スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

歴史遺産のレンガ

2016-10-08 | 横須賀・三浦


今春「日本遺産」に認定された 横須賀の歴史遺産が展示されている
と聞いて、「ヴェルニー公園」内にある記念館へ 見学に。

あいにくの空模様ですが・・


2016(平成28)年4月「『鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴』の構成文化財」が
「日本遺産」に認定された記念の展示が、「ヴェルニー記念館」で 行われています。

認定を受けた 横須賀市内にある文化財16項目のうち、現在米海軍基地内にある
「旧横須賀鎮守府 庁舎・会議所」etc. は別として、見学が可能なもののうちの
幾つかは ‘猫’も折に触れて訪ね、当blog内でも ご紹介してきました。 
例えば;
旧横須賀鎮守府司令長官 官舎」・「逸見波止場衛門」・「猿島砲台跡」・「逸見浄水場
 「東京湾第三海堡構造物」・「スチームハンマー」・「走水水源池」・「七釜トンネル」etc.


今回 当記念館で見られるのは、幕末~明治初期の「ヨコスカ製
(鉄)所」刻印レンガ。

「旧横須賀製鉄所(造船所)」

1876(明治9)年 撮影
「横須賀製鉄所」は江戸幕府が 西洋技術を取り入れ日本の工業力を高めるため、1865(慶応元)年
建設を開始しました。 船だけでなく 国内各地の工場機械の製造や高度な技術の研究・教育も
行われて我が国近代化に大きな役割を果たし、1871(明治4)年「横須賀造船所」と改称しました。

横須賀製鉄所 あるある
製鉄所建設にあたり岩盤を掘り進む工程中に ゾウの化石が発見され、ドイツ人 ハインリッヒ
エドムント ナウマン氏が研究・報告。その後「ナウマンゾウ」と命名されました。

群馬県にある世界遺産「富岡製糸場」の建物は「横須賀製鉄所」が設計しました。




刻印レンガ

初代観音崎灯台に使用されていた赤レンガで、製造規格はフランスの
ブレスト海軍から伝わったことが、近年の研究で明らかになっています。




上段に「
ヨコスカ」、その下に「製所」と右書きの刻印が。



「横須賀市自然・人文博物館」でも 同時展示されていて
こちらでは、触ってみることもできます。




説明パネルの画像の方が 刻印がはっきりわかりますね。




「横須賀港一覽繪圖」

1879年 版元:昇平堂


日本遺産認定記念のシンポジウムも
催される予定です。

10月15日(土) 13:00~16:00 
 於:ヨコスカ ベイサイドポケット


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