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枚方市議会の議員活動を規定するシステムは、市民の意見が反映できる民主的なものでしょうか?

2014-03-18 22:51:54 | 月刊『平和がいちばん』
         「平和がいちばん」3月号より

     主権者である市民からよくみえる透明性の高い市議会へ

 市議会は市民が選んだ議員で構成されています。市議会は手続きにおいても、論議される内容においても高い透明度が求められます。
 今、枚方市議会で『議会基本条例案』が審議されています。この案には多々問題があります。最大の問題点は、現在の議会で慣行とされ、この案でも継続が示されている「会派」優先の議会運営です。これが議会の透明性を低いものにしています。
 選挙の時、有権者は個人の「名前」で投票します。個人名で選出され議席を持ちその責任を果たすのが市会議員です。ところが当選すれば「主義主張が同じ」とする3人以上で「会派」を組み、議会はその会派を中心に運営されています。「会派」に所属していなければ、①予算・決算委員になれない、②市長の年間市政運営方針に対して質問できないなどの差別扱いを受けます。 
 議会には「会派代表者会議」なるものがあり、市民には非公開で議事録もありません。この秘密会で運営や意見集約など重要なことが決定されています。市民には「ブラックボックス」です。このように議員個人ではなく会派優先の市議会でいいのでしょうか。効率的な議会運営のためとの説明ですが、たかだか34人の意見集約など全体議論を尽くせばいいのです。そして会派優先は、議員個人の責任を覆い隠すものとしても作用しています。

 議員一人ひとりの主体性を奪うことは、市民主権に相反することです。また選挙時の公約や日頃の発言と議会内での態度が異なる場合も出ています。議員の公約と所属する会派の意見のズレは、議員個人の考えが優先されるのは当然ですが、現在の会派優先では選挙民を裏切っていることになります。また『議会報』も議案や決議案に対する賛否は会派ごとの記載で、議員個人の意見が市民から見えなくされています。

 市会議員34名は平等な資格を持っています。議員個人を中心に議会運営することが、市民にとって透明性の高い、議員にとって自らが有権者の付託に応えられているか常に検証することにつながります。透明度の高い議会へ改革を。


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