酒を飲みすぎても、翌日には何とかなったもの。
ですが、年齢を重ねるうちに無理が利かなくなり、体がきつくなってきます。
それは元に戻る力が働きにくくなったためで、それこそが老化現象なのです」

              

横山さんによると、徹夜や飲酒に限らず、塩分や糖分、脂肪の過剰摂取でも
同じことがいえるという。


「若いころは、こうしたさまざまなリスクに対して、体が対応できていましたが、
あるときを境にそれができなくなる。

その結果が高血圧であり、糖尿病なのです。
当然ながら、老化は腎臓や膵臓、肝臓など、体の一部だけでなく、
全身で起こりますから、複数の生活習慣病にかかりやすくなる。

つまり、高血圧の人は、糖尿病にもかかりやすいといえるのです」(横山さん)


個人差はあれ、恒常性が保たれにくくなり、生活習慣病が進行していく。
その結果、免疫力が落ち、要介護になるリスクが高まる。
そうした時期が、一般的には70代なのだという。・・》


注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

              

 

今回、健康寿命“75歳の壁”の正体は、病気ではなく老化現象、多々教示された。

 過ぎし2010年(平成22年)の秋、私は健康診断の結果、
『糖尿病で、内科に受診して下さい』と明記されてしまった。


私は青ざめ、翌日に自宅から徒歩10分ばかりの内科専門病院に行き、検査、そして問診の時、
『国内旅行に何とか70歳ぐらいまで行きたいので・・何なりと御指導をお願い致します』
と私は内科の医師に懇願した。

そして高橋真梨子さんが唄われた『桃色吐息』は妖艶であるが、
体力の衰えた66歳の私は、青色吐息のような表情で、内科の医師のアドバイスを聴いたりした・・。

私は家内との共通趣味は国内旅行であり、糖尿病の場合は、もとより食事制約がある。
このような時、家内と共に旅行の宿泊先で美味しい夕食を頂けそうな時、
私は食べてはいけない料理だったら、余りにも惨(みじ)めである、と思ったりした。

やがて医師から、料理のカロリー試算表を渡された上、 軽い運動を毎日して下さい、と私は言われた・・。

この後、6週間の私は、家内が料理のカロリー試算表を確認しながら野菜を多くした料理を作って貰い、

これ以来、朝夕頂いたりした。

そして私は、ウォーキングをしたり、或いは早足で遊歩道を歩いたりし、
お酒はしばらく・・さよならねぇ、と夕食の時も煎茶を飲んだりしていた。

こうした中、私は最寄の内科に8週間毎に定期検査日、そしてこの間に検査結果日と健診を受けて、
糖尿病の範囲の対象から克服でき、悪玉コレステロールは基準値の90%、
これ以外はすべて優等生となったのは、2011年(平成23年)の3月の初旬であった。

              

こうした体験もあり、私は認知症、心筋梗塞など何よりも恐れ、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。

そして齢を重ねるたびに、何かを断念しなければ、男性の平均寿命の81歳の頂上が見えないよなぁ、
と私はときおり微苦笑したりしている。

コメント (2)
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