今日も蒸し暑い1日でしたね。
でも、朝から夏らしい青空が広がりました。
お昼近い頃でしたか (時計を確認するのを忘れましたが)、
ウチのトノに言われて南側の窓のカーテンを開けてみると・・
空の雲が虹色に輝いていました。
キ・レ・イ~
美しく色づいた雲を「彩雲」というらしいですが、
これがそうなのかな・・?
彩雲は、日光が雲の水滴で回折するために生じるものだとか。
(広辞苑より)
古くには、彩雲は瑞兆だと言われていたようですね。
世の中に何か良いことが始まるかな?
・・だといいですねぇ!!
小さく期待しながら、暫く空を眺めていました。
段葛から一の鳥居をくぐると、鶴岡八幡宮の境内です。
広い境内はいつも参詣・観光の人達がいっぱい!
「源平池」は1182(寿永元)年に政子夫人が平氏滅亡・
源氏繁栄を祈念し、大庭義景に命じて掘らせたとか。
社殿に向かって左が平氏池、右が源氏池です。
平氏池は島の数が4(=死)、源氏池は3(=産)
と聞くと、ちょっとコワいお話ですね・・
それはともかく
どちらの池も今 蓮の花が見頃です。
池の上を涼風が渡ってゆくたびに、大きな葉が
花を乗せたままざわざわと揺れています。
源氏池の中の島に赤い太鼓橋と鳥居。
たくさんの白い奉納旗がはためいています。
「旗上弁財天」
明治の初めの神仏分離令によって堂塔が除かれましたが
1956(昭和31)年に篤信家により再興され、更に八幡宮の
創建800年を記念して1980(昭和55)年に江戸文政期の
古図に基き現在の社殿が復元されました。(説明板より)
源氏池の近くに面白いものが置かれてありました。
「さざれ石」
さざれ石は、石灰石が雨水で溶解されて乳状液が
小石を凝結して出来たもので、学名は石灰質角礫岩。
岐阜県で発見され県の天然記念物になっていたものが
八幡宮に寄贈されました。「君が代」の歌詞にもありますね。
(説明板より)
少し先の右手に「鎌倉国宝館」
1928(昭和3)年の建築で、東京・歌舞伎座と同じ岡田信一郎氏の設計。
震災で多くの社寺が被害を受けたので、こうした災害から仏像などの
文化財を守る目的で建設されました。鉄筋コンクリート造りの高床式。
外観は奈良・正倉院に模し、内部は鎌倉期の寺院建築の
手法が用いられているとか。国の登録有形文化財です。
「美術の中の動物たち」展を開催中。
お参りを済ませて、裏道を駅の方へぶらぶらと・・
JR横須賀線の踏切で
カップルの観光客を乗せた人力車が追い抜いて行きました。
お馴染み「段葛」は、1182(寿永元)年に源頼朝が夫人政子の
安産を祈願して北条時政らに命じて造らせたという参道で、
若宮大路の真ん中を八幡宮まで伸びています。
嘗ては一の鳥居~三の鳥居にありましたが、明治時代
横須賀線開通などによって取り壊され、現在 二の鳥居~
三の鳥居の約500mが残っています。先へ行くほど
道幅を狭くしてあるので、実際以上に長く見えます。
若宮大路は謂わば鎌倉の‘顔’。 左右の建物も個性的です。
右側の沿道の、これは何屋さんでしょうか?
ひっそりといい感じの佇まいです。
「鎌倉カトリック雪ノ下教会」
聖堂正面の聖母子のモザイク壁画が目をひきます。
左側の沿道にある「三井住友銀行 鎌倉支店」
以前はポロ・ラルフローレンのお店、その前はレストランだったとか。
そんな雰囲気がありますね。築年などは分かりませんでした・・
「三河屋本店」
ひときわ目を引く1900(明治33)年創業の酒屋さんです。
国登録有形文化財・市指定景観重要建築物
建物は1927(昭和2)年築で、出し桁造りの重厚な店構え。
敷地の奥にある蔵や商品の運搬に使うトロッコなど、
戦前の商店建築の特徴をよく残している建物です。
これは休業日の店先。
「湯浅商店」
1897(明治30)年創業の貝細工製造加工・卸売りのお店。
市指定景観重要建築物
横浜の貿易商社を模したという「看板建築」です。
右書きの看板文字やアーチ型の上げ下ろし窓がレトロな雰囲気。
閉まっていて(?)何屋さんか分かりませんが・・
二階の半円の装飾が個性的です。銅板葺きの戸袋もいいナ!
こちらは骨董屋さんのようですね。
鎌倉らしい雰囲気を出しています。
大巧(だいぎょう)寺は、若宮大路に面した赤門が美しいお寺です。
初めは「大行寺」という名でしたが、源頼朝が此処で戦評定を
行ったところ大勝したので「大巧寺」と改められたそうです。
5世住職 日棟上人が難産で死んだ女性の霊を鎮め、産女
(うぶすな)霊神として祀ってから「おんめさま」と呼ばれて
安産を祈願するたくさんの女性が参詣に訪れるお寺です。
門を入ると、さっそくトンボのお出迎え
いつ訪ねても、いろいろなお花が見られるのがとても楽しみなお寺です。
今回はどんなお花が咲いているかな? わくわく・・ジャノヒゲ(蛇の髭)
ユリ科ジャノヒゲ属
別名:リュウノヒゲ(龍の髭)
日本・朝鮮半島・中国などに分布。
シュウメイギク(秋明菊)
キンポウゲ科イチリンソウ属
中国原産
別名:キブネギク(貴船菊)は、京都・貴船に多く見られることから。
花弁に見えるのは萼片だそうです。 白花もありますね。
ヤブラン(藪蘭)
ユリ科ヤブラン属
日本・朝鮮半島・中国などに分布。
ヤブに生え葉が蘭に似ているところから、この名。
根は咳止めの漢方薬になります。
ミズヒキ(水引)
タデ科タデ属
日本・朝鮮半島・中国・インドネシアに分布。
花穂の形を赤い水引に見立てて、この名。
小さな花が風に揺れてしまってうまく撮れませーん・・
名前がよく分かりませんが・・マメ科の花ですね。 ノハラクサフジ?
シュウカイドウ(秋海棠)
シュウカイドウ科シュウカイドウ属
陰湿地を好みます。 雄花と雌花があるそうですが・・?
ナツズイセン(夏水仙)
ユリ科ヒガンバナ属
中国原産
ヒガンバナの仲間ですが、葉が水仙の葉に似ているところからこの名。
ヤナギハナガサ(柳花笠)
クマツヅラ科クマツヅラ属
南アメリカ原産 現在は世界各地で野生化しています。
高さが90~」180cmになりバーベナに似た花を咲かせる
ところから、サンジャク(三尺)バーベナともいうそうです。
近隣でよく見かける花で、今回初めて名前を知りました
ツツジ(躑躅)
ツツジ科ツツジ属
「長寿宝」という札が下がっていました。今頃ツツジ?
狂い咲きかもしれませんね。鮮やかな花色です。
オミナエシ(女郎花)
オミナエシ科オミナエシ属
早くも秋の七草のひとつが登場しました!
黄色い花を粟飯に見立てた女飯(おみなめし)から、この名。
別名:アワバナ(粟花)
ブッドレア
前回は、白花をご紹介しましたね。
最後も、トンボに見送られて・・
少しずつ秋の気配も感じられるような花たちとの出会いでした。
四国地方と九州の一部でやっと梅雨が明けました。
でも、今週末には早くも立秋でしょう? なんて短い夏!
「花散歩」も17回を数えるようになりました。
随分たくさん撮ったのですね~ 自分でもビックリです!ブッドレア
フジウツギ科フジウツギ属
和名:フサフジウツギ(房藤空木)
中国・アフリカ北部・北アメリカなどに分布しています。
高さ3mほどになります。赤紫の花色も。
ストレプトカーパス
イワタバコ科ストレプトカーパス属
アフリカ原産で多くの品種があるようです。
半日陰を好み、室内でもよく咲きます。
花言葉は「信頼に応える・主張」
ハマオモト(浜万年青)
ユリ科ハマオモト属
別名:ハマユウ(浜木綿)
海辺に生育し、肉厚の葉がオモトに似ているのでこの名。
また、葉のつけ根あたりの白い葉鞘が幾重にも重なるのが
祭礼の幣に付けられた木綿(ゆう)に似ているので浜木綿とか。
ボタンクサギ(牡丹臭木)
クマツヅラ科クサギ属
別名:ヒマラヤクサギ・ベニバナクサギ(紅花臭木)
中国南部~インド北部原産
枝や葉に独特の臭いがあるので、この名。花は良い香りです。
いつも通る道筋に咲いていて、「ちょっと変わったアジサイ」だと
思っていました。 よく見ると1つ1つの花が違いますね・・
キンカン(金柑)
ミカン科キンカン属
中国原産で、14世紀ごろ日本に渡来しました。
秋になると金色の実が枝いっぱいに生るところから、この名。
花言葉は「思い出」
ベニジオアークトチス
キク科
ベニジウムとアークトチスとの交配種だそうです。
葉の切れ込みが特徴的で美しいですね。
ヒマワリ(向日葵)
キク科ヒマワリ属
別名:ニチリンソウ(日輪草) ・ヒグルマ(日車)
ご存知 夏を代表する元気な花。
北アメリカ~メキシコ原産で、江戸時代に渡来しました。
花言葉は「憧れ・熱愛・光輝」
「向日葵は 金の油を身に浴びて ゆらりと高し 日のちひささよ」 前田夕暮