今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

手拭いと鉢巻きで褌を作る

2022年05月21日 | 生活

下着を(越中)褌(ふんどし)にして以来、それ以前には戻れなくなった。
とりわけ暑い時期に、体の両側面に布がない快適さを手放す気はない。
フンドシのすすめ

しかも取り扱いが楽で、洗濯も簡単で乾きも早い。
ゴムを使わない分、耐久性もある(布が破けるまで使える)。

ただ腰に巻く紐が細いと腹に食い込む点が不快だった。
この欠点を補っているのが、幅広タイプで、これを気に入って購入してきたのだが、数年前に唯一の販売元(美夜古企画)が取り扱い中止になってしまった。

もともと褌を手洗いで洗濯していると、生地も大きさも”手拭い”を洗って干している感覚だったことから、手拭いで褌を作れないものかと思っていた。

紐部分は、幅広を前提とするなら鉢巻きでよい。
材料はこの2つだけ。

次に製作だが、手拭いの短辺に鉢巻きを縫い付ければいいとはわかるが、わが家にはミシンがない。
ここで頓挫していたら、布用接着剤というのがあり、洗濯にもOKであることを知った。

そこで、まずはオーソドックスな白手拭いを買い、
次に鉢巻き、ただし通常の褌の紐の長さ130cmに達するものとして、ネットで150cmの白鉢巻き見つけ、
布用接着剤は、手芸用品店(ゆざわや)で買った。

製作作業は至って簡単(YouTuberだったら以降は動画にするところ)。
縦に広げた手拭いの上短辺に鉢巻きの中央を置き、T字型に合わせる。
手拭いと重なる鉢巻きの裏側一面に接着剤を塗り、手拭いに貼付ける(もちろん手拭いと鉢巻きの上端を合わせる)。
接着を効かせるために、熱したアイロンで接着部分を(当て布をして)圧する(接着剤の使用法に準じる)。
あとは、一晩放置しておけば、縫い付けたようにしっかりくっつく。

褌としての使用中はもちろん、洗濯(ただし手洗い)しても接着部分はなんともない。
綿・さらしの手拭いの肌触りは褌として違和感なし。
4cm幅の鉢巻きも幅広紐としてちょうどいいし、鉢巻きなので当然結ぶのも問題ない。

使用して唯一感じた問題点は、手拭いなので切り端の処理がないため、末端(接着していない側の短辺)がほつれてくること。
もちろん褌としての長さ(90cm)は充分あるので、ほつれが使用上問題になるにはかなりの年月がかかるが、
気になるなら末端処理するか、最初から末端が「ほつれ防止加工」されている手拭いにすればよい。

とにかく手拭いは色柄のバリエーションがすこぶる豊富でイラスト・絵画調もあり(高尚あるいは豪快すぎる絵は着ける部位とのバランス上、気が引けるが)、既製品よりもオリジナリティある褌が作れる(ただし紐部分の鉢巻きは単色)。
白生地だと使っているうちに漂白する必要となるが、濃いめの色だったらその必要がなく(むしろ漂白は色落ちするからご法度)、メンテがもっと楽になる。
今後の私は、手作り褌で決まった。


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