パナソニックの大リストラへの抗議の動きは、はじまっている(ビラを見ました)
枚方には、パナソニックに働いている方が多い。社宅も多く、安定した企業だと思っていたが、尼崎工場生産中止・大リストラがおこなわれると報道された。昨日31日、パナソニック大坪社長は決算が大幅赤字になると発表し、2012年度末を繰り上げて来年3月末までに35万人以下の体制に「思いきって切る」と宣言した。内容は①テレビ事業の大幅縮小。尼崎の第5工場の生産中止・減損処理、第3工場の設備廃棄、PDP生産は第4工場だけに集中し、生産台数は半分以下にする。1000人規模の削減。同様に液晶パネルの千葉県・茂原工場を休止する。
②三洋電機との合併で約1万1000人の削減。半導体事業の縮小。これらであと5か月(3月末)までに、35万人体制にする。大変なことだ。
決算発表の中では、4200億円の赤字と見込まれている。良く見ると売上は減るが(4・5%減)、本業のもうけを示す営業利益は黒字となっている。赤字の原因は、リストラ費用(構造改革費)5140億円を見込んでいるからだ。要するに首を切るため、人員削減と工場休止の費用に5140円使うから赤字だという。しかし、営業黒字なら首切りは必要ないのではないか。ちなみに、社長報酬1億500万円 役員報酬9億6600万円(一人当たり平均4830万円)というから・・・なんかおかしい。
また、兵庫県と尼崎市は、企業優遇で税金をつかってパナソニックを援助してきた。兵庫県の井戸知事が尼崎工場への補助金凍結を示唆すると抗議をしたが、パナ大坪社長は「ご理解いただくか、交渉させていただく。工場を今後どのように活用するかは確定していない」と語つている。補助金をもらっておいて、今後の工場の活用が決まっていないのに、交渉させていただくとは・・。私達がこんなことをしたら、県や市から補助金返還をすぐにせまられるのではないか。税金がいかに無責任に使われていることか。雇用不安が続いている。従業員を大切にしない大リストラ、ええかげんにしてと言いたくなる。