日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

所有と賃貸そして公共交通機関

2007-07-01 | 税金・節税・資金繰り
田舎の父母が久しぶりに金沢へやってきました。
午前中、本屋さんへ行き
お昼には一緒に昼食
昼食の後はさっそく田舎へ帰って行きました。

その時の会話です。
それなりの年齢になった父は田舎から金沢まで来ようと思うと
何時間もの時間を必要とします。
そのことを指して
「最近は楽になった。すべてバスに任せておけば良いんだから・・・。」
「以前はお父さんの運転だったから何時間も掛かったし日帰りは出来なかった。」
「今はバスのおかげで日帰りが出来るようになった。」
「金沢へ来たらタクシーを使えば間違いなく連れて行ってもらえる。」
「事故の心配も無くなり気楽になった。」などと二人で話をしてくれました。

普通乗用車を所有すると購入資金に約200万円必要です。
年間の維持費は保険、税金で約15万円必要です。
この車を7年間所有するとすると車検が二回で約30万円
月間1千キロ走るとしてガソリン代が年間18万円
これをすべて合計すると460万円強になります。
その間の走行距離は8万4千キロとすると
一キロ当たり約54円となります。

片道120キロの道のりを二人で金沢まで来ると
往復で120キロ*2回(往復)*54(キロ当たり維持費)+2360円(有料道路代)=15320円となります。

二人のバス代は往復9200円とのことでした。

レンタカーなら日帰り12時間とすれば1万円強というところでしょうか・・・。

自身の疲れや事故の可能性を含めると
どれが賢明な判断かお分かりかと思います。

決して所有することが最善ではないですね。



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仏の顔に甘えるな

2007-07-01 | 他人のフリ見て我が身を正す
行き詰っている企業があります。
原因は販売不振です。

得意商品の明確化
商品の絞込み
販路開拓
営業教育
原価削減
中期計画の策定
など色々な指導をしてきました。
しかし、その都度社長の思いを押し通せる相手とだけ話し始める・・・。

明らかに方向性が違っていても
反対するのは弊社だけ
社内の人間は誰一人として異論を唱えません。
異論が無いからとまた暴走(?)し始める・・・。
明らかに悪循環です。

人は厳しいことをいう人より優しい事を言う人が好きです。
しかし、優しい言葉は時には無責任であったりします。
無責任を承知で優しい言葉ばかり聞いているのなら
まだ対処方法はあるのかもしれません。
しかし、現実から逃げているだけであれば
経営者として、あまりにも無責任です。

「仏の顔も三度まで」といいます。
仏の顔に甘えてばかりいると
突然相手の限界点で突き放されてしまう事を知らなければいけません。
仏の顔に甘えるのも程々にしたいですね。


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