今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

前期業務終了

2024年08月03日 | お仕事

7月31日で前期試験が終わり、翌8月1日から大学は夏季休業。
ただ本日8月3日にオープンキャンパス行事があり、学科の案内として駆り出される。
それも無事終わり(千客万来)、後片付けを済ませば、あとは大学にいる用事はない。

すなわち、私自身の前期業務が終わり、自分にとっても実質的な夏季休業となる(前期試験の成績はネット経由で提出)。

なので、名古屋宅に戻って祝杯をあげ、前期最後の晩餐として冷蔵庫の残り物を空にした。

ちなみに大学教員にとっての夏休みとは、給与生活者としての勤務(大学業務)から解放される期間であって、真の”休み”ではない。
むしろ、給与と引換の業務から解放されることで、真の”仕事”である研究に専念できる期間。
現役研究者としての生産活動として論文執筆に専念できる貴重な期間。
しかも研究活動をしているからこそ、大学教員としての価値が保証される
(研究者でないマスコミ有名人の”特任教授”とはここが違う)

大学の授業とは、本来はその分野の最先端情報の提供であるべきなのだが(19世紀まではそれが可だった)、21世紀の今、その最先端を理解するには大学生レベルでは足りない状況になってしまった。
私自身、学部の授業は既存の情報の紹介に費やし、自分の研究と直結する話は、大学院の授業でしか話せない。
公認心理師に対応する心理学系の大学の学部は、指定された内容の授業をしなくてはならないし。
尤も、今の大学は専門家・研究者の養成が主目的でないから、その分野の一般論(常識レベル)を理解してもらえばいいのも確かだ。