早いもので、１２月（師走）に入りました。
そんな中、野田首相は、首相官邸で安住財務相と会談し、２０１１年度
第４次補正予算の編成を指示しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111201-00000096-reut-bus_all
規模は２兆円超となる見通しで、赤字国債は発行せず、国債利払い費など
今年度予算の不用額を充当する。今月中旬にも閣議決定し、年明けの通常
国会の冒頭に提出する予定です。
安住財務相はきょう午前の会見で、４次補正は「タイの洪水（被害）や
円高に対して、間断なく予算措置を講じ、企業の支援、日本経済を支える」
ものになると説明しています。
１２年度の本予算と同時に編成作業を進め、欧州財政危機などで下振れ
リスクの高まっている経済を下支えする方針を示しました。
４次補正には、環太平洋経済連携協定（ＴＰＰ）への交渉参加を見据えた
農業対策も盛り込む方針です。藤村官房長官は午前の会見で、農業分野の
予算に関し、野田首相が「具体的に（予算が）ついてないとの声が広がっ
ているので、急いで対応すべきものがあれば」と指示したことを明らかに
したようです。
ちょっと小粒の第４次補正予算ですが、姿勢は評価したいと思います。
費用対効果で考えれば、日銀の追加金融緩和による円高是正が、効果大で
タイムリーな政策未実施は、日銀による人災に値するかもしれません。
さて、日経平均は反発し、１６２円高の８５９７円の大引けでした。
（出来高 概算２０億株と、師走相場到来です。）
朝方のＮＹ市場、日米欧の主要銀行による資金供給により大幅高で、日経
平均の追い風になりました。
日経平均の反発により、節目の８６００円を回復する場面もありましたが、
５日移動平均線（約８３９１円）とのプラス乖離は２．４５％前後と短期
過熱感のある中、２５日線を捉えてきました。
明日の終値で、２５日線上をキープするか注目されます。
注目のＮＹ市場、雇用保険申請件数の増加もあり、やや下落からスタート。
ただ、世界金融危機の再発を防ぐ、各国の協調姿勢などや米経済の底堅さ
から戻りがあるかもしれません。
明日の日経平均、続伸できるか注目されます。
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