スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

ふらっと熱海②

2013-02-17 | 他県


機会があれば、一度見てみたかった場所があります。


起雲閣

 1919(大正8)年: 海運王・政治家 内田信也氏別邸として建設
1925(大正14)年: 鉄道王・政治家 根津嘉一郎氏別邸となる
1947(昭和22)年: 桜井兵五郎氏が旅館「起雲閣」として開業
  2000(平成12)年: 熱海市が取得・整備し、一般に公開している
敷地面積: 約3,000坪  庭園面積:約1,000坪
入館料: 大人¥500


玄関でスリッパに履き替えて、時計周りに見学します。

「麒麟」という名の純和室

鮮やかな壁色は、内田氏の出身地石川県に因み
加賀藩では高貴な色とされていたそうです。


歪みのあるガラス戸は、当時のものでしょうか。



「玉姫・玉渓」
1932(昭和7)年 根津氏が建てた洋館は、2つの洋室とサンルーム。

「玉姫」

桃山風の天井や寺社風の装飾がある長押。

アールデコを基調としたサンルーム
硝子天井                      タイル床
          




「玉渓」

ヨーロッパの山荘風だそうです。


覆いにサンスクリット語の装飾をあしらった暖炉。

          
入口の天井には、美しい色の竹が用いられています。
床柱のような太い丸柱は、古社の柱か江戸期の千石船の帆柱かとも。


「玉姫・玉渓」の外観



    

「金剛」
1929(昭和4)年 根津氏により建てられた洋間と浴室。


           

螺鈿細工のトランプ模様が嵌め込まれています。



中国風デザインのステンドグラス



ローマ風浴室





「孔雀」

1919(大正8)年 内田氏別邸の一部。
旅館だった頃、舟橋聖一氏が好んだ部屋だそうです。


 

旅館「起雲閣」当時は、山本有三・志賀直哉・谷崎潤一郎・太宰治など
著名な文豪諸氏が好んで滞在し、名作が生まれる舞台となったそうで
ゆかりの品々や資料などが展示されてありました。



中央に水が流れ、池・築山を配し約20tという巨石が置かれた広い庭園は
庭好きだったという根津氏が、自ら采配を振るって作庭したものだとか。






      


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