日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

似非TKC会員事務所

2007-07-24 | 他人のフリ見て我が身を正す
「勝ち馬に乗る」という言葉があります。
調子の良い人の側へ行き、その恩恵を受けながら
自分も良い成果を収めようというものです。

最近、集団の力というものを考えさせられることが多くなりました。

弊社が加入しているTKC全国会も会計の世界においては勝ち組の集団です。
その集団に加入しているという名目が欲しくて
入会してくる会計人たちが増えてきたように思います。

パレートの法則という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか?
パレートはイタリアの経済学者で
富の8割は上位2割の者によって占められるという法則を発見した人です。

色々なシーンでこの2:8の法則を耳にされていると思います。

残念ながら弊社加入の団体も真剣にブランドを守り
高めようとしている者はこの法則のとおりのような気がします。
入会時には、「頑張ります!」「やります!」と言っておきながら
ブランドのみを利用しようとしているのです。

せっかく企業様にTKCマークの事務所としてご利用いただくのであれば
しっかりとしたサービスが出来る事務所をご利用いただきたいと思います。

もしもTKCマークを付けている事務所をご利用の場合は
試しに聞いてみていただきたいと思います。

①コンピュータ処理は100%TKCですか?
②継続MASで指導していただけますか?
③戦略財務情報システムを指導していただけますか?
④書面添付をしていただけますか?
⑤電子申告をしていただけますか?
⑥企業防衛制度の指導をしていただけますか?

上記質問を自信を持って答えられないTKC会員事務所は
似非TKC会員事務所かも知れませんよ。

せっかく支払う報酬なら
TKC全国会加入事務所のフルサービスを受けていただきたいものです。


コメント
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できっこない!

2007-07-24 | 経営改善
資金繰りに窮した企業経営者とお話しました。

私・・・「金融機関に助けてもらおうと思うなら具体的経営計画が必要です。社長の思いを聞かせてください。」
「。。。。」
暫くして
私・・・「社長が目標を持たないと部下はついて来れませんよ。社長の思いを教えてください。」
社長・・・「、、、、今検討中、だから言えない、、、、」
私・・・「もう今期が半分終わろうとしています。当初の計画がある筈です。それを教えてください。」
社長・・・「今検討中だから、もう少し待って欲しい。」
私・・・「いや、今の状況から脱するための数字的たたき台が欲しいのです。教えてください。」
社長・・・「アバウトな数字は言いたくない。」
私・・・「アバウトで良いのです。方向性を出すためのものです。」
社長・・・「・・・・・」

同じことの堂々巡りをしてしまいました。
結論から言うと
「会社の計画は、社長の計画ではなかった。」のです。
最初から出来ないと思いながら、今期がスタートしていたのです。
これでは上手く行く筈がありません。
牽引役が居ないまま走り続けているのですから・・・。

経営者は、自社の経営計画に責任を持たなければなりません。
出来ると信じ行動しなければなりません。
そして部下に計画を実現させるための動きをさせなければなりません。

「できっこない!」
経営をこんな言葉から始めたくはありませんね。


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