今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

南海トラフ地震の切迫性アップ

2024年08月08日 | 防災・安全

今回の日向灘のM7.1の地震。
 南海トラフの想定震源域内(トラフそのものではない)で起きた。
この地震そのものは陸地で震度6弱で、今のところ人的被害は慌てた人が怪我をするレベル(震度5以上で毎度発生)で済んだ(正確な被害状況は翌日にならないと判明しない)。
問題なのは、この地震によって、南海トラフ全体の巨大地震の切迫性がさらに高まったということ。

いよいよ”トラフが活動を開始した”(余震)、と解釈できるから。

気象庁の会見はそういう趣旨で、「皆さんいよいよ本気で対策してください」ということだ。
ちなみに、対策の中身は、私が大学の防災の授業で課題とした内容で、受講生は対策済み。

改めて言う。
最大級のM9.1(三連動)の場合、想定される死者・行方不明者は32万3千人と、スマトラ沖地震の(数カ国分の)死者(20万人)を上回る空前絶後の大災害となる。
駿河湾と遠州灘沿いの静岡県、それに紀伊半島の南半分と四国の南半分は壊滅。
東海道(新幹線・東名高速)も寸断。
名古屋や大阪にも津波がやってくる。

さらに、この巨大地震によって、本州内陸部にストレス(圧)がかかり、富士山の噴火(京浜地方に降灰)、愛知の猿投-高浜断層の地震(東海地震より愛知の被害想定大)、大阪中心部の上町断層の地震(想定死者4万人)を誘発する可能性がある。
※:フィリピン海プレートが本州を押している力
我が国開闢以来の国難ともいっていい。

読者の皆さん、まずは居住自治体のサイトを開いて、「防災」のページに行って、ハザードマップでの自宅の災害危険性※、最寄りの避難所を確認し、ついで地域固有の防災対策を参照しましょう。
※:津波、浸水、土砂災害、液状化は同じ自治体内でも危険度は地域によって異なる。


国会図書館のマクロビ弁当

2024年08月08日 | 東京周辺

かのカール・マルクスが大英図書館に通って『資本論』を書き上げたように、日本の国立国会図書館も最大級の所蔵資料を誇り、また持参ノーパソの執筆空間も広く確保されていることから、私も夏休みはここに通って論文執筆にとりかかる。

6日の記事に記したように、ここは昼食を数ヶ所で摂れるので、毎日通っても飽きることがない。
私の目下のお気に入りは、旧館2階の「ノース・カフェ」で、その名の通り北海道の野菜などを使ったパスタやカレーが売りで、またサラダ付きのホットドッグ(500円)も軽い昼食に使える。

ただしこれら食堂は11時開業なので、それより早く食べたい時は旧館6階の売店で弁当を買う。
実はここの弁当は種類が多く、また健康にこだわりを示してくれている。
たとえば今日食べたのは「マクロビ日替わり弁当」という、マクロビオティック食事法(動物性蛋白質を使わない)によるもので、主義ではなく嗜好としてベジタリアン(肉類が苦手)な私にはとてもうれしい。
なにしろ、近ごろの弁当って、メインの惣菜が何であれ、まるで義務のように鳥の唐揚げが付いている。
肉類の中で一番苦手な鳥の唐揚げが入った弁当は当然選択肢から外さざるをえない。
その点、マクロビ弁当だと、一見鳥のソボロに見える”肉片”も大好きな大豆なので、中身を精査する必要なく、無作為に選べる。
カロリーも500Kcal未満。
値段が異なる数種類あり、それぞれ日替わりなのでこれを選び続けてもいい。