スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

朝比奈切通し

2012-05-13 | 鎌倉・逗子・葉山


「光触寺」から滑川沿いの道を進みます。

バス道路を渡って左へ行けば、先日訪ねた「十二所神社」ですが
今回は渡らずに、そのまま道なりに右の方へ。

       


流れに沿って行くと、

「太刀洗いの水」

梶原景時が、上総介広常を斬殺した血刀を洗ったという・・・


やがて右手に滝があり、切通しの道に入ります。




朝比奈切通し





       



途中、右手の杉林の道へ。
       


杉林に囲まれて、ひっそりと・・

熊野神社
 
祭神:伊邪那岐命・伊邪那美命・速玉男之命

創建は不詳。 源頼朝が鎌倉に入府後 切通し開削にあたり
鎌倉の鬼門鎮護のため、勧請したと伝えられています。 
1695(元禄8)年に地頭の加藤太郎左衛門が再興。安永・
嘉永年間にも修築。 現在は浄明寺地区の鎮守になっています。

奥宮


時宗に「熊野成道(じょうどう)」という言葉があり、熊野神社と
時宗のお寺とは、大変深いつながりがあるそうですね。

それは、こんなお話;
一遍さんは熊野詣での道中、出会う人々に「念仏札」を配って歩いていました。
ある時 中辺路の山中で一人の僧にお札を渡そうとすると「今 一念の信心が
湧かないから」と拒まれてしまいました。一遍さんは煩悶しながら歩き続けました。

熊野本宮にたどり着いた一遍さん、夢うつつの中に白髪の山伏(熊野権現)が現われ
御坊自ら人々を救おうというのは間違っている、阿弥陀様が悟りをひらかれた時から
一切衆生は阿弥陀様によって救われることが決まっているのだから、 と告げられました。

覚醒した一遍さんはそれから真の念仏を始め、時宗の開祖になったということです。
「わが法門は熊野権現夢想の口伝なり」と、一遍上人はおっしゃったとか。





心配していた雨にも遭わず、気持ちよく歩けました☆

18,591歩 





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