明治の文豪 坪内逍遥が眠るお寺を訪ねてみました。
静かな住宅街の中の坂道を上って行くと
「錦峰山 海蔵寺」
臨済宗のお寺です。
境内奥の、海が見下せる高台に
坪内夫妻の墓所
青みがかった、庭石のような大きな伊予石でした。
坪内逍遥は美濃の人で、本名 坪内雄蔵(1859-1935)。
学生時代に訪れて以来 熱海を好み、のちに別邸を建設。
晩年は其処で静かに余生を送ったそうです。 没年77歳
境内に、「逍遥先生景慕之碑」
氏を敬慕する有志によって建立されたとか。
お寺の少し先に、長い建仁寺垣の「双柿舎」
1920(大正9)年築
建物・庭とも 氏自身の設計で、庭にある 樹齢200余年と
いわれる2本の柿の木に因み「双柿舎」と名付けられたとか。
現在は早稲田大学の所有。(氏は同大学文学部の開設者)
この日は閉鎖されていて、残念ながら中を見学できないので
入口の隙間から、チラリと覗いて見ちゃった・・・
「起雲閣」に展示されていた 氏が描いた戯画
「お夏狂乱」
字は無論のこと、絵もお上手なんですね~!
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