昨晩、ネットで坂本龍一氏の訃報に接した。
思わず、えっと声を上げてしまった。
もっとも末期がんであることは知っていたので、寝耳に水というわけではないが、3月に神宮外苑の伐採についてコメントを出していたことから、こんな早いとは思わなかった。
とにかく憧れの音楽家で、パソコンで音楽をやったことのある身としては、 YMOの音楽を真似したかったし(一番好きなのは「テクノポリス」※!)、キーボードを習っていた頃は「戦場のメリークリスマス」を弾きたかった。
※:あの頃のTokio(東京)はぶっ飛んだ最先端都市だった。
自分にとってそれなりに存在感があった人がこの世を去るのは寂しいものだ。
それにしても、氏はがん体質だったようだ。
母の知人にもがん体質の人がいて、消化器系のがんを複数患った後、今は悪性リンパ腫の治療をしている。
それぞれ早い処置をしたこともあって、それなりに頑張っている。
かように、がんは進行すると怖いが、個別のがんは早期発見して処置すればなんとかなる。
ということは定期的な検診が大切。
私は、職場での毎年の健康診断で、血液検査(白血球数→リンパ腫(白血病)、血糖値→膵臓がん、肝臓機能→肝臓がんチェック)と胸部レントゲン撮影(肺がんチェック)をしている。
あと個人的に胃検診(胃がん・食道がんチェック)と大腸健診(大腸がん・直腸がんチェック)をそれぞれ数年おきにやっている(大腸検診ではポリープの切除も実行)。
咽頭がんと前立腺がんのチェックはやっていないが、特に後者はやった方がいいらしい。
いずれのがんも、まずは初期症状(自覚症状)を確認しておくとよい。
あと、相関性は高くないものの、ストレスを内に溜めやすい性格とがんの関係も言われている(タイプC性格)。
生活習慣だと、がん因子とされる喫煙とは無縁で、赤肉もあまり食べないが、酒は欠かせない。
ただし、酒はストレスを内に溜めない効果があると思うし、焼酎など度数の強い酒は必ず数倍に薄めて、食道や胃の粘膜を刺激しないようにしている。
毎月の温泉旅もストレス解消にいい。
人は必ず死ぬが、生きている間は健康的に楽しく過ごしたい。
音楽の存在自体が、生きていることの喜びでもある。
その意味で氏は、人々に生きる喜びを与えてくれた。