さて、オリンパスの株価が、上場維持期待で戻り歩調にある中、新たな
ニュースが出てきました。
オリンパスは、巨額の損失隠しが第三者委員会で認定されたことを受け、
経営体制の刷新やコーポレート・ガバナンス(企業統治)の見直しのため
経営改革委員会を設置するとともに、損失隠しを主導した菊川剛前会長ら
旧経営陣への刑事告発を検討する方針を表明しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111207-00000979-yom-bus_all
問題を見逃してきた約70人の取締役や監査役、監査法人の責任を追及
する調査委員会を設置し、来年1月までに損害賠償を求める訴訟を起こす
考えも示したようです。
高山社長は、今日午後に東京都内のホテルで記者会見し、「深くおわびを
申しあげる」と陳謝しました。その上で、現経営陣は再建のめどを付けた
上で、次の株主総会で退陣すると表明しました。再建策については、他社
との業務提携や経営者の外部からの招聘(しょうへい)などの選択肢を検討し、
株主の判断を仰ぐとした様です。
新設する3委員会の内 経営改革委員会は、財界人や弁護士、コンサルタント
らの社外の有識者で構成し、取締役会が決めた体制刷新などの改革案を
精査し、次の株主総会に提出する取締役の選任議案について指導や勧告を
行います。
弁護士3人で構成する取締役責任調査委員会は、損失隠し問題に関与した
新旧取締役の責任を1/8までに明らかにします。
また、監査役等責任調査委員会は、会計監査を担当したあずさ、新日本の
2監査法人や監査役、執行役員などの責任を1/17までに調査予定です。
決算報告前に、新たな動きですが、東証は、これらを総合的に判断して、
上場維持の道を模索するでしょうか、注目です。
さて、日経平均は、反発し147円高の8722円の大引けでした。
(出来高 概算18.1億株の少し商いが膨らみました。)
今朝方のNY市場、高安マチマチでしたが、底堅い展開で、昨日の東京市場
下げ過ぎの是正上昇とも取れる、先物主導の買戻しになりました。
また、アジア市場の上昇も追い風となりました。
日経平均は急反発し、節目の8700円台を捉え、昨日割り込んだ75日移動
平均線(約8666円)に加え、メジャーSQを睨んで、株価水準に対する訂正
意識が高まっています。
注目のNY市場、8日から始まる欧州連合(EU)首脳会議や欧州中央銀行
(ECB)理事会を控え、欧州当局による債務危機対応が進展すると期待感
あるも、利益確定売りからのスタート。
終了までに、どこまで戻すか注目です。
明日の日経平均8700円台の値固めできるか、週末SQを控え注目されます。
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