今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

山の日・お盆休みは完全休養

2024年08月12日 | 歳時

「山の日」を挟む三連休にお盆休みが続く。

観光地は掻き入れどきのはずだが、北日本は台風上陸、そして東海以西は「南海トラフ臨時情報」いわば”巨大地震注意報”発令中で、客足が鈍っているらしい。
※:15日17時まで有効。
前者はいたしかたないが、後者は発生確率が1%から1.5%に”上昇”した程度なのだが、
日頃から防災を謳っている者として、立場上これを冷笑するわけにはいかない。


ただJR東日本管内の東海道線大磯—熱海間が徐行運転とは、相模トラフの危険性は上がっていないのでやり過ぎだと思う。
徐行ないし運行停止は駿河湾(沼津)以西の南海トラフの地震が発生してからで済むことで、震源域外で何もないのに徐行運転する必要はない。
これも”やってますよ”的対応なのだろう。

大磯—熱海間では、南関東大地震(関東大震災)の時、根府川駅の鉄橋に土砂が来てちょうど通過中の列車が海中に転落して多くの死者を出したというトラウマがある。
でもこれはほぼ直下の相模トラフの地震であって、駿河湾以西の南海トラフの地震だと揺れはもっと小さいし、津波も時間差がある。

ただ18きっぷで根府川の前後、すなわち早川から真鶴までの車窓から見る、海に落ちる山腹にへばりついている民家を見ると、相模トラフの地震が来たらひとたまりもないことは容易に予想できる
(平野部の少ない日本にはこういう危険な立地の家屋が多い)。
なのでまず必要なのは家の耐震強化なのだが、簡単にできる備蓄品の買い出しで”やった気になる”。
とうことで、皆が防災演技にいそしんでいるわけだが、それとて”防災訓練”として無駄とはいえない(非経済だが)。


私自身は、せっかくの「山の日」前後だが、地震以前にこの猛暑で外出する気になれず、
あえてこの時期に山や旅に行く強迫観念からも解放されているので、
のんびり家にいて(近所の買い物はする)、冷房の効いた室内で読み残した『大菩薩峠』を読み進めることにする。


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